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Posted by ブクログ
前著『下流社会』に続く第二弾!
前作ではデータの取り方、母数に問題があったため批判も多かったがインパクトを大きかった。
本作では上流、中流、下流の意識について、男女別、職業別(経営者、管理職、正社員、派遣、フリーター、ニート)、年齢別、結婚の有無、暮らし(一人暮らし、親元など)について母数を大きくとり、そこから何がいえるかなどを考察
面白いと思った結果は
『年収が半分になると既婚率が半分になる』
またよく読む雑誌によってそれぞれの上流、中流、下流の分布が出ている。
よく、不況が非正社員を多数生み出したとちょっと前に言われていたが、そうでもないらしい。中には非正社員であることを希望していたり、ニートであることを満足しているとのデータも出ている。
またフリーター、ニートほど自分らしさを追及している。
非正社員の女性ほど癒しの消費者になっている。
女性の勝ち組は既婚で正社員
女にすがりたい男とすがらせない女の関係
などなど
多くのアンケートからいろいろな現象や事象が見えてくるのが面白い。
三浦さんの本は社会科学系の研究をする人には非常に参考になると思う。データの取り方、質問の仕方によって答えかたに違いがでる。などフィールドワークするに当たっても注意が必要なことが伝わってくる。
下流社会、格差社会に興味ある人は見てみるとよいかも。『下流社会』を読んだ人はパラパラ面白いところだけ流し読みがよし
Posted by ブクログ
すげータイトルだが、なし崩しに男というステイタスを「降りる」ケースがある、みたいな雰囲気は出てるか。膨大なデータを出し、そこからあれこれ、というパターンは前と同じだが、因果関係が逆かもしれないじゃん、みたいな突っ込みどころが多々あるのも同じ(^^;)。稼げない独身女性は対人関係に難ありと自認、みたいなのも、対人関係に難があるから稼げないのか、稼げない(非正規で働く)という現象について対人関係がだめだからという理由付けをしているのかは実際にはわからないわけだ。データ的に右傾化状況とか述べているが、プーのカテゴリに入る人が全部ウヨとかそういう風にある種本質的に読めてしまうところが、この人の本がウケるところでもあり、この人の本の大問題でもあり。
Posted by ブクログ
格差社会という言葉が、TVのバラエティ番組や女性週刊誌などでも取り上げられるほど一般的な言葉になり、ワーキングプアや下流などといった言葉と共にブームの感すらある。そのブームに著者曰く火を注いだのが、前著の「下流社会」であった。ベストセラーとなり出版社も気を良くしたのか、出てきたのがこの第二段である。今回は、男性の年収、雇用形態別に様々な切り口から格差を、調査データのエビデンスを以って論じている。
本質的なメッセージは前著や著者の他の著作と変わらず、格差の本質は意欲の差であるということである。新たな価値提言は特に見当たらず、あえて第二弾を読むことの意義は感じられなかったので★2つ。
Posted by ブクログ
下流社会について知りたくて読書。
前書よりも統計が多く紹介されている。なるほどねと参考になることもある。しかし、なんだか妙に腑に落ちないと感じることもあり、「うーん」と唸ってしまう。潜在的に痛いところを突かれていると自覚しての反発かもしれない。
自分は下流社会の人間なんだという意識の問題であり、格差感、不満感、将来への不安などが反映した統計だと思われる。
下流社会の人ほど、反米、反韓、反中で、海外へ出たがらない。スポーツイベントなどに熱心で、日本を熱烈に応援する。ネトウヨと呼ばれる現象を見ていると、ある程度、説得力がある。いやまてよ、この現象っ現代中国の一般庶民にも大いに当てはまるのではないかとも思った。
仮想敵国を作り叩くことでガス抜き、不満を解消し、国家的なスポーツイベントに熱中し、自国大好き人間とすると、結果、反政府的な運動を抑制させることができる。
この構造が今日本でも広がりつつあるのであれば、恐ろしく思う。
『ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義』 (香山 リカ)や『愛国者は信用できるか』 (鈴木 邦男)の内容をふっと思い出し、読み返したくなる。
読書時間:約1時間
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