三浦展のレビュー一覧

  • 大下流国家~「オワコン日本」の現在地~
    もう日本は下流国家に成り下がっているの
    では?という疑問に対する検証本です。

    ただ単に各地の事象を例に挙げて「こんな
    状況だよ。終わっているよ、ニッポン」と
    いう自虐的な内容ではありません。

    多くのアンケートに基づいた「国民の意見」
    を反映させているのです。つまり限りなく
    客観でなく事実に近い内...続きを読む
  • 下町はなぜ人を惹きつけるのか?~「懐かしさ」の正体~
    そもそも下町はどの地域を指しているのでしょ
    うか?から本書は始まります。

    表紙にもなっている葛飾・柴又?でもそこより
    ずっと都心寄りの浅草辺りも下町を言われてい
    ますし、と考えてみれば下町と聞いてイメージ
    する場所は人それぞれなのです。

    それもそのはず、下町は時代とともに移動して
    きたからなので...続きを読む
  • 100万円で家を買い、週3日働く
    物の豊かさ志向から人間関係の豊かさ志向へ
    消費や生活を通じて心の豊かさを求めることは大前提となっており、具体的にはいかに豊かな人間関係を築くかが重視される。

    私有志向からシェア志向へ
    カーシェアリング、シェアハウス

    ゴージャス・ブランド志向からシンプル・ナチュラル・手作り志向へ
    海外高級ブランド...続きを読む
  • 100万円で家を買い、週3日働く
    とても面白かったし、勇気づけられた。

    今の時代はバーチャルの世界を好き嫌いで選ぶのでなく、もはやバーチャルがあって当たり前というのが逆らえない時代であると思う。

    より最新のものを身につけて、先進的な暮らしをするより、今の時代は
    ・物の豊かさ志向から人間関係の豊かさ志向へ
    ・私有志向からシェア志向...続きを読む
  • 100万円で家を買い、週3日働く
    三浦さんも初期とは遠いところに来たような記憶が…マーケッターとしては一貫しているのかな。コミュニティが大事、昭和以前のような手に取れるものが大事。私としては実験しながら生活を構築している人々のエピソードが面白かった。一歩間違えると懸賞生活のなすびですが。いや、それもまた面白いのか。
  • 100万円で家を買い、週3日働く
    コワーキングスナックなどの「住み開き」というような実験的な生活が印象に残った。また、昭和のエロティズムに惹かれる若年性の存在も本書を通じての発見♪
  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~
    三浦展(あつし)さんの「下流社会第3章」(2011.12)は「オヤジ系女子の時代」です。男女平等意識が進み女性は男性化、男性は女性化してるのでしょうか? かつての男性の趣味がどんどん女性の生活の中に浸透してるそうです。そして今は20代~40代が「女子」と呼ばれる時代だそうです。「女子会と聴いて覗けば...続きを読む
  • 下流社会~新たな階層集団の出現~
    1958年生まれ、三浦展(あつし)さんの「下流社会」-新たな階層集団の出現ー(2005.9)を読みました。わかりやすくて、とても勉強になりました。「下流」とは、単に所得が低いということではなくて、コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり、総じて人生への意欲が低いことをい...続きを読む
  • 日本の地価が3分の1になる!~2020年 東京オリンピック後の危機~
    23区格差に引き続いて読んだ内容として

    かなり関連・継続性があり、理解度が深まりました。

    この後、関東近郊での集合住宅案件を作り上げていく予定があり

    その上でも非常に勉強になる1冊となりました。
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ
    大正元年から終戦までを第一の消費、終戦からソニーがベータを出した’75までを第二の消費、そこからクロネコヤマトのサービスが始まるなどし冬のソナタが放映された’05までを第三の消費、大手企業が軒並み赤字に喘ぐ昨今までを第四の消費としている。

    物質を尊んだ第一の消費、溢れかえった第二の消費、幸せの意味...続きを読む
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ
    この本には危険な内容が書かれている。
    資本主義経済が前提としていた消費行動を場合によっては否定することになる。

    「個人志向から社会思考へ」
    「利己主義から利他主義へ」
    「私有主義からシェア志向へ」

    そう、かつてヨーロッパを席巻した妖怪の復活を暗示させるのだ。
    そしてそれが妄想と言い切れないところ...続きを読む
  • 「情報創造」の技術
    モノの考え方、新しいことのうみだし方という点ではとっても納得のいく本でした。自分も開発者でソフトウェアの企画・開発を行っていますが、アイデアを生み出すためのアプローチとか、アイデアを生み出す過程とか「そうだよね」という点が多々ありました。自分の方法が「違う」と言われている点があったり、今まで試みたこ...続きを読む
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ
    消費傾向の変遷が非常に良くまとまっている良書。
    近い将来の社会のあり方に対する示唆も記載あり、
    「今まで」だけでなく「これから」を考えるのに参考になる。
  • 職場で“モテる”社会学 なぜ今、女性は「仕事を楽しむ男」に惹かれるのか
    タイトルからみると軽い本だが、『第4の消費』の作者と、JTBモチベの人が書いているので、内容は濃い。職場での仕事の楽しみ方、モチベーションの出し方、出させ方などについて、調査なども交えて解説。特に興味を持ったのは、女性の上司の方が男性よりいいという結果。女性らしい考え方を訴えるアテナ・ドクトリンとほ...続きを読む
  • 郊外はこれからどうなる? 東京住宅地開発秘話
     「山の手」はどのように広がってきたか。東京に集中する人口はどこに吸収されたか。郊外の歴史と問題、そして未来。非常に面白い。
     後ろに郊外に関する重要参考文献一覧がつけられていて、これが大変参考になる。
  • 下流社会 第3章~オヤジ系女子の時代~
    下流社会という流行語を生み出した三浦展氏による下流社会第3章。世代マーケティングが専門ということで、下流社会もいつの間にか女性の消費性向の変化にフォーカスする作品となった。
    昔は、ブランド物志向が強かった短大卒一般職という女性が減り、女性の趣味がオヤジ化しているという。
    職場にスカートで行くか、とい...続きを読む
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉
    面白かった。堤を知るほどこの人の目指した戦後日本の理想を知りたくなる。セゾン崩壊以降の社会はある種の文化空洞化って感じるのは俺世代くらいで終了してると思うけど。
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉
    三浦氏の「生活を愛せない人が増えたと思う」に妙に納得してしまった。
    暮しを便利にする家電やシステムを誰もが利用できるようになり、その恩恵を受けて生活はより豊かでゆとりのあるものになっていってよいはずなのに、実際には、24時間化した日々の暮しにゆとりはなく、追い立てられるような忙しさを感じながら生きて...続きを読む
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉
    三浦 展の本をちょっと続けて読んでみようかと思ったきっかけの本。まだまだ読みが浅い。同じものを見ていても感覚的にしか分からないんじゃだめ。でもね。学者が視野が狭いってみんなそうじゃん。驚くようなことか?仕事もしたことのない学者に視野のひろさを求めるほうが間違ってる。
  • 無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉
    「ファスト風土化」:駅前にファストフードや居酒屋のてぇーン店ができたり、郊外に大型ショッピングセンターが登場したりして、駅前の商店街がさびれ、画一化が進むこと。

    「無印良品」は「反体制派」商品である。体制とは「アメリカ的豊かさ」と「ファッション性」の2つを追求することである。

    「共費」:部屋をも...続きを読む