佐々大河のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思っていた以上に早く、(2)が世に出てくれて嬉しい。きっと、私より熱いエールをハルタ編集部に送ったファンがいたんだろう。やっぱ、ホントに面白い作品は、ちゃんと認められるように出来てるんだな
佐々先生が連載の中で、着実に地力を伸ばしてきているからか、確実に(1)より質が上がっている
先生の漫画家としての成長が分かるな、と個人的に感じた点は、バードと伊藤の衝突だ。通訳かつガイドとして同行している伊藤が、雇い主の身を案じて、なるべく安全かつ堅実な行路を選択すべき、と進言するのは当たり前。だが、バードも我が強い。彼が自分の身を案じてくれるのを承知した上で、より多く、日本の文化に触れられる道を進んで、目 -
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ユニーク!
イザベラ バードの旅が学習マンガ以外にマンガ化されるとは、思わなかった。外国から見た日本というテーマが大衆性をもつと見られたのかもしれない。明治を描くマンガは、他にも散見されるようになっているので、さらにバリエーションが増えることを望みます。
個人的には、山川菊枝の一連の家族ものが希望です。
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決定
超有能な通訳者イト!語学だけではなく博学!アワビの英語の学名まで言えるなんて!
しかも去年蝦夷行ったことありとかバードさんじゃなくても興奮するだろw -
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大変
日本で蝦夷までの冒険を目指すイザベラ・バード。
まず通訳探しが大変。
そうだよなー明治11年で通訳できる人種なんか限られてるうえ、蝦夷みたいな未開の地までついてきてくれる人って… -
Posted by ブクログ
いろいろナルホドーな10冊目でした。
バードさんの旅は、コレからが本番なの?とか、
イトは、伊藤鶴吉としての通訳の仕事を自覚をもってやっていくんだなあ、とか。
マリーズ氏は、イトのことを、今でいうパワハラっていう扱いしてると思っていたのだけれど。
自分が人を遣う立場になって、力をふるってみたいというか、力のふるい方をまちがえていたのかもしれないね。
イギリスでは、躾という名のもと、子どもにも使用人にも鞭を振るったり、叩くということが当たり前だったというので。
バードさんとの話し合いをとおして、これから先のイトとの接し方が変わってくれることを願います。
なんだ、ジョンも、なかなかいい奴じゃ -
Posted by ブクログ
目的のためには手段を選ばないマリーズ。
彼は、プラントハンター。
彼には彼の、過去があるようだけれど。
その強引さ、他を顧みないやり方には、手をやきそうですね。
ただ、プラントハンターというものには、興味があります。
機会があれば、そんな本も読んでみたいものです。
この巻では、この旅でのイトの存在がさらに大きくなっている様子が語られています。
とくに、今までの旅で出会った人たちとの、手紙による交流が、いいなあと思います。
それにしても、その頃の日本人は、とても筆マメだったようですね。
墨をすって、筆で書くなんて、手間がかかって、そう手軽にできるものではないように思われますが。
そうい -
Posted by ブクログ
この巻では、少しコミカルな内容も。
実は甘いものに目がないイトと、洋食の肉やパンや紅茶を恋しがるバードさん。
ようやく二人の息も合ってきたのかな?
それにしても、イトはなんでもできてしまうのですね。
通訳としても優秀だし、現地の人たちとの調整役になり、さらには荷物を運んだり、物資の調達、前の巻ではバードさんの洗濯物もしていました。
外国人にとにかく心地よく滞在してもらう為に、ほぼ何でもするのが、通訳兼ガイドの仕事だったのでしょうか。
さらに料理もできて、しかも美味い、という、万能選手型のイトですね。
後半、そのイトの秘密に迫る話も、、
それから、なんともカッコいい日本の男が出てまいりま -
Posted by ブクログ
コレは、コミックとしてくくってしまって良いの?というくらい、情報をきっちり伝えてくれる本ですね。
イザベラ・バードの『日本奥地紀行』という本が元になっているようですが、とても面白い。
バードさんが、明治11年、日本の主に東北地方から蝦夷にかけて旅をした記録、それが『ふしぎの国のバード』です。
この時代、明治には入ったものの、まだ外国人は特定の街にしか滞在を許されていなかったんですね。(いつになったら、自由な滞在を許されるようになったんでしたかネ?)
バードさんはもちろん、外国人から見た日本という国を描いているわけですが、私たち読者にとっても、江戸から明治期の頃の日本という場所を、改めて知