三浦展のレビュー一覧
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データに基づいて、今後訪れるであろう日本の将来像を提示した作品。
前半はデータ分析が中心でそこまで面白くはない。いくつか感心させられる事実もあったが、基本はわかっていることの羅列。この部分は、今から家を買うならどこに住めばよいか、の参考になるという意味で一読の価値あり。郊外が消えるというか、消える郊外もあれば消えない郊外もある、という方が正しい。
後半はそれに基づいた筆者の意見が中心になってくるわけだが、ここに関してはちょっと色々と意見を挟みたい部分も多く、一息といったところ。この本の価値は、どちらかというとデーター集として有用という点にあるのではないだろうか。 -
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記者時代、街が過疎化する要因で「若者が魅力に感じる店がない」がよく上がった。「それが理由なわけがない」と地方で生まれて東京でも暮らして、再び地方に戻ってきて思う。ここでいう「若者が魅力に感じる店」は大きなファッションビルやスタバで、そのようなものを必要とする「欲望の満足は、それがまだ成就されていないあいだにだけ成立し、完全に成就された瞬間に消滅するという、きわめて皮肉な構造によって人間を翻弄する」だけだ。
著者は消費とは何かという問いに、劇作家・山崎正和氏の言説を引用する。いわく「消費とはものの消耗と再生をその仮りの目的としながら、じつは充実した時間の消耗こそを真の目的とする行動だ」
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下流社会について知りたくて読書。
前書よりも統計が多く紹介されている。なるほどねと参考になることもある。しかし、なんだか妙に腑に落ちないと感じることもあり、「うーん」と唸ってしまう。潜在的に痛いところを突かれていると自覚しての反発かもしれない。
自分は下流社会の人間なんだという意識の問題であり、格差感、不満感、将来への不安などが反映した統計だと思われる。
下流社会の人ほど、反米、反韓、反中で、海外へ出たがらない。スポーツイベントなどに熱心で、日本を熱烈に応援する。ネトウヨと呼ばれる現象を見ていると、ある程度、説得力がある。いやまてよ、この現象っ現代中国の一般庶民にも大いに当てはまるのでは -
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この本にはある意味衝撃的な事実が載っています。
東京近辺に在住していない私でも、この本の中身は来るべき日本の将来像が示されているのが分かりあらためて考えさせられました。日本の人口が減っています。高齢者と未婚者が増え、反対に生まれる子供の数が少ないのですから、これは明解な道理です。冒頭に紹介されている埼玉県のある都市にある築40年のマンションが390万円という値段で売られている事実。決して管理が悪いわけでもなく、アクセスもその辺りではそう不便だとはいえない場所だといいます。それでもその値段なのですから確かに驚くのは筆者だけではないでしょう。地方は地方で限界集落というような地域もそう珍しい現象では -
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3部構成。まず肥満になる要因がデータとして示される。裏づけがあるデータで説得力があり。第2部、実録、アンケートとインタヴューの記録。特殊な結果を表示しないと、説得力が無いのは分かるが、ちょっと極端すぎないか?第3部はインタビューである。3者みなの主張はすさまじい。
たぶん、戦後=高度成長期に食事の状態(メニュー、品質)は大いに変わった。自分で作る⇒加工食品⇒冷凍食品&食育=食べながら家族を学ぶことはなくなった。
それと(下流)ファストフードは、うまみ、を増すための加工がされている。油は、うまいと感じる。
うまみ⇒味の素⇒食文化、環境配慮って日本食を意識しているようだ。味の素は食文化のライブラリ -
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■住宅
1.団塊世代のために建設された住宅ストックは次第に余っていき、空き家が増え続け、団塊世代の高齢化と共にニュータウンだった住宅地がオールドタウン化するだけではなく、空家だらけのゴーストタウン化になる危険性がが増大する。
2.郊外で人口を増やし、雇用を増やし、郊外にいながらにして、郊外で職場を見つけることが、ゴーストタウンにせずに発展させていくためのひとつの大きな方策である。
3.東京の都心は便利になったが、つまらなくなった。便利になったが、つまらなくなる。これは文明の宿命のようなものである。
4.今後は、不動産価格が低下し、売っても儲からない時代だからこそ、不動産をコミュニティ全