三浦展のレビュー一覧

  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~

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    下流社会第3弾。前作までと比べて格差的な「下流」の意味は薄い内容であった。というか下流は今回関係ない。要約すれば、ジェンダーフリーの価値観の広がり、未婚者の増加、女性の高学歴化などの社会構造の変化の結果、男性的職業に女性が進出し、今までと違って多種多様な女性が出現してきたという内容。本書では女性を、文科系、アウトドア系、OL系、手作り系、オタク系と大別している。今までの「女性は女性っぽく」というのが薄れて、多種多様なライフスタイルになってきているのが読み解け、社会学的な本だなと感じた。価値観の多様化で女性が百貨店に行かなくなっているなど気になる考察もあり、関係者が読んだら泣きたくなる一説も。そ

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    2012年01月04日
  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~

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    さすがに第3章ともなると、息切れ感が出てくるかな。一番最初が課題提起としてインパクトがあっただけに、今回のは、まあそうとも言えるよね、というのが素直な感想でした。

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    2011年12月24日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    三浦展氏の著作は目を覆いたくなるくらい、基礎知識の不足とデータの意図的な引用が多い。

    でも、この本ではインタビュアーとして、堤氏と視点が共有されており、非常に読みやすい。

    安易な若者批判がなければ、非常に面白い本。でも、三浦展氏がそれを生業としている以上、切っても切り離せないわけで、この本でも安易な批判に逃げており、残念。

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    2011年11月09日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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    ・クソつまんなかった。数字いじくり回して分析と言う名の仮説披露しまくるだけ。統計の事はよくわかんねーけど各世代で数値が上がってる!とか言って1%しか違わねーのには閉口した。SPA!男、とかはちょっと笑えたけどね。

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    2011年10月19日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    ネタバレ

    色々と言われていましたが、堤清二のある一面が良く分かる本。
    消費を是とするアメリカ文化、その影響を大きく受けた世代のしがらみと、それに対するアンチテーゼ。消費を礼賛しない。ブランド信仰しない。肩の力を抜いて、「こんなもんでいいでしょう。」という生活スタイルを提案した無印。
    三浦氏言うところのファスト風土化する日本は、今後どっちに向くべきなのか。
    画一化と多様性とを対比すると、概して多様性に共感する意見が多いが、一面、多様性とはどこに居ても何でも手に入り、広がりを基本とした形態だが、そこではローカリティがどんどん希薄になっていく。反対に、ある意味排他的な画一性こそがローカリティの基礎になるのでは

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    2011年09月24日
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~

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    格差社会の危惧を綴った本。
    当時読んだ時は、にわかに格差が広まりつつあった。
    だがあまり緊張感を持たずに読んでいたので、内容はおおよそ理解出来ても焦らなかった。
    そして五年後の今はその格差社会が当時より広がっている事実に気付き驚く。
    文章や言葉の使い方などは、少し読みにくい印象を受けたが内容はそんなに薄っぺらくはない。
    知識や視野を広く持ちたいと思った。

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    2012年01月23日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    自分ではhow to 本を選ばないので、やや抵抗を持って挑んだが、タイトル通り、中身がカジュアルで同じように抵抗がある人もすんなり読めると思う。アンケートを元にリアルに内容がまとめられているが、読み終わって、アンケートに答えてくれるか分からないが、風俗嬢版もあれば読んでみたいと思った。でも結局は、さびしい人たちの集まりだと思った。社会にキャバクラ嬢が生まれてしまう理由は根強く残る性差別も一因だと思った。

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    2011年08月18日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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     前著に引き続きかまやつ系やミリオネーゼ系などカテゴライズ化が好きなのは雑誌の人だったからかな。階層によって読む雑誌が変わるとこは面白い。
     「おわりに」にあったように、これからの正社員像を描くべき時代というのは同意。山田昌弘さんが述べているように正社員でも希望を持てない社会はどこかが歪んでいる証拠。

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    2011年07月29日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    現在の消費行動に関する、三浦氏とセゾンの堤氏の対談。
    内容は戦後からのアメリカ消費文化と日本の変遷を背景とした移り変わりを背景として消費者の意識がどう変わり、さらに商品・サービスがどのように変化したかを語っている。
    歴史的な背景はうなづける点が多く、おそらく三浦氏の多岐にわたるデータを基にした議論なのだと思うが、体制・反体制で語ることが多く、どちらかというと視点が上からであり、生活者の視線での理解が薄く、ステレオタイプな印象で、物足りない印象。
    う~ん、、、、なんか後味悪い本。
    なんか他の方の評価、★多いなぁ。。。

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    2011年04月28日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    キャバクラ嬢になりたい女性が増えているという。
    この統計では15歳から22歳までの女子の約2割がなってみたいと考えているらしい。この背景には何があるのか。筆者は現代社会の状況や、考え方の変化を挙げて説明している。

    「キャバクラ嬢とその予備軍50人インタビュー」という資料は、生の声が書かれていて面白かった。
    なぜキャバクラ嬢なのかという問いには、「給料が良いから」「欲しい物を買うため」「将来の為に貯蓄するため」といったお金に関するものが多くを占めた。
    面白いリサーチ結果であるが、リサーチ方法が携帯サイトだけなのはネック。

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    2011年02月13日
  • 「情報創造」の技術

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    【著者】三浦 展
    1958年生まれ。一橋大学社会学部卒業。
    (株)パルコ、三菱総合研究所を経て、1999年、消費・都市・文化研究シンクタンク
    「カルチャースタディーズ研究所」設立。
    近年、「下流社会」「ファスト風土」などの概念を提案、マーケティング業界のみな
    らず、社会学、家族論、青少年論、教育論、都市計画論、住居学、建築論など各方面
    から注目されている。

    【ポイント】
    14/提案をするために大切なのは、「相手を説得しよう」「自分がやりたい方向に進めよう」
    という気持ち。その気持ちがあれば、集めた情報から何が言えるのかを真剣に考える。
    25/情報を表現、プレゼンする力が大

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    2019年01月06日
  • 「情報創造」の技術

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    情報から何を考え何を生み出せるかが重要。
    特にこの本に書かれていることは、実践しなければ全く意味がない。自分のスタイルで情報の解読と読み砕いて、新しい情報を創造することが大事だ。

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    2010年07月01日
  • 「情報創造」の技術

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    どんな情報に意味があるのかをよく考える
    女性のなりたい職業アンケート 3%しかいないラーメン屋の店長に気づけるか?


    TSUBAKIの女優の同時起用→それぞれの生き方に、それぞれ美しさがあるよね→自分の生き方が肯定された

    「火薬」と「引き金」、「短期」「中期」「長期」で分析するクセ

    ライフスタイルが違う=生活単位、生活空間、生活時間、生活経済、生活価値が違う

    傍証に使えるデータ
    NHK放送文化研究所 「日本人の意識」調査「中学生・高校生の生活と意識調査
    ベネッセ教育研究開発センター「モノグラフ」

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    2010年06月26日
  • 「情報創造」の技術

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    三浦展著「『情報創造』の技術」光文社新書(2010)
    *「情報創造」とは、新しい商品を生み、ビジネスを生み、新しい価値を生んでいくことである。
    *情報を記憶したり、理解したりする力よりもまた、情報を表現・プレゼンする力よりも、重要なのは情報を創造したり、情報に基づいて行動する力である。情報をプレゼンする内容を創造する力がなければ意味が無いのである。
    *初めて自分の名前で本を出した頃は、本を出すことは自分の思想を発表することでしたが、今はちょっと違う。自分の考えと180度違うことは書きませんが、90度くらいずれてもいいと思っています。誤解や批判を恐れていては何も創造できないということである。

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    2010年06月06日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    どんなことが書いてあるのか。知りたくなった。
    最初から統計データが数多く登場し、少しイヤになる。
    アンケート調査には偏りもあるのだろうが、参考にはなる。
    メディアの影響も多分にあるのだろう。タイミングよく、筆談ホステスのドラマも放映された。どの世界でも、考える人には未来があるのは確かなようだ。
    ヒトとのコミュニケーションを仕事にしていることを考えると、尊敬できる存在でもある。

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    2010年01月11日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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    前作の復習といった感じ。特に新しい考えはなし。
    それにしても、女性はライフスタイルの違いで全く読む雑誌が地学らしいので、雑誌の考察というのは面白い。今まで読んだことはなかったけど、ミリオネーゼ系雑誌といわれる『oggi』とか『CLASSY』を手に取ってみようかな。笑

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    2009年12月23日
  • 女はなぜキャバクラ嬢になりたいのか?~「承認されたい自分」の時代~

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    格差社会の中、ちゃんと女性達は「身の程」を弁えている。
    それが切ないことだなぁと思いながら読みました。
    経済学的にも分かり易く書かれていますし、
    何より「よく調べたな!」と思いました。

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    2009年12月06日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    無印良品という「有印」のブランドは、シンプルでありながら心の隙間にフィ
    ットする商品であふれている。

    初めは、「これでいいや。」
    でもそのうちに「これがいいな!」と思わせる。

    そのブランド力は注目に値するところだ。

    無印の歴史について書かれている本ではないけど、そういった「でいい」ものが売れるようになった社会背景がよくわかる。

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    2009年11月26日
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

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    堤清二×上野千鶴子×三浦展のお三方。消費社会の次を考える上で外せないこの三人ですが、おのおのの対談で本にするというパターンですでに二冊でていました。
    上野千鶴子×三浦展で『消費社会から格差社会へ』、堤清二×上野千鶴子で、『ポスト消費社会のゆくえ』ですね。
    ということで最後の1ピース、堤清二×三浦展の巻。
    すでに前二冊で、百貨店の時代は終わり、とか、地方は壊滅的、とかいった方向性は見えていて、それ自体に変化はないものの、
    リーマンショック以降ということで、いよいよそれに拍車がかかった感が、言葉の中にありあり。
    その対抗軸として、三浦さんは、無印良品をさかんに褒め、堤さんの慧眼を持ち上げるのですが

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    2009年11月18日
  • 下流社会 第2章~なぜ男は女に“負けた”のか~

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    格差社会という言葉が、TVのバラエティ番組や女性週刊誌などでも取り上げられるほど一般的な言葉になり、ワーキングプアや下流などといった言葉と共にブームの感すらある。そのブームに著者曰く火を注いだのが、前著の「下流社会」であった。ベストセラーとなり出版社も気を良くしたのか、出てきたのがこの第二段である。今回は、男性の年収、雇用形態別に様々な切り口から格差を、調査データのエビデンスを以って論じている。本質的なメッセージは前著や著者の他の著作と変わらず、格差の本質は意欲の差であるということである。新たな価値提言は特に見当たらず、あえて第二弾を読むことの意義は感じられなかったので★2つ。

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    2012年04月23日