三浦展のレビュー一覧

  • 貧困肥満~下流ほど太る新階級社会~

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    3部構成。まず肥満になる要因がデータとして示される。裏づけがあるデータで説得力があり。第2部、実録、アンケートとインタヴューの記録。特殊な結果を表示しないと、説得力が無いのは分かるが、ちょっと極端すぎないか?第3部はインタビューである。3者みなの主張はすさまじい。
    たぶん、戦後=高度成長期に食事の状態(メニュー、品質)は大いに変わった。自分で作る⇒加工食品⇒冷凍食品&食育=食べながら家族を学ぶことはなくなった。
    それと(下流)ファストフードは、うまみ、を増すための加工がされている。油は、うまいと感じる。
    うまみ⇒味の素⇒食文化、環境配慮って日本食を意識しているようだ。味の素は食文化のライブラリ

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    2016年02月13日
  • 東京は郊外から消えていく!~首都圏高齢化・未婚化・空き家地図~

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    ネタバレ

    人口減・高齢化の中で郊外中心にゴーストタウン化(空き家率上昇)を予測。この流れを阻止するには住民による住宅地全体のマネジメントが必要と説く。アメリカのホームオーナーズアソシエーション的なものとのこと。若い世代の価値観からすると、田園都市線沿線が避けられるかもしれないというあたりは説得力あり。

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    2012年10月13日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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    主に戦後の「郊外」の歴史と背景を様々なデータで検証した本。郊外といっても、その成り立ちはそれぞれ。さらに住む人、その時代には理由がある。海外の例も含めて、まちの出来上がる経緯と衰退を予測。ニューアーバニズムというコミュニティを醸造する仕組みは、今の日本の郊外都市に必要な考えだと思う。

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    2012年10月07日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    一億総中流の時代が、今や上流と下流に二極化し、さらにはそれが固定化されようとしていると筆者は言う。

    個性や自分らしさに甘んじている自分を少し発見できました。

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    2012年09月26日
  • 東京は郊外から消えていく!~首都圏高齢化・未婚化・空き家地図~

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    ■住宅

    1.団塊世代のために建設された住宅ストックは次第に余っていき、空き家が増え続け、団塊世代の高齢化と共にニュータウンだった住宅地がオールドタウン化するだけではなく、空家だらけのゴーストタウン化になる危険性がが増大する。

    2.郊外で人口を増やし、雇用を増やし、郊外にいながらにして、郊外で職場を見つけることが、ゴーストタウンにせずに発展させていくためのひとつの大きな方策である。

    3.東京の都心は便利になったが、つまらなくなった。便利になったが、つまらなくなる。これは文明の宿命のようなものである。

    4.今後は、不動産価格が低下し、売っても儲からない時代だからこそ、不動産をコミュニティ全

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    2012年09月17日
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    無印良品の好意度が高いほど、環境問題への感心が高く、日本文化への好感度が高いというオモシロい調査結果を見ました。巻末インタビューが辻井喬さんで無印良品の起こりが語られていて興味深いです。無印良品という言葉は田中一光さんによるものだそうです。

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    2012年09月10日
  • 妻と別れたい男たち

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    前半に40代男性が趣味に専念したり、一人になりたいという傾向+隠れ家を持ちたい、というデータを出しているが、これはそう思うという方が健全で逆にそう思わない、と言う人の今後が勝手ながら心配だ。

    一つ感じたことで、夫である自分の年収に加えて、妻にも年収を求める傾向が強くなることは時代の流れ、家計に余裕を求めることから行って当然かもしれないが、その考え自体が余裕をなくしている行動につながってしまうのではと思ってしまう。
    まあ、夫が働き妻が家を守るという古い価値観に戻ってしまうことになるのだが、こういう考えは古いのかな。

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    2012年09月08日
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    消費をよくもここまで、分かりやすく、時間軸を系統立てて、考えて、記述していることに感動。とても面白い。

    メルカリ売却

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    2021年11月23日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    社会学者による一冊なだけあり、結論としては社会構造や雇用にかかる環境の変化がある、という結論は自明かと思うが、統計調査のサンプル数については少し弱いのでは?という感じも。特に実際にキャバクラで働いている女性の話は50人ではまったく語りきれないと思うし、勤務地ごとに事情が違うとかそういう話も盛り込んで欲しかったというのが個人的な感想。

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    2012年08月21日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    タイトルからだとちょっと刺激的な感じもするけど、読んでみると今の人口問題とか格差の問題が実際に集計されたデータに基づいて丹念に紹介されている極めてわかりやすい一冊。とはいえ数値データを文章で噛み砕いていくって必要以上に辛い作業でしょうね。読んでいる方もだいぶ疲れましたが、要旨はタイトルとかでまとめてくださっているので理解には支障ありませんでした。

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    2012年08月14日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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    著者曰く、「東京郊外を考えるための最低限の基礎知識が身につく、入門書」とのこと。膨大なデータを基に展開する第四山の手論、郊外の歴史、文化論、さらに郊外の未来へと自説を説く様相は圧巻。いろいろと勉強になります。

    【読書メモ】
    ・「第四山の手論」は、ひとえに新所沢を盛りたてるために生まれた概念。
     →1983年(昭和58年)に西武新宿線・新所沢駅前にパルコを出店する計画があった。

    ・ニューアバーリズム
    「なんだ、ニューアーバリズムが目指しているのは日本のまちじゃないか」

    ・都心から転出する理由は子どもです。子どもが生まれたら、広い家を求めて郊外に住む必要が出てくる。それが嫌だから、子どもを産

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    2012年06月02日
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    21世紀、物を買えば幸せになれる時代から、つながり・情報交換・シェア志向へ。

    モノが世帯に行き渡り、個人に行き渡り、その次、ですか。

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    2012年10月21日
  • 貧困肥満~下流ほど太る新階級社会~

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    これまた読みやすい本です。前半は「下流」の人たちが太っている現状をデータをもとに説明しています。後半は「下流」の人たちの生活を追い、お医者さんなどが医学的見地からアドバイスしています。リアルです。
    最近、食の乱れを感じて読んでみました。「下流は太る」チェックポイントは10項目中2項目しか当てはまらなかったから、大丈夫かな??

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    2012年04月28日
  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~

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    読後、職場の女子を文化系、アウトドア系、OL系、手作り系、オタク系に仕分けしてみて、それぞれの得意分野を会話から引き出すことが密かな楽しみとなりました。しかし自分のことが良くわかりません。OL系とオタク系からは外れるような気がしますが、残りグループをMIXしたところです。

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    2012年04月14日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    マーケティングアナリストの方の本。たくさんの資料からの考察。階層化社会。下流な人たち。上だと思えば上流になれる。ちゃんとしよう意識と規範が大事だね。

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    2012年03月27日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。

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    2012年03月26日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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    2012.03.05 東京における郊外開発歴史、経緯が良く分かる。文京あたりが第一山の手、山手線内の西側が第二山の手、杉並、世田谷、目黒、大田あたりが第三山の手、そして新百合ヶ丘やたまプラーザを中心とする縦の丘陵エリアが第四山の手とされている。80年代にアクロスで特集されたのを覚えているが、この第四山の手の定義が新所沢へのPARCO出店に際しての戦略の一貫で合ったのは初めて知った。とても懐かしかった。

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    2012年03月06日
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話

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    街の歴史は面白い。郊外の変遷や、これからの街づくりや、ワクワクして読んだ。ニーチェの言葉を著者が引用していて、人間は今も、混沌を抱えてなくてはならない、というような意味の。それにも結びつくけど、真に豊かな街は、色んな人が集まる街だとも。深く共感。

    人も街も、混沌を抱えるからこそ、許したり、認めたり、結果豊かになって行けるのだと思った。

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    2012年02月27日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    ネタバレ

    西武、パルコで20世紀末の消費文化を牽引した、
    提清二氏との対談。
    この人はやはり凄い。
    百貨店に代表される大量消費型のビジネスの終焉を
    冷静に眺めているような印象を受けた。
    次に来るのはもう、右肩上がりを前提としない
    静かな、しかし豊かな消費社会ではないか。

    それは日本でこそ始めやすいように思う。

    アメリカではないな、やっぱり。

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    2012年01月27日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    ここのところリンク読みしているセゾン文化もの。今更ながら、堤清二という存在の「深さ」と「軽さ」に興味津々なのです。そういう意味で、本書は辻井喬名で書かれているものに比べ、自己批評性が薄く感じられました。やはり、セゾングループの総帥、堤清二とグループ企業、アクロスの編集者であった三浦展との組み合わせが、ちょっとタテの関係過ぎたのかなぁ…語られている内容はTPP問題で待ったなしになった論点の先駆けていたりして十分、刺激的なのですが、なんか全体としては、モヤッとした感じで…サブタイトルに「20世紀消費社会の終焉」とあるのですが、そう!なんか「20世紀消費社会」のお通夜で交わされる会話みたいに感じまし

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    2012年01月10日