佐々大河のレビュー一覧

  • ふしぎの国のバード 2巻

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    明治11年6月、日光で“会津道”鬼怒川を北上する物流の行路で越後街道の大内を目指すことが決定。奥州街道や三國街道なら外人先駆者もいるが日本の旅行記もほとんどない。Cダラス『置賜地方の覚書…』あるのみ/同月22日二荒山温泉で混浴を体験/馬に蹄鉄を使わず藁沓なので一刻内外で破棄取替/村境の道陸神はあからさまに男女性器を表現/北上するにつれて不潔と貧困が増す。寄生虫が多く皮膚や目に疾患者が多い。粗末な着物は自家製で着替えは持たず、消耗を防ぎ裸でいることが多い自然災害も多く、魔除けの護符を持っていない者はいない…

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    2020年02月08日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    また見てきたやうな明治期のアレを、
     ここのタブーってあれだ、柳田國男大先生が収録してたやつの!!
     うんうん。

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    2020年02月06日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    秋田県は知ってたけど
     ええっ?山形も開けてたの? 東洋文庫の新しいやつ・・・ええっ?いやまぁ、はー。
     毛t ごふっ 欧州系の、食へん植物の育種に関する蔑視と、プラントハンターの苦悩、に、さういふ秋津島の文化へイングリッシュ観光客のをばさんが興味を示すといふのは面白い。
     てふか、背骨に関しては原作に忠実であったバードさんは、根性で行ってると。

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    2020年04月09日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    ネタバレ

    読売新聞書評で知った/イザベラ紀行文を写真や浮世絵など参照して大変わかりやすく漫画化し、ストーリー性も付与した/公使パークスは「滅びてしまう日本を今のうちに記録してもらいたい」と特例の〈無制限〉旅券を明治政府に発行させ、蝦夷が島に向かうのに行った経験があり英語も達者という絶好のガイド伊藤ITOも得た/植民地化され文化も固有の宗教も変質してキリスト教の属領とならない土人国はなかったのだから、パークスが特に傲慢だったのではない。カネには汚かったが/「それまでの訪問国と全然違う」読者は独立を保てた理由を探るべし

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    2020年01月22日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    1878年(明治11)、横浜に上陸したイザベラ・バードが、通訳の伊藤鶴吉とともに蝦夷を目指す探検記。
    日本の風俗が随所に描かれて興味深いです。1巻は、粕壁が印象的だったなぁ。たぶん全巻読破することになると思います。。。

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    2019年06月25日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    これはすごい。よくぞこの世界を描いてくれました。イザベラ・バードなんて、こうしてもらわなければ読めなかった。

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    2019年05月13日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    なぜ、バードさんが背中の痛みに耐えながら危険な旅をするのか、過去編があります。
    イトは、彼女を止めるために巻末とある提案します。
    2人の旅はとーなるんだ?! っていいとこで終わってるんですよね。
    でも、観光ではない「旅」に出たくなる話ですね。
    自分のために、バードさんは旅をしているのです。

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    2018年10月22日
  • ふしぎの国のバード 5巻

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    ネタバレ

    持病の悪化にも関わらず、旅を続けるバード。
    今回は、彼女の過去について大部分を割いている。
    面白いんだが、肝心な旅についてちっとも進まないのは、ちょっとイラッ。
    一巻に一人子供が出てくるのもお約束。

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    2018年10月18日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    ネタバレ

    新潟から山形へ。伊藤とマリーズの過去やバードの体のこと、いろいろと分かってくる。越後街道の歩荷、おゆうが印象的。

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    2018年01月15日
  • ふしぎの国のバード 4巻

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    今回の巻は旅行の行程がそれほど進んでいない代わりに登場人物の雲行きが怪しくなっていく話でした。

    マリーズの態度は人に対するそれではないけれど当時としては当たり前だったんだんだろうなとも思います。
    イギリス内でさえキッチリ階級があるくらいだし「イエローモンキー」なんて人間ではないと思う人もいたんじゃんないかな。
    鹿鳴館でのパーティーを新聞で取り上げている時でさえそんな感じだったし。

    でもイトどうするんだろー。
    家族っていう外堀まで埋められちゃって。

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    2018年01月14日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    ずっと気になっていた「日本奥地紀行」で知られるイザベラ・バードのコミック化作品。

    ....これは面白いっ!既巻3冊イッキ読みでした!

    「日本奥地紀行」を読んでいるわけではないのでどこまでその内容に忠実なのかはわかりませんが、虫や当時の豊かでない村の様子がはきっりと描かれていてちょっと引きますw(わたしは虫が苦手w)
    が、その辺りを真っすぐに描いている作家さんの情熱に打たれる、そんな作品になっていると思います。

    にしても....流石ハルタですよね....他の雑誌なら編集がこうは書かせてくれないような気がします。

    連載が続く限り読ませていただきます。佐々木河先生!がんばれ!

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    2017年10月08日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    「100年先の人々がこの国の滅び去った文明の記録を読んだ時
    彼らはイザベラバードという旅行家に感謝し
    イギリスという国を偉大だと感じてくれるのではないか」
    ここまでの理念があったかはわからないが、そう考えている人がいたなら、いいな。

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    2017年06月25日
  • ふしぎの国のバード 3巻

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    ネタバレ

    日本での旅行もだいぶん慣れてきて、英国からの手紙が受け取れる新潟へ。マリーズが登場、今後の展開に波乱か?

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    2017年01月21日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    ネタバレ

    一気に読み終えた。明治初期の日本が秘境だった時代。有名な日光の描写。これから、さらに未踏の道へ。早く3巻が出て欲しい。

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    2016年10月30日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    ネタバレ

    バードにとって日本は異国で、日本人は異人だ。でも、そこで出会う人や物事に対するバードの感動がストレートに伝わってくる。次巻も読みたい。

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    2016年09月11日
  • ふしぎの国のバード 2巻

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    140年前の日本はまさに現代からみても不思議の国・・・。
    しかしバードさん、ほんと無茶だわ、すごいわ・・・。

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    2016年05月28日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    明治時代の日本に、蝦夷ヶ島を目指して訪れた女性冒険家バードさん。
    通訳ガイドのイト(伊藤)と共に失われつつある江戸の文化を記すために日本を旅する物語。

    好奇心旺盛なヒロインと、冷静で有能なイトと、その地の人々との交流と、当時の日本の風俗がおもしろい。
    何度読み返しても楽しめる作品。

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    2016年04月13日
  • ふしぎの国のバード 1巻

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    このマンガで描かれる、未開で、文明から取り残され、粗野な日本は誇張ではない。昨今伝統的な日本のあれこれが礼賛され、再評価されてなんだか日本人であることが誇らしくなったりするけれど、当時日本は現代人から見るととてつもなく不潔で野蛮な暮らしをしていたのだと再評価。私たちはいまやバードさんと同じ目線で旅をしているのだ。でも、バードさんは人々の優しさや、強さを見つけてくれる。あの時代の暮らしには意味があったのだと教えてくれる。バードさんありがとう。あなたの手記も読みます。そして、イトは早くデレるといいと思います。

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    2016年02月11日
  • ふしぎの国のバード 13巻

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    まだまだ続く、北海道アイヌ編。
    旅の終わりまで間があって、ちょっと嬉しい。

    ピピチャリの祖母で
    村人の信頼も篤いイヌリカが病に付す。
    バードさんの持っている医薬品では役に立たず
    伊藤とピピチャリは函館から薬をもらうべく
    ふたりで町まで早駆けすることに。

    後半から次巻にかけては
    アイヌの祭事についても丁寧に描かれて
    毎回本当に興味深いこと!

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    2025年10月28日
  • ふしぎの国のバード 10巻

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    人間は2種類に分けられる_雇い主か屑かだ 人々の悴む心に光を灯す_理想的な常盤木(エヴァーグリーン)です 幌泉郡えりも町は昆布の産地です 泥炭_火山灰_重粘土_蝦夷は農耕に不向きな土壌が多く不毛の地とされてきたそうです 穢れの感覚というべきか_仏教思想の影響…?

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    2025年04月06日