三浦展のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
堤清二×上野千鶴子×三浦展のお三方。消費社会の次を考える上で外せないこの三人ですが、おのおのの対談で本にするというパターンですでに二冊でていました。
上野千鶴子×三浦展で『消費社会から格差社会へ』、堤清二×上野千鶴子で、『ポスト消費社会のゆくえ』ですね。
ということで最後の1ピース、堤清二×三浦展の巻。
すでに前二冊で、百貨店の時代は終わり、とか、地方は壊滅的、とかいった方向性は見えていて、それ自体に変化はないものの、
リーマンショック以降ということで、いよいよそれに拍車がかかった感が、言葉の中にありあり。
その対抗軸として、三浦さんは、無印良品をさかんに褒め、堤さんの慧眼を持ち上げるのですが、これって、あくまでも理念型としての無印だよなぁ。
実際の無印の商品って、私の認識じゃ、高いくせにモノが悪い、という印象しかないし・・・。 -
Posted by ブクログ
格差社会という言葉が、TVのバラエティ番組や女性週刊誌などでも取り上げられるほど一般的な言葉になり、ワーキングプアや下流などといった言葉と共にブームの感すらある。そのブームに著者曰く火を注いだのが、前著の「下流社会」であった。ベストセラーとなり出版社も気を良くしたのか、出てきたのがこの第二段である。今回は、男性の年収、雇用形態別に様々な切り口から格差を、調査データのエビデンスを以って論じている。本質的なメッセージは前著や著者の他の著作と変わらず、格差の本質は意欲の差であるということである。新たな価値提言は特に見当たらず、あえて第二弾を読むことの意義は感じられなかったので★2つ。
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Posted by ブクログ
91/100
全編にわたって表やら数字で内容を説明しているが、何だか全然頭に入らない。
数字によって、より真実に近づこうとしているのは分かるが、逆に遠ざかっている感じがする。
中ほどで、ようやくこの本の言いたいことがこれなのかなと。
コミュニケーションの能力の格差によって・・どちらの階層に所属するのかが決まる。
お宅、引きこもりは負組みなのだと。
で、最後のあとがきに、階層の高い人ほどハードに働き、低い人はあまり働かない。
昔と違い現代はそもそもの職がない状況がある。
そこで、ハードに働く人はなぜ働くの?という疑問が生まれる。
下流のひとたちほど怠惰に気楽に働こうとする。
下層のひとたりは自分らしさを大事にするともありました。
あくまで所得の格差でのくくりなので、幸福度とはちょっと視点が違うかな。 -
Posted by ブクログ
数年前、東京から地方に異動することになったとき「なんとかなるさ」と思っていた。でも、行ったあとすぐ「なんともならない」ことがあることに恐怖して、事あるごとに帰京した。帰京ができないときは近くの大都市に行った。そのくらい、そのときは「そこにないもの」を欲していた。今考えると愚かだよなぁ、自分は。いまや、「便利になった」と実感することは、東京をはじめ大都市にあるものが大都市でないところで同じように存在して、その恩恵を享受できることなのかもしれない。地方でちょっと暮らしてみて、また都会に戻ってきたら、都会は、どこもかしこも金太郎飴なことに気づいて、ちょっと息苦しい。堤さんが池袋のデパートで具体的なモノとしてみせた数多くの装置を消費者として多く感受した私は、この本を読んで、堤さんが経営者というより、感情を表現する表現者だったのだ、と改めて思う。一方で、あのときの西武はそれまでの社会であまり意識されなかった「個人の生き方」を前面に押し出しながら、実は根っこの部分は古い体質の西武王国だった。見た目では革命を起こしながら、既存の何かを抱えたまま、社会のなかでいつのまにか瓦解した。読みながら、「愛は飾らない」という名コピーが頭の中を何度も反芻した。読みながら、何十年後かの自分、そして、この国のことを考えると、正直なところ、ちょっと怖れおののいた。それは多分、考えることをした、から。