佐々大河のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回の巻からいよいよ本格的になりました。
バードさんは道として整っている奥州街道や三国街道ではなく会津街道というまさに未知な悪路を歩くことになります。
極東まで来るほどの好奇心旺盛なんですからそれくらいでないと!
でもまさに道無き道で悪路。
宿のない村にも泊まらなくちゃいけないし虫もいっぱいいるし前途多難。
その中でも近代化していく日本においていかれたような汚れていることが当然のような人達もいて私もショックでした。
また伊藤とも絆が深まり安心しました。
平気と言ったら変だけれど普通に真っ裸で男女混浴していたらそりゃ外国人にとってはカルチャーショックだろうなぁ〜(笑)
この時代を生きていない私にとってバードさんの側になって読めて面白かったです。
次も気になる。 -
Posted by ブクログ
思っていた以上に早く、(2)が世に出てくれて嬉しい。きっと、私より熱いエールをハルタ編集部に送ったファンがいたんだろう。やっぱ、ホントに面白い作品は、ちゃんと認められるように出来てるんだな
佐々先生が連載の中で、着実に地力を伸ばしてきているからか、確実に(1)より質が上がっている
先生の漫画家としての成長が分かるな、と個人的に感じた点は、バードと伊藤の衝突だ。通訳かつガイドとして同行している伊藤が、雇い主の身を案じて、なるべく安全かつ堅実な行路を選択すべき、と進言するのは当たり前。だが、バードも我が強い。彼が自分の身を案じてくれるのを承知した上で、より多く、日本の文化に触れられる道を進んで、目的地である蝦夷に行きたいって意見を押し通そうとする、と言うか、押し通してしまう
別段、小池百合子都知事や、ヒラリー・クリントンさんの活躍に絡める気はないのだけど、やっぱ、いつの時代でも、夢に活きる女性ってのはパワフルだ
そんなバードさんに振り回されつつ、さりげなく的確なフォローを入れている伊藤だが、案外、彼にも子供っぽいトコがあるんだな、と思ったシーンも多い、この(2)は
まだまだ、完全な信頼関係が築かれていないからこそ、相性がイイな、と感じさせる二人だ。まだまだ、凸と凹がぴったり合わない二人だが、過酷な旅路の中で、それぞれ、自分に足りない箇所を思い知り、相手の良さを知っていく事で、更に絆が強まっていく事に期待している
そんな二人の個性の強さが生む軋轢と歩み寄りも、この『ふしぎの国のバード』の魅力を構築する一つだが、当時の民衆の暮らしぶりが、ボカされずに描かれている点にも、読み手は胸を掴まれるだろう
この日本にも、こんな時代があったのか、と吃驚を通り越して、絶句させられる。取材や資料調査に手を抜いていたら、ここまでのリアリティを絵、いや、線に籠められないだろう
比較対象がないから、自分の置かれている環境が、外から来た人間が見ると劣悪なモノと判らないってのもあるにしろ、当時の人らが多くを望まず、自分の生きる場所で懸命に毎日を蔑ろにしていないトコには、実に揺さぶられた
どの回も日本人としてお勧めだが、最も、『ふしぎの国のバード』らしい回だな、と感じたのは、第9話「会津道②」だった。良さを長々と語りたいのをグッと堪え、要点だけ纏めると、人種や年齢が異なろうが、信念ある善意からの行動は相手に確と伝わり、偽りなき友情が成立する、ってコトだ
この台詞を引用に選んだのは、バードさんの強さがハッキリと出ているからだ。先に、女性は強い、と書いたが、彼女の場合、異国人としての強いし、何より、人間としての器が深く、大きいのだろう。好奇心ってのは、時に自らを害すが、なまじ抑制するよりかは、思い切って、それに背中を押されるままに突っ走った方が吉と出る事もある? また、この時、バードさんは湯上りで、いつもより艶っぽかったのだが、伊藤が照れてしまったのは、多分、それだけじゃないだろう。でも、何と言うのか、この二人は恋人にはならず、相棒でいて欲しいな、ずっと -
購入済み
ユニーク!
イザベラ バードの旅が学習マンガ以外にマンガ化されるとは、思わなかった。外国から見た日本というテーマが大衆性をもつと見られたのかもしれない。明治を描くマンガは、他にも散見されるようになっているので、さらにバリエーションが増えることを望みます。
個人的には、山川菊枝の一連の家族ものが希望です。
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購入済み
決定
超有能な通訳者イト!語学だけではなく博学!アワビの英語の学名まで言えるなんて!
しかも去年蝦夷行ったことありとかバードさんじゃなくても興奮するだろw -
購入済み
大変
日本で蝦夷までの冒険を目指すイザベラ・バード。
まず通訳探しが大変。
そうだよなー明治11年で通訳できる人種なんか限られてるうえ、蝦夷みたいな未開の地までついてきてくれる人って… -
Posted by ブクログ
いろいろナルホドーな10冊目でした。
バードさんの旅は、コレからが本番なの?とか、
イトは、伊藤鶴吉としての通訳の仕事を自覚をもってやっていくんだなあ、とか。
マリーズ氏は、イトのことを、今でいうパワハラっていう扱いしてると思っていたのだけれど。
自分が人を遣う立場になって、力をふるってみたいというか、力のふるい方をまちがえていたのかもしれないね。
イギリスでは、躾という名のもと、子どもにも使用人にも鞭を振るったり、叩くということが当たり前だったというので。
バードさんとの話し合いをとおして、これから先のイトとの接し方が変わってくれることを願います。
なんだ、ジョンも、なかなかいい奴じゃないか。
イトを、マリーズと一緒になっていじめてるだけのヤツじゃなかったんだな。
一生懸命、仕事してるし。
番外のマリーズの話もおもしろくて、いっそマリーズ主人公っていうのもありじゃない?なんてね。 -
Posted by ブクログ
目的のためには手段を選ばないマリーズ。
彼は、プラントハンター。
彼には彼の、過去があるようだけれど。
その強引さ、他を顧みないやり方には、手をやきそうですね。
ただ、プラントハンターというものには、興味があります。
機会があれば、そんな本も読んでみたいものです。
この巻では、この旅でのイトの存在がさらに大きくなっている様子が語られています。
とくに、今までの旅で出会った人たちとの、手紙による交流が、いいなあと思います。
それにしても、その頃の日本人は、とても筆マメだったようですね。
墨をすって、筆で書くなんて、手間がかかって、そう手軽にできるものではないように思われますが。
そういえばイトも、戸外であっても、私たちがメモをとるのと同じように筆で書きつけていました。
それなりの道具もあったのでしょう。
丈夫な和紙の存在も、大きかったようです。
筆、和紙、墨で文字を書くという作業を、日本人はずうっと普通にやってきたのに、最近では、ペンを持つことさえマレになってしまったなんて、、、 -
Posted by ブクログ
この巻では、少しコミカルな内容も。
実は甘いものに目がないイトと、洋食の肉やパンや紅茶を恋しがるバードさん。
ようやく二人の息も合ってきたのかな?
それにしても、イトはなんでもできてしまうのですね。
通訳としても優秀だし、現地の人たちとの調整役になり、さらには荷物を運んだり、物資の調達、前の巻ではバードさんの洗濯物もしていました。
外国人にとにかく心地よく滞在してもらう為に、ほぼ何でもするのが、通訳兼ガイドの仕事だったのでしょうか。
さらに料理もできて、しかも美味い、という、万能選手型のイトですね。
後半、そのイトの秘密に迫る話も、、
それから、なんともカッコいい日本の男が出てまいります。
自分の職業を誇りをもってまっとうする態度もその雰囲気も、イイ!
この巻で、新潟に着くバードさん。
新潟はかなり開けた街だったらしく、外国人も住んでいます。
ただ、この頃の日本人は、海外からの宣教師に、過剰な反応をしているんですね。
迷信深く、「目玉をくり抜いて軟膏の材料にする」とかいうことを鵜呑みにして逃げる、避ける。
そういうこともあるんだ、と思いました。