三浦展のレビュー一覧

  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    1912年頃からの一般消費者の消費傾向を第一から第四の消費まで分類し、それぞれの特徴を論じた一冊。
    人間は社会環境の大きく、左右される生き物であることを深く認識いたしました。。。。

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    2012年09月10日
  • 東京は郊外から消えていく!~首都圏高齢化・未婚化・空き家地図~

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     前半は、詳細なデータ分析、アンケート分析だが、後半の大胆な断言の方がおもしろい。

    (1)郊外の衰退するオールドタウンに対するマネジメントのために、よく言われる地主組合とか、斉藤広子先生が提案している(p193)が、むしろ、デベロッパーか、やる気のある地権者が管理会社を立ち上げて、地区運営をどんどん手がけた方がいいのではないか。

     どうせ年寄りが多くて実践をみせなければだめだから、まず、事業をしているという発想が大事だと思う。

    (2)田園都市線沿線は、住みたい街だが、働きたい街ではないという世論調査を逆手にとって、東急が二子玉にシェアオフィスを構えているのもおもしろい。(p166)

     

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    2012年09月03日
  • 「情報創造」の技術

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    アイデア出しの方法論を語る一冊。『下流社会』や『ファスト風土』などの言葉を作った人物の、キャッチーなアイデアの出し方を披露する……という感じ。作者の三浦さんは雑誌の編集者だったらしく、そこで語られるところの多くは編集者的な方法論が感じられた。

    端的に言えば、意識的なインプットと意識的なアウトプットをしよう、という話。これからの時代、情報を創造できる人材だけが生き残るという主張は、かなり的を射たものだと思う。特に、専門技術的なところのないサラリーマンなどは、これからそのスキルが求められるはず。一方では、そういうのを求めない会社もあるわけで、そういう職場はあまり先行きが明るくないかも。

    難点は

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    2012年07月04日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    ≪目次≫
    はじめに
    第1章  キャバクラ嬢になりたいのはこんな女子
    第2章  キャバクラ嬢の好みと生活
    第3章  キャバクラ嬢になりたい女子はなぜ増えたのか?

    ≪内容≫
    三浦展によるデータ分析。「女」すべてがキャバクラ嬢になりたいわけではないが、一部の女子(勉強が嫌い、うわべを飾りたい、お金がほしい、そして10代までにあまり他人から承認されたことがない)はキャバクラ嬢になりたがるようになった、という。

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    2012年06月22日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    男性と女性を5タイプに分類して、上流と下流に分類する。様々な統計を用いて解説をおこなっているため、信憑性は高い部分もあるが、著者の極端なカテゴリ分けと思える部分もあるので、読み分けが必要。

    社会においてどのような人間で構成されているのか、極端な面は否めないが、非常に分かりやすく語られている。

    初版が2005年であることは、念頭に置いておくべき。

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    2012年01月08日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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    本の中でも何度も言及される第4山の手の極北のようなところに住んでいるので、すごく実感を伴って戦後の郊外の発展についておさらい出来たが、まさかその「第4山の手」論が所沢を盛り上げるマーケティングから始まっていたなんで!!

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    2012年01月07日
  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~

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    チャリのカタログ雑誌と一緒に、思わず有楽町の三省堂で買ってしまった。
    オヤジ系女子分析本。もはや50代の女性までもが「女子」。良い時代がやってくるにちがいない。もっと開き直って、おっさんを目指したくなる。
    たぶんコレは新書1冊にする必要がないことかもしんないと迷わずに本にしちゃう三浦さんはすげえ。わたしにはできない。読んでみると、結構軽くて、読みやすくて、まあまあ面白いし。ちゃんとしたクラスタ別消費分析論。

    P34 かまやつ女の進化系→寅さんカジュアル
    P47 古本好き女子の増加
    P83 若いほど、おじさん的

    P87 女性の男性化の背景①男女平等意識ー法経・理科系女子増加
    P91 モテとは

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    2011年12月21日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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     大都市の郊外論は、商業的な観点、住宅立地の観点、さらには都市縮退の観点からも注目していた。

     主に、東浩紀氏などが郊外論を最近展開しているが、その元となったのが三浦氏のパルコ時代の著策。

     新刊がでたんだなと思って、職場の本屋の平積みから購入。

     あいかわらず切れ味がいい。

    ①これまで(東京の)西へ西へと動いてきたのが、もう一度、海側の東が復活しつつある感じがします。これは今後の東京を考える上で大変興味深いテーマだと思います。(p86)

    ②ニューヨーク万博で伝えようとしたメッセージは、ヨーロッパ封建主義、19世紀から台頭した共産主義や社会主義、1930年代に生まれたファシ

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    2011年12月20日
  • 「情報創造」の技術

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    企画を常に30本持つ。
    収集する本やテーマは、仮説に従って、対象、内容、分類ジャンルを変更させるべき。
    壁新聞で情報をアウトプットし、定着させる。思いつきを箇条書きで整理して、情報をまとめる。情報はまとめすぎず、色々な仮説を出せるようにする。

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    2011年09月28日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    今ではすっかり日本社会の格差の拡大が当たり前ですが、六年前のちょうど小泉政権終了月に出版された”格差”本。意識調査の結果をもとに世代別、収入別など、それぞれの階層の人の意識がどう変わってきているかを論じている。そして新たな”下流志向”の階層が生まれていると指摘している。中流が上流と下流に分かれてしまっただけでなく、その二極化が固定される傾向がある。その理由の一つに、”下流志向”の下層があるという。キーワードは”自分らしさ”。自分らしく個性あることが重要で、いわゆる上を目指すことを目指さない。したがって下層ほど自分の能力を肯定している。生き方としては悪いとは言えない。足るを知るでしょうか。良し悪

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    2019年02月11日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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    女性の階層意識に焦点を当てて書かれた本。それによると、「既婚・正社員」が最も階層意識が高いそうである。そして、夫婦ともに正社員で働いて収入を増やすのが一番の勝ち組らしい。

    女性が働き続けるのは昔も今も何かと難しい時代、正社員で働き続けるのはよほど優秀で、子育てにも様々な方法で手が借りられる人でないと無理、となるとなかなか難しそうだ。

    女性が読むと、身につまされる部分が多いと思う。

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    2011年07月24日
  • 「情報創造」の技術

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    [ 内容 ]
    下流社会、ファスト風土etc.数々のキーワードを生んだ消費社会研究家、マーケティング・アナリストの調査・分析・プレゼンの技法とは?
    すぐに実践できる入門書。

    [ 目次 ]
    序 情報創造力がないと生き残れない!(「まねない力」で生き残れ!;どんどん仮説を出そう ほか)
    第1章 情報創造はなぜ必要か?(パワポづくりで無駄な残業をしていませんか?;ちゃんと文章を書いて論理的に考えるべき ほか)
    第2章 情報創造の方法(情報受信するには知識と好き嫌いが必要;いろいろなことを知っておこう ほか)
    第3章 情報の収集と整理(脳を刺激する自由で楽しい仕事場づくり;デスクの配置 ほか)
    第4章

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    2011年04月12日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    [ 内容 ]
    T型フォードの発売からリーマン・ショックまで一〇〇年。
    自動車の世紀だった二〇世紀が終わり、消費文化は大きな曲がり角を迎えている。
    大流通グループ「セゾン」を牽引し、無印良品を生み出した堤と、地域の文化の衰退を憂慮する三浦が、消費の未来、日本の将来を語る。
    「これがいい」ではなく、「これでいい」という「無印」の思想は、企業主導ではない個人主体の生き方を勧めるものである。
    本当の消費者主権とは何か。

    [ 目次 ]
    1 アメリカ型大衆消費社会の終わり(自動車の世紀が一〇〇年で終わる 派遣切り メディアへの懸念)
    2 戦後日本とアメリカ(アメリカ体験 地元への愛着 百貨店とファストフ

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    2011年04月01日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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    フリーターや派遣が持つ下流意識を持つ中、正社員並みの上流意識を持つ20代前半のニート。衣食住の満足度では正社員よりも上をいく。しかし30代になると下流意識が増える。ただ正社員からの転落組がいる可能性があるため。だがその後吹っきれたからか一度満足度が上がる、同時に自殺を考えることも頻繁になる。

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    2011年02月19日
  • 「情報創造」の技術

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    この本の要点は、『情報創造』と『発信』が時代を生き抜く力となる。そのためには自分の頭で考え続け、色んなことに関心を持ち、感覚を論理化することが重要ってこと。著者の情報創造のメカニズムを垣間見ることができる。

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    2010年11月06日
  • 「情報創造」の技術

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    知らない物事は見えない。情報を得る為には勉強が必要。そして得た情報から何を創造するのかが大切!ラーメン屋の店主になりたい女性など埋れそうな情報の中にもストーリーを創造できるようになる事が大切!
    そして情報はインプットだけでなくアウトプットすることが重要‼

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    2010年09月14日
  • 「情報創造」の技術

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    twitterですすめられ購入。情報は、収集・整理するだけでは意味がない。加工・編集をして、そこから新たな情報を創造することが大事。そのための方法が、具体的に詳しく紹介されている。

    第2章「情報創造の方法」がキモかな。ここは繰り返し読んで身につけたいと思った。

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    2010年06月07日
  • 貧困肥満~下流ほど太る新階級社会~

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    下流は太るチェックリスト、下流食生活の特徴リストにギクギク『すでに世界の肥満人口は飢餓人口を上回っている』コンビニパンはアレルギー系疾患の元で食品添加物は貧血の元。それらを入れ水増しているから加工品は安く、低所得層はそれを大量に買い食べ太る。できるだけ素材から作り皆でワイワイ時間をかけ食べるのがいいらしいけれど…そもそも今の日本で安全な食べ物を手に入れるのは難しい気が。そして安全な食べ物は高い。せめて出来るだけ手作りしよく噛み食べたい

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    2010年05月25日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    キャバクラ嬢をGFにしたことがある私です。キャバ嬢とて、ひとりの可愛い女の子。なんら変わりはありません。キャバ界は、実は若くしての子持ちがたくさんいます。狙っている女の子が実は、バツイチ子持ちだったりします。18歳だろうが、20歳だろうが、実は・・・の女性が多いのです。

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    2009年10月04日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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     5年後にはこの本で言われていることが統計的に優位といわれるほど傾向がはっきりしてくるのだろうか、という目で読むと面白いかもしれない。

    もし著者がもっと社会調査に精通していたらどんな結果が出ていたのだろうかと思うと楽しいかもしれない。



     「おわりに」と「あとがき」は読むべき。


     ただ素人目で見ても怪しい調査結果だとやっぱり思う。個人的には好きだけど。



    (2008年10月29日追記)
    「はじめに」の7ページにこういう記述がある。
    『階層意識は単に所得や資産だけでなく、学歴、職業などによって規定される。しかも自分だけでなく親の所得・資産、学歴、職業なども反映した意識である。しかも

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    2012年06月19日