村上博基のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレジキルとハイドとはこういうことだったのかぁ。
人間の心とは複雑なもので、決して平面的に見られるものではないってことか。
立体的だから、どこか一カ所の側面ばかりに重心を置いたら転がっちゃう。
その正反対の自分と向き合わないと、バランスがとれない。
善人と悪人は表裏一体かもね。
自分でも信じられないくらいの汚い部分があるから、それを発散させることで善人である自分を保っていられるのね。
つまり善人でいるには、自分の汚い悪人の部分もちゃんと知っておく必要がある。
…じゃあ善人代表のキリストが人間だとしたら、自分の邪悪な側面をしっかりわかってるってこと?そうじゃないとおかしいもんね。人に説法する -
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Posted by ブクログ
前半は単調でただただ辛かったけれど、後半に入ったら俄然おもしろくなってきた。先に映画を見てたせいで、ギラムの人物設定にちょっと違和感があったけど、なんかちょっとくたびれた感漂うギラムも悪くない(こっちが原作なのに)。あと、ジム・プリドーの最後の行動の理由がすっきりわかる。映画もよいけど、情報が詰まりに詰まって、人物の心中が(複雑ではあるけれど)文章でじっくり読み込めて、原作もいいなぁと思った。
ただ惜しむらくは翻訳のセンスのなさ。ペンのインクを消すために『消しゴム』を使ったり、『ベルがチリンと鳴る』なんて言ったり、あとは『ステートメントを数センテンス』なんて書いてみたり、英語の比喩表現をそのま -
Posted by ブクログ
小学生の頃に一度読んだことがある。今回は『ナボコフの文学講義』予習の意味もあって再読することにした。
「ジーキル博士とハイド氏」といえば二重人格の話だということは誰もが知っている・・・・・・のだが、これ、ある意味凄まじいネタバレではないだろうか。もし予備知識が全くない状態であれば、もっともっと面白かったと思う。ぜひ発表当時に読みたかった。
巻末の解説には「あまりにも有名すぎて、かえって読まれることの少ない名作」とあるが、全くその通り。『フランケンシュタイン』を読んだ時も全く同じ事を思ったのだけれど。B級ホラー的なイメージばかりが先行しがちだが、実際に読んでみるとギャップに驚くのではないだろ -