三浦展のレビュー一覧
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バブルの前、1980年代から人々の価値観には変化が生じ始めていた。モノ消費からコト消費への変化、質素さに価値を置く価値観の高まり。そして、家族やコミュニティに価値を置く生活から個を重視した生活への変化など。その後、バブルによって、一時的に大きな揺れ動きがあったももの、基本的には平成の人々の価値観は、...続きを読むPosted by ブクログ
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第四の消費
共感する部分がとても多い。簡単に「モノよりコト」と言うが、なぜそういう消費志向になったかを歴史をたどって解析してくれている。
ただ、シェアは単にお金がないから所有できないだけでは?とも思う。
自分も車は持っていないが、お金があればシェアではなく、ぜひとも所有したい。
・団塊世代は第二...続きを読むPosted by ブクログ -
文字通り、今後少子高齢化の影響で日本の地価が下落することを予測する一冊。
単に地価が下落することのみならず、今後の高齢化で日本全体の状況が変わることがよくわかった。Posted by ブクログ -
「私有への関心が薄れ、シェア志向へ」、「マイベストライフを追求する個性の時代へ」、しかしながら「ひとりぼっちと思われることを嫌い、誰かとはつながっていたい」という
のが現代主流の価値観だと認識した。Posted by ブクログ -
このタイトルはあくまでも実例のひとつで一番キャッチーなものにしたのだと思う。ぼくはシンプルに『再・生活化の時代』で良いと思う。
現代はバーチャル(魔法)の時代からそのアンチテーゼとしてリアル(再・生活化)の時代へ移行してきていると著者は分析する。その実例として先駆的な活動をしている方々を本書ではまと...続きを読むPosted by ブクログ -
23区には女性の流入が多い。
働く女性は隅田川沿いのマンションが多い。
職住分離は仕事と生活の機能の分離、それは都心で働く男性と家を守る女性の分離。
多摩市は環境が良いので、駅前にタワーマンションを建てて人口を増やすべき。Posted by ブクログ -
<目次>
序 魔法の時代と「再・生活化」の時代
第1章 生活実験
第2章 昭和の官能
第3章 郊外の夜の娯楽
第4章 新旧をつなぐ
最後の分析 あとがきにかえて
<内容>
低成長で停滞の続く日本の将来について、具体的な活動をしている人の取材を通して、様々な提言をしている、三浦展の本...続きを読むPosted by ブクログ -
三浦展氏の最近の著書は失礼ながら当たりはずれがありますが、本書はよくまとまっていて、論旨も明快だと思います。「下流社会」並みのヒットになる予感も。Posted by ブクログ
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三浦展 著「中高年シングルが日本を動かす」、2017.11発行です。日本のこれからの消費活動を探った書でしょうか。ヤング(34歳以下)、ミドル(35~59歳)、シニア(60歳以上)の志向が面白かったです。男性ヤングは料理男子、車乗らず、旅行せず、外に出ない、清潔志向(主婦化、中年化、女性化)女性ヤン...続きを読むPosted by ブクログ
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データを元に、解説しているんだけど、非常に面白かった。見せかけの相関に騙されてしまわないように。大手広告代理店の方が書いた記事への反論に納得。反事実などを考えながら、データに基づいた政策、施策を。因果関係に見せてしまう第三の原因にも注意を!74歳まで働くためにも、セルフケア社会が始まっている、多様な...続きを読むPosted by ブクログ
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ある年代になって「せんべろ」という言葉に誘われ、東京近郊の街をそぞろ歩くようになって、戦後の生活遺産としての飲み屋街に激しく惹かれています。また、その横丁のスナックのママさんたちの昭和史オーラルヒストリーも波乱万丈の面白さ。でも再開発や高齢化でどんどん死滅する予感がしています。自分にとってはレガシー...続きを読むPosted by ブクログ
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住むだけの街は、娯楽もそなえた街になるべきだと。住みたい街の調査から、いろいろと考察。自分の住む街がその調査に入っていないのがちょっと気になる。Posted by ブクログ
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ノームコアに興味があったので読んでみたが、ノームコアだけではなく、これから社会が向かうキーワードがいろいろ書かれてあって興味深かった。中でも気になるのはシェアタウン。これから日本社会はかなり縮小するので、大量消費、大量保管から、少量消費そしてシェアリングに変わっていくと思うんだけど、この本にはそんな...続きを読むPosted by ブクログ
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職業としての学問、をとても分かりやすく読むことができた。その後、気になった箇所を岩波文庫版で読み直すことで理解が深まる。Posted by ブクログ
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ちょうど山手線の東から西へ引っ越したので、価値観の違いなど含めてかなり的を得た内容があり、面白かった。路線マーケティングを考える時にも使えるのではないか。
「え。ここまで言い切るの」とぶっちゃけデータの中身を見たいところはかなりあることはあるが、そのへんはまぁ愛嬌かな。Posted by ブクログ -
<目次>
第1章 消費行動の変化
第2章 世代の新しい意識
第3章 少子高齢化社会の男女と家族
第4章 都市や街はどう変わっていくべきか
<内容>
自分が勘違いしていたが、この本は著者がひも解いてきた日本の社会の「キーワード集」。詳細はここから各々の本を読み解くしかないが、社会学とはこうし...続きを読むPosted by ブクログ -
時代を切り取るキーワードには感心するものが多い。著者がこれまで作ってきたキーワードで、今や、これからを読み解けるキーワードを集めた本。わかりやすく書かれていて今の時代が読める。Posted by ブクログ
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戦後からこれまでの時代の遍歴と、消費者の消費行動がどのように変化したか、俯瞰して学ぶにはかなりの良書だと思う。マーケティング初心者にも人口動態を用いて分かりやすく解説してくれてる。勉強になりました。Posted by ブクログ
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日本の人口構成の変化から将来は、日本の地価は、3分の一になると書かれていて、その根拠は、老齢人口が増えて、それを支える働く世代が減ると、地価が下がると、書かれているが、それが、事実になるか、あるいは、ならないか、分からないが、しかし、日本の人口が減ってきて、老人が増えていくことは、真実である。それが...続きを読むPosted by ブクログ