村上博基のレビュー一覧

  • ジーキル博士とハイド氏

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    あとがきにも書かれているが、有名すぎて読まない本。有名すぎて知ってるつもりになって、読まない本。歌詞とかにもよく出てくるし。ジキルとハイド。
    ジーキル博士とハイド、善と悪かと思ってたけど、実は全部と悪だった。似てるけど違う。全部と善だったらどうなってたかな。いずれにしても、善がないと悪もない。善があるから悪がある。表裏一体、一方だけだと矛盾でおかしくなる。そしてやはりおかしくなる。

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    2023年09月17日
  • ハイ・ライズ

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    高層ビルに住む人々が、小さな綻びをきっかけにおかしくなっていく話。想像の範疇を超えた……という感じはあまりないし、淡々と話が進んでいく面があるのでスリルみたいなものはないが、普段から平然と平和に生きている自分の環境が当然じゃないかもしれない……という身近な所に恐怖を感じるという面で良い作品だった。

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    2022年11月25日
  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    語るべきことを語れば、予想を裏切る必要も、皆まで言う必要もない ただその語るべきことを語るのに5万年かかりそれを受け取るのに5万キロカロリーを消費します

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    2022年08月17日
  • 宝島

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    子供から大人まで楽しめる冒険小説。
    有名だから、一度は読むべきかなと思う。
    描写が上手く、スラスラ読めた。

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    2022年05月18日
  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    この本は日本の本で例えるならば、三島由紀夫のスパイ傑作本と言う感じです。言うならばこの本はその英国版と言う感じです。著者のジョン・ル・カレの本は非常に巧みな文学的な表現で情景描写、心理描写がこれでもかと言うほどの精巧で緻密に細やかに語られています。諜報作戦、諜報部隊、ナショナリズムや国に対する忠誠心など出演している人物のストーリーが芸術的に語られ、その内容が細やかな文体や描写として描かれており、文章力と言う意味でも、その芸術的な巧みな文章をたっぷりと精密に味わうことができる本であり、その語りの粘り強い周到さに驚嘆する本と言えるでしよう。なおかつ諜報活動におけるナショナリズムや国に対する忠誠心や

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    2022年01月30日
  • ハイ・ライズ

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    ロンドン中心部に聳え立つ高層マンション。
    40階建て1000戸、商業施設や小学校もある
    一つの《世界》に生じた異常事態について、
    三人の住人の視点で綴った作品。
    1975年の時点で、
    21世紀現代の俗に言う「タワマンヒエラルキー」を透視・描出し、
    当時の“近未来”消費社会のヴィジョンを提示した怪作。

    25階に住む大学医学部の上級講師ロバート・ラングの
    過去2~3ヶ月の回想。
    マンション上層部、中層部、下層部の居住者が
    共用設備の使用法やマナーなどを巡って
    反目し合っていたが、停電が発生した際、
    37階の住人である女優のペットの犬が溺死させられ、
    また、最上階の宝石商が転落死したことで
    不穏な

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    2021年11月10日
  • 宝島

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    海外の古典文学にありがちな一人の人物に複数の呼び名があることによる混乱でなかなか話にのめり込めなかった。巻頭に登場人物一覧を載せてもらうと島の地図よりも有益な気がする。個性ある人物、先が気になる展開、巧みな描写など、児童文学とは思えない作品です。主人公ベンの勇気と大胆さ、隅に置けないキャプテンシルバー、取り残されたガンの存在意義などが印象に残りました。

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    2021年07月17日
  • ハイ・ライズ

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    マンションが内部崩壊していく感じは、なんかやたらと高いビルが好きな香港にはありそうなイメージで、中国人ならこうやるに違いない、この下等民族め!と思いきや白人も一皮むけば一緒だ、というか、そもそもモデルが香港だったりして。
    犬を食ったり、ていうのはまだ許せるけど、まぁ別に腹減ったらしょうがない、だけど、なんでうんこやらションベンを撒き散らすのか。しかも自分の家の周辺にすら。
    それさえなければ後は無問題。

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    2021年03月21日
  • ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕

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    遠回しな状況説明、誰のいつのセリフかわからなくなるシームレスな回想シーンは、登場人物の多さや当時の時代背景以上にわかりづらいが、大筋がまったく理解できないほどでもない。細かい理解はあきらめて読み進めるか、逆に人物の相関図などをメモしながら丁寧に読むのが吉かと。キャラクター、ストーリーともに、まさに人間ドラマとしてのスパイ物の古典の風格。

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    2021年02月28日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    失われたものへの郷愁、失われるものへの愛惜、人間存在というものの滑稽さへの優しい眼差し、それらを深い叙情で包み込んだ、ブラッドベリの幻想短編小説集。『明日の子供』『ニコラス・ニックルビーの友はわが友』などがお気に入り。

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    2020年10月05日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    二面性を示す常套句としてよく目にするが、実際どんな話か知らなかった。読んでみるとやはり二面性の話である。
    人が死ぬミステリーの種明かし的なものが、変身薬を飲んで潜んでいた悪に身も心も侵食されていくというファンタジーだったのも意外と面白かった。博士の家の表と裏の戸口、どちらを使うかも二面性を表しており、それに気づくと物語そうそうで女児を踏みつけた男というのは博士であると気づけたはずだ。後になって気付いたため悔しくも、面白かった。

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    2020年09月30日
  • ハイ・ライズ

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    バラードはこれまで2作品しか読んだことがありません。扱うテーマは魅力的で本屋でもついつい手に取ってしまうのですが、どうもその回りくどい文体に忌避感を覚えてしまっているらしく、結局レジまでもっていかないことばかり。本書はたまたま古本屋で発見し、もともと興味のある作品であったので、ええいままよ、と購入。

    回りくどい表現は相変わらずでしたが、読みにくいほどではなく、結構すいすいと読み進めることができました。さて、その内容。最初の方は隣人同士のよくあるトラブル。それが苛烈になってきて…までは理解しうるのですが、その後、いつの間にやら狂気が支配してしまいます。狂気の階段を一段一段あがって、というのでは

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    2020年08月06日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    魂の形で体はできていて、魂が分離することで身体が変化するという表現が面白かった。完全な悪はかつて存在したことがない。分離前の自分が悪に喰われていくのが哀しい。

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    2019年12月29日
  • スマイリーと仲間たち

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    ネタバレ

    スマイリー三部作完結。
    これが一番文章が読みやすかった気がする。
    スマイリーがひとりで動く場面が多く、視点が安定してたのも読みやすかった要因かもしれないけど。

    ちゃんとカーラとの決着はついたものの、手放しで喜べるような終わり方ではく、哀愁が漂う終わり方なのが作者らしくて良い。

    ティンカー〜…から結構かかったけどやっと読み終わった。
    達成感というか…なんというかこみあげてくるものがある。

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    2019年03月07日
  • 宝島

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    財宝が隠された地図を元にジム少年が大人たちと旅に出る。
    集められた船員の中には悪名高い海賊ジョン・シルバーが潜んでいて、彼との対立が話の中心となっていく。
    状況によって敵と仲間を行ったり来たりする狡猾なシルバーは同時に見込んだ男に礼節を重んじたり、様々な面を覗かせて非常に楽しいトリックスターだ。
    正直、航海までは退屈だったが、シルバーとのサスペンスがキモと言っていい。

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    2019年02月26日
  • ハイ・ライズ

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    「犬鍋オイシイ!シュゴイアッタマルヨオー!」ある日電車の中で上海出身の留学生は叫び、周りはドン引き。

    本編。超高層マンションのダストシュートの設備の崩壊に始まり、電気水道エレベーターが止まり人間らしく生活できる環境を住んでる人間自ら崩壊し、狂気のハードル(ドン引きライン)をピョコピョコ飛び越えていく。
    主人公に始まり、この世界ではライン越えの瞬間は特になく、最初から狂気の中にいて、ただ静かに生活していただけなのである。その静かさが恐ろしいが大袈裟にラインなど引いて「私は正常」などとのたまう方が狂気だ。

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    2019年02月16日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    タイトルをワードとしてはよく耳にするものの、原作を読んだことがなかったので読んでみようと手に取った。物語は長くはないが、濃度の高いものだった。誰しもが自身の中に二面性(ないしは多面性)を感じることがあると思うが、それを分離しようと思うに至り、かつそれを実現する薬を見つけたジーキル博士は確かに狂気じみていたのかもしれない、一方でとても現実的にも感じられた。薬は決して魔法の薬ではなかった。二面性の分離は長くは続かない。切り離すのではなく、きちんとしたコントロールの下、どう折り合いをつけて生きていくのかということを考えさせられた。

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    2018年04月14日
  • スクールボーイ閣下 下

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    下巻も相変わらず文章が読みづらくて時間がかかってしまった…。
    これは元の文が読みづらいのか訳のせいなのか。

    下巻は結構動きがあり、特にラスト100ページくらいは先が気になってさっと読めました。
    前作のティンカー〜…の終わりの時にもあった唐突にストンと終わる感じがあって少しびっくりしました。

    スマイリーやギラムの出番が少なかったのでそっちがメインなら私は精神的にもっと読みやすく感じたかもな、と。
    フォーンが狂犬って感じで結構好きでした。

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    2017年09月28日
  • 歌おう、感電するほどの喜びを!〔新版〕

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    表題になっている一編が気になって読んだ。収録作品はどれも面白かったけど、やっぱり歌おう!が格別すてきだった。

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    2017年07月22日
  • スクールボーイ閣下 下

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    ネタバレ

    読んでいて小説の世界にずっぽり浸れるのが、心地よい。ウェスタビーのクズヒーローぶりが、ちと不愉快。描き方がうまいから文句をつける気はないんだが、でも女の視点から見ると、ひとりよがりだな。

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    2017年03月04日