三浦展のレビュー一覧

  • 中央線がなかったら 見えてくる東京の古層

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    高円寺在住なので、とても興味深く読んだ。今まであまり意識しないで歩いていたけど、この本片手に歩いてみようと思う。

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    2022年03月12日
  • 大下流国家~「オワコン日本」の現在地~

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    かつて「下流社会」(光文社新書)が16年前に出版された。それから月日は流れたが、日本を取り巻く状況に明るい希望もなければ光もないトンネルから抜け出せくなっていた。





    「日本人の意識と価値観調査」(下流社会15年後研究会、2020年11月)によると、「日本の繁栄はいつまで続くか」という質問をした。その結果が以下の通りだ。




    すでに繁栄の時代は終わっている(62%)


    2030年まで(12%)


    2040年まで(7%)


    2050年まで(3%)


    もっと長く(16%)




    「すでにお前は死んでいる」なんていうセリフで有名なマンガがあるが、もうそんな状況かあ。




    1つ

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    2022年01月30日
  • 新装版[現代訳] 職業としての学問―格差が身近になった現代に「働く意味」をいかに見出すのか

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    ウェーバーが1917年に行った講義を現代のビジネスパーソン向けにアレンジされたのが本著。かなり意訳のようで、原本とは内容が多少異なるらしい。

    100年経っても、人間が悩むこと、悩むが故に起こす行動や依存してしまうものも同じである事に驚いたと共に笑ってしまった。

    自分の人生に責任を持つことを恐れて、学生(若者)は教育者に未来の進路の先導者であることを期待し続けているように感じる。

    ただ若者が求める「やりがい」や「自分らしさ」を見つけることに近道などなく、当たり前のことだが日々の雑務、時務を真面目にコツコツと果たしていくでしか、見つけ出せないのであろう。

    自らの悩みも若者特有のありきたりな

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    2021年11月09日
  • 日本の地価が3分の1になる!~2020年 東京オリンピック後の危機~

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    最終章の対談部分に東京の価値を上げるアイディアが集約されている。
    決して悲観するだけの内容ではない。

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    2019年06月12日
  • 日本人はこれから何を買うのか?~「超おひとりさま社会」の消費と行動~

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    おひとりさま世代が今後高齢者になることを見越して、どんな消費傾向になるかアンケートや各種統計情報から読み解く一冊。
    ちょっと統計情報の分析深度は浅めだが、いろいろと実感する点は多い。
    これからコミュニティの存在は大きくなるのは間違いないと思う。

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    2019年06月12日
  • 1980年代から見た日本の未来 2030年代を予測する視点

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    バブルの前、1980年代から人々の価値観には変化が生じ始めていた。モノ消費からコト消費への変化、質素さに価値を置く価値観の高まり。そして、家族やコミュニティに価値を置く生活から個を重視した生活への変化など。その後、バブルによって、一時的に大きな揺れ動きがあったももの、基本的には平成の人々の価値観は、この1980年代の価値観の延長線上にある。
    この時代は、まさに自分にとっても青年時代から社会人へ、そして現在へ繋がる時期であり、筆者の指摘には実感をもって頷けるものが多い。この先の未来は、さらに個にこもる傾向と、その反動としての大衆的なものへの志向が入り混じったものになるのだろう。
    面白い指摘にあふ

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    2019年03月06日
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    第四の消費

    共感する部分がとても多い。簡単に「モノよりコト」と言うが、なぜそういう消費志向になったかを歴史をたどって解析してくれている。
    ただ、シェアは単にお金がないから所有できないだけでは?とも思う。
    自分も車は持っていないが、お金があればシェアではなく、ぜひとも所有したい。

    ・団塊世代は第二の消費世代なので、もっと大きなものを界、私有することが幸せだという価値観が心に刷り込まれている。
    ・団塊世代と新人類世代は全く異なる特徴を持った世代だが、物質主義的な傾向が強いというところは共通している。
    ・第四の消費世代の健康志向は、人生全体を見なおさないと健康は得られないという思い
    ・新しいもの

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    2018年12月09日
  • 日本の地価が3分の1になる!~2020年 東京オリンピック後の危機~

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    文字通り、今後少子高齢化の影響で日本の地価が下落することを予測する一冊。

    単に地価が下落することのみならず、今後の高齢化で日本全体の状況が変わることがよくわかった。

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    2021年08月22日
  • 毎日同じ服を着るのがおしゃれな時代~今を読み解くキーワード集~

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    「私有への関心が薄れ、シェア志向へ」、「マイベストライフを追求する個性の時代へ」、しかしながら「ひとりぼっちと思われることを嫌い、誰かとはつながっていたい」という
    のが現代主流の価値観だと認識した。

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    2018年12月02日
  • 100万円で家を買い、週3日働く

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    ネタバレ

    このタイトルはあくまでも実例のひとつで一番キャッチーなものにしたのだと思う。ぼくはシンプルに『再・生活化の時代』で良いと思う。
    現代はバーチャル(魔法)の時代からそのアンチテーゼとしてリアル(再・生活化)の時代へ移行してきていると著者は分析する。その実例として先駆的な活動をしている方々を本書ではまとめられている。

    この本の例からみたリアル(再・生活化)の時代の特徴としては、
    ①自分たちでつくる
    ②既存のものを再活用、価値を見直す
    ③シェアし、つながりを楽しむ
    ④省略ではなく生活や人間全体を感じたい

    今や何でもネットで買えるため、もはや都会で暮らす必要は薄れ、地方へ移住する人たちが増えている

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    2018年11月07日
  • 都心集中の真実 ──東京23区町丁別人口から見える問題

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    23区には女性の流入が多い。
    働く女性は隅田川沿いのマンションが多い。
    職住分離は仕事と生活の機能の分離、それは都心で働く男性と家を守る女性の分離。
    多摩市は環境が良いので、駅前にタワーマンションを建てて人口を増やすべき。

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    2018年11月03日
  • 100万円で家を買い、週3日働く

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    ネタバレ

    <目次>
    序    魔法の時代と「再・生活化」の時代
    第1章  生活実験
    第2章  昭和の官能
    第3章  郊外の夜の娯楽
    第4章  新旧をつなぐ
    最後の分析  あとがきにかえて

    <内容>
    低成長で停滞の続く日本の将来について、具体的な活動をしている人の取材を通して、様々な提言をしている、三浦展の本(多くは、ネット上の記事をまとめたもの)。私が感じるところのあったのは、第1章と第4章。彼の説く「第4の消費」の、人間関係の豊かさ志向、シェア志向、シンプル・ナチュラル・手作り志向(これはこの本では希薄)、日本・地方志向、が一番出ているところだと感じたから。ここで取材されている人たちは、30~40代

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    2018年10月29日
  • 第四の消費 つながりを生み出す社会へ

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    三浦展氏の最近の著書は失礼ながら当たりはずれがありますが、本書はよくまとまっていて、論旨も明快だと思います。「下流社会」並みのヒットになる予感も。

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    2018年10月13日
  • 中高年シングルが日本を動かす 人口激減社会の消費と行動

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    三浦展 著「中高年シングルが日本を動かす」、2017.11発行です。日本のこれからの消費活動を探った書でしょうか。ヤング(34歳以下)、ミドル(35~59歳)、シニア(60歳以上)の志向が面白かったです。男性ヤングは料理男子、車乗らず、旅行せず、外に出ない、清潔志向(主婦化、中年化、女性化)女性ヤングは外交的で外食、飲酒(酒のみ女子、DIY女子、一人旅女子)。男性ミドルは健康志向で車買わずペット飼う。女性ミドルは男性より金を使う。ファッションより睡眠、服よりペット。男性シニアは車と腕時計、女性シニアも車。

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    2018年05月17日
  • 横丁の引力

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    三浦展 著「横丁の引力」、2017.10発行。面白かったです。フォークソング「神田川」に「横丁の風呂屋」のフレーズがありました。今、横丁のブームだそうです。雑誌「散歩の達人」「東京人」、TV「吉田類の酒場放浪記」など。そもそも横丁の前身は闇市、赤線、青線、三業地。主要な駅には闇市が。赤線は合法的な歓楽街で遊郭、待合、貸座敷など。青線で有名なのは玉の井(東向島)。三業地とは料亭、置屋、待合のある地域。若い女性、元気です。マンホール好きの蓋女、古い階段を好む階段女子、屋台も人気。神楽坂、向島、玉の井、立石、赤羽、蒲田など横丁と路地のある街があこがれの対象になっているとか。

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    2018年04月27日
  • 中高年シングルが日本を動かす 人口激減社会の消費と行動

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    データを元に、解説しているんだけど、非常に面白かった。見せかけの相関に騙されてしまわないように。大手広告代理店の方が書いた記事への反論に納得。反事実などを考えながら、データに基づいた政策、施策を。因果関係に見せてしまう第三の原因にも注意を!74歳まで働くためにも、セルフケア社会が始まっている、多様な幸福観がやっと浸透してきた、ということが書かれていて、それもちょっと嬉しかった。

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    2018年01月25日
  • 東京郊外の生存競争が始まった!~静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ~

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    ある年代になって「せんべろ」という言葉に誘われ、東京近郊の街をそぞろ歩くようになって、戦後の生活遺産としての飲み屋街に激しく惹かれています。また、その横丁のスナックのママさんたちの昭和史オーラルヒストリーも波乱万丈の面白さ。でも再開発や高齢化でどんどん死滅する予感がしています。自分にとってはレガシーな街探検が、本書では未来の郊外の生き残り策として語られます。それは第5章の「郊外に夜の娯楽を復活せよ!」のあたり。その中で1920年代に「夜の都市計画」を提案していた石川栄耀の存在を初めてしりました。また第4章で言及される「センシュアスシティ」(官能都市)というコンセプトにもなるほど。などなどい、「

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    2018年01月16日
  • 東京郊外の生存競争が始まった!~静かな住宅地から仕事と娯楽のある都市へ~

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    住むだけの街は、娯楽もそなえた街になるべきだと。住みたい街の調査から、いろいろと考察。自分の住む街がその調査に入っていないのがちょっと気になる。

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    2017年08月20日
  • 毎日同じ服を着るのがおしゃれな時代~今を読み解くキーワード集~

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    ノームコアに興味があったので読んでみたが、ノームコアだけではなく、これから社会が向かうキーワードがいろいろ書かれてあって興味深かった。中でも気になるのはシェアタウン。これから日本社会はかなり縮小するので、大量消費、大量保管から、少量消費そしてシェアリングに変わっていくと思うんだけど、この本にはそんな示唆が多いんじゃないかな。

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    2017年06月05日
  • 新装版[現代訳] 職業としての学問―格差が身近になった現代に「働く意味」をいかに見出すのか

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    職業としての学問、をとても分かりやすく読むことができた。その後、気になった箇所を岩波文庫版で読み直すことで理解が深まる。

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    2017年04月07日