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イギリス女性探検家イザベラの大紀行! ~明治日本見聞録~
「明治に」「イギリス人女性が」「蝦夷を目指す」……創作かと思ったらなんと実話を元にした作品!旅は発見や出会いが醍醐味とは言え100年以上前の日本を外国人女性が探検となればカルチャーショックも山盛りです。
様々な作品で舞台になることの多い明治時代ですが、本作の面白いのは都会から離れた奥地の日本が描かれている所。今の日本人でも初めて知る当時の社会風俗が描かれていて、読みながらその時代に思いを馳せてしまいます。
単に「感動した」「綺麗」と賛辞を並べるだけでなく、当時の不衛生な所や文化の違いなども変に美化せず描写されているのが良いですね。旅路は好奇心旺盛な女性探検家イザベラと不愛想な通訳の伊藤が歩みますが、衝突したり分かり合ったり支え合ったりで実に良いコンビです(イザベラの反応もいちいち面白い)
イザベラ著の原作「日本紀行」も是非オススメ、本作と読み比べると楽しさが更に倍増です!
アイヌへの尊敬
テュルク語族、アルタイ民族、アイヌ民族、北米の先住民族…とても似通ってて、自然と共存してきた伝統に対して尊敬の念がわく。
開拓使は、アイヌから敬虔に学んでいたら食べ物に困らなかったのでは?森から得るのに、その森を伐採し、動物を追払い、農業を始め、苦しんだ。
結果としてひとつの今があるのだから、もし、を考えたところで仕方ないけど、アイヌ人達の豊かな食生活は学ぶべきだったろうと思われる。
そして今、外国人に段々と侵略されつつあり、日本の良さと安全が脅かされている。これも歴史のひとつなのだと妙に納得してしまった。
ピピチャリのような新しい文明に感動する心を持ちつつ、現存の暮らしや文化を大切に思う存在に癒される。
昔のことが書かれているようでありながらも、街中に中国語、韓国語が増え、6000人のベトナム人の技能実習生のうち4000人が毎年不法移民として消え、日本人を相手に詐欺や強盗を行い、外国人の犯罪は不起訴になる日本。
秩序があり、自然と共存してきたアイヌから名前や言葉、尊厳を奪い、貨幣とともに「駆逐」した祖先たちが行ったことと、今行われていること、同じではないか。
立場が変わっただけのこと。
ピピチャリはどう生きるのだろう?
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