村上博基のレビュー一覧

  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    映画を見てその補間にと思ったのですが、中盤まできつかったです。
    登場人物に混乱したりしたため、生まれて初めて人物相関図を書きながら読み進めたものの、大した効力はなかったのか結局だらだらとほぼ一ヶ月かけて読んでいました。
    犯人がわかるのは中盤でした。
    最後100ページほどの謎解きは中盤までのペースが嘘のように1、2日で読み終えました。
    面白かった!

    悪文と友人が言っていましたが、個人的には原作の英文が目に浮かぶ訳文でした。
    再度DVDを見て、できればどんな文章で書かれているのか原作をちらっと見てみたいです。

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    2012年10月16日
  • 瞬きよりも速く 〔新装版〕

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    太陽の黄金の林檎に比べてストーリーで魅せる。
    詩情満載な表現は控えめだが、その分ストーリーがいい。
    こっちの方が一般受けしそうな感じ。暖かみがあって、あと味のいい話が多い。


    冒頭のUボート・ドクターでいきなりがつんとやられる。なんだこれ。

    何事もなし、あるいは、何が犬を殺したか、からはSF観、科学観をうかがえる。こういうタイトルって日本語の方が語感がよさそうだな。

    機械のなかの幽霊、こういうのは星新一が得意。

    あとがきで各話の背景が解説される。
    最後の方は熱い!あとがきなのに!

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    2012年09月25日
  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    映画「裏切りのサーカス」の原作。著者がもと英国情報部なリアルスパイ小説。
    表面上はかなり淡々としていて盛り上がりに欠けるような…と思いつつ読み進め、これは淡々としてるんじゃなくてキンキンの緊張状態が常態化してるんじゃ!と思い至った。中盤のギラムのミッションや終盤あたりはちゃんと?盛り上がってて止まらなくなる風。

    膨大な日常情報に紛れた細かな矛盾や綻びを見つけては組み立て、ストーリーを想像で補う作業は読んでいて肩がこりそう。

    全体的に映画の方がかなりスッキリまとまっていて分かりやすいけれど、(といって映画が理解できたわけではありませんが…)原作は原作で、情報の海を自力で掻き分けてる感があって

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    2012年09月05日
  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    英国を舞台にしたスパイ小説。この手の作品の常だが、冒頭から前半は登場人物や状況説明にページが費やされ、盛り上がるまでが長い。この作品も同じ。中盤から結末までは一気に読める。主人公が地道な資料調査や推理から裏切り者を探し出す過程にはしびれる。

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    2012年09月04日
  • スマイリーと仲間たち

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    老練スパイ、スマイリー最後の事件?なのかしら。
    この作品はもっと早く出会いたかった。決して派手ではないけど、じっくり効いてくる。
    スマイリーくらいの歳になったらまた読み返したい。きっと印象が違うと思う。その前にギラムの歳で読み返すのもいいかも知れない。

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    2012年08月11日
  • 宝島

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    『ジキル博士とハイド氏』の作者。
    ディズニーの『トレジャープラネット』が面白かったので原作を読んでみた。

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    2012年01月10日
  • スマイリーと仲間たち

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    ネタバレ

     20数年ぶりの再読! ある意味“苦行”と言われたスマイリー三部作のフィナーレにして、スマイリーシリーズの最高傑作!
     とにかく、メリハリ、サプライズ、そしてカタルシスがないのに、物語を読み進める内にじわじわと滋味が溢れてくる。それは淡々ではなく粛々という印象。
     読書の魅力は、年を経て再読するとそれまでの印象がガラッと変わるところ。だが、この作品は意外なほど変わらない印象。それは、私が未熟なだけか……。
     
     カタルシスはないと書いたが、ラストの雪のベルリンのシーンは、過去に読んだ全てのスパイ小説の中で最も美しく胸を打つ場面だった。暫く目を閉じずにはいられなかった。

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    2011年01月10日
  • 宝島

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    これも、題名も中身も良く知っているはずの一冊です。子供のころ読んだものは、スティーヴンスンの書いたものをかなり短くしています。小学生の時に買ってもらった、世界名作全集の一冊目は宝島だったのを思い出しました。
     まず、こんなに長い物語だったのかとびっくり。主人公ジムの成長していく姿が、きちんと描かれています。冒険ものなので、当然アドベンチャーはたくさんちりばめられています。こういうお話だったんだと、改めて感じさせられた一冊でした。

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    2010年11月25日
  • 宝島

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    夜行バスのなかで隣の人を起こさないようにこそこそ読みました。

    話は少年を主人公とした冒険物語。

    『あじながおじさん』の主人公も取り上げてましたね。 

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    2009年12月15日
  • ナイト・マネジャー 上

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    前作のロシア・ハウスでは組織は大きくなるほどダンスが踊れなくなる様を描いていたが
    この作品ではズバリ政府組織の腐敗を描いている。
    なるほど。武器密輸も麻薬組織も戦争も貧困もなくならないわけだ。

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    2009年10月04日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    全18篇収録。
    ブラッドベリは、ふんふんとストーリーだけを追っていっても楽しめない作家という印象で、本書もそんな感じの作品が多かったです。正直、ついていくのに苦労した作品も幾つかあったのですが、なんだかスッと心に入り込んでくる作品もあったりして、なんだか不思議な作家だなぁとしみじみ思いました。「明日の子供」「われら川辺につどう」「ニコラス・ニックルビーの友はわが友」「ロールシャッハのシャツを着た男」あたりが印象に残っています。

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    2025年12月04日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジキルとハイドってこういうお話だったのか。
    お酒を飲んで制御が効かなくなっちゃう人に似てると感じた。
    人格が変わると言うよりかは、
    塞ぎ込まれていた部分が露わになってしまう。
    自分自身も気をつけないとね!

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    2025年08月05日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    ジキル博士はハイドになることで自分の欲望を満たしていたんだけど、ハイドから戻れなくなるかもしれない恐怖もあって。人は自分だけ自分だけでは生きられないし、他者の視線があるなかで生きてる。ありたい理想的な自分でいたいだろうなぁ。HYDEになったときに悪だけの人間にみんな顔をしかめたっていうのが印象的だった。隠し事をして生きるのは後ろめたいけれど、ハイドが人殺しをしなかったら博士はハイドを殺すこともなかったのかな。ジキルが表の顔で、ハイドが裏の顔裏の顔を見せないで、みんな生きてるんだろうなぁ。私も含めて

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    2025年06月10日
  • ハイ・ライズ

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    見上げるほどの都心の高層マンションに住む成功者は、更にその階層ごとに自ら分類する。
    その隔たりは、人種差別や現代の経済格差のように。

    常に、下に住むものは頭の上の重みを感じ、上に住むものは足元に踏みつける優越感に浸る。

    羨望と侮蔑
    不安からくる集団心理
    同じ階層の住人間で起こる同調圧力
    汚物や破片のなかでのディナーパーティー
    ベランダから投げ捨てられるゴミを待つ屋上のカモメたち

    やがて暴力が蔓延して、狂気に身を委ね、いつしかそこに陶酔を見出していく。

    いやになるほど嫌な物語、なぜこれを読み進めるのか……と、思いながら全て読んでしまう。

    SFでもミステリーでも無い、現代のディストピアを

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    2025年01月27日
  • ハイ・ライズ

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    高層住宅が舞台というのが気になって読みました。
    マンション内の秩序が崩壊し、住人たちが本能の赴くままに生きていく姿に妙なリアリティーを感じさせます。
    階層化された人間関係も現代の縮図のようです。

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    2024年09月04日
  • ハイ・ライズ

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    1975年に書かれたと知って驚いた。

    隔絶された社会で秩序がどんどん崩壊していく様子が恐ろしすぎて、その進行の様を本を閉じるたびに家族に「この本ヤバい、みんな狂ってく」と吐き出さないとやってられなかったw

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    2024年03月23日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    『光文社古典新訳文庫』の時間です

    先日読んだ『メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち』が面白かったので原典たるこちらも再読
    当然、光文社です

    ジキル博士の自宅の描写が原典にかなり忠実でした

    あ、でも当然ながら奥さんもましてや娘なんて出てきません
    ましてやましてハイドの娘なんて影も形もありません
    このあたりは戯曲化されたり、さらに後に映画化された二次創作に影響されてるのかな
    なので『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』は三次創作といえるのかもね

    そうそう、あらためて読んでみてなにやらすごく深そうでしたが
    あまり考えずに読みましたよ
    考えすぎていろいろ受け取ろうとしす

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    2023年06月23日
  • 宝島

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    2022年最後を飾るのはなんと1981年の作品今から約150年前の作品
    『あしながおじさん』の中に登場してきたので懐かし!と思って再読です

    残るべきものは残るんだよね

    ただ子供の頃読んだ時ほどドキドキしなかったかも
    海賊シルヴァーが登場したあたりからスピードは上がるんだけど、全体に冒険小説としてはスピード感が足りない気がしてしまったんよね
    次から次へと主人公を襲う危機!!みたいなね
    情報飽和時代の弊害かなw

    でもなんか、基本というか基礎というかそんな感じがすごいしたなぁ、必要なものは過不足なく全て揃ってますよ、こっから始めますよ、みたいな
    板前さんで言う大根のかつらむきみたいな違うか

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    2023年01月18日
  • 宝島

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    少年向け冒険小説の古典。地図を見つけてためらいなく船を買い、冒険に出るところや、一人で上陸して冒険に出かけるところが開拓期のアメリカらしいというか、若くてエネルギッシュでいい。

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    2022年06月13日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    有名な話だけに、大元を読むといろいろ改変される前の作者が伝えたかった部分のようなものが見えてとてもよかった。ハイド氏が猿のような怪物ではなくジキル博士よりもずっと歳若く小柄、というあたり、己のネガティブな部分にできるだけ力を与えないようにして生きてきたジキル博士の誠実な性格が出ている。

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    2022年05月15日