猪瀬直樹のレビュー一覧

  • 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第8巻 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦

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    昭和史を考える上で、やはり中心となるのは、なぜ戦争に至ったのかという点であり、その背景を理解するための良質のドキュメンタリーである。 特に大きな判断根拠であった、石油備蓄とその需給に関する試算が、以下に「判断ありき」の数字合わせであったかという点に、通常のビジネスにもつながるものを感じる。

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    2014年11月22日
  • さようならと言ってなかった わが愛 わが罪

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    猪瀬さんの著作をちゃんと読んでなかったが、読んでみたいと思った。5000万円も受け取らなければ。奥様への思い、来歴も、悲しみにも共感しつつ夫婦睦まじい様子に微笑ましく。

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    2014年11月20日
  • さようならと言ってなかった わが愛 わが罪

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    元都知事で2020年五輪招致の主役で成果をあげながらも5000万円事件で奈落におとされたアマチュア政治家猪瀬直樹氏の著書。
    本作は五輪招致で華々しくプレゼンをしていた一方、40年二人三脚で歩いてきた最愛の妻、ゆりこさんに対する鎮魂歌でもある。
    奥様の主治医から余命数ヶ月の一報を知らされながらも職務を全うし多大な成果もあげた。
    それから数カ月後に皮肉にも徳洲会5000万円問題で辞任させられることになった史実。
    メディアで見る限り愛想の無い不器用な作家上がりの政治家という印象だったが、その裏では最愛の人を失う恐怖と闘いながら重大な任務をこなしていた。
    読みながら何度も心が締め付けられる思いになりま

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    2014年11月17日
  • 決断する力

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    東日本大震災への対応を中心に、
    非常事態における行動や、
    日々の決断について書かれています。

    なるほどね~。
    確かに、時の民主党政権に比べれば、
    東京都のリーダーシップは際立っていたよね。

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    2013年07月14日
  • 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第1巻 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究

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    猪瀬直樹という作家が後に政治の世界に入ってゆくきっかけとなった作品。霞が関の論理が如何に一般国民にとって理解不可能なものかを猪瀬氏の持論である“ファクト”に基づいて展開される。

    ここで指摘された道路公団のデタラメさが後に小泉改革による道路公団民営化へと繋がった。

    作品自体は90年代中盤のもので、時を経て歴史作品へと変質していそうなものだが、実はここに書かれている霞が関の奇妙さはほとんど何も変わってはいない。

    ここに書かれている問題で手がつけられたのは道路公団くらいなものだ。

    作品にはまだまだ奇妙な光景は広がっていてそれはまだ問題として社会に浮上すらしていないのである。

    政治における“

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    2013年07月07日
  • 決断する力

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    東京都知事の猪瀬知事が、実際の出来事や施策を例にあげながら持論を展開していくといった
    内容。
    形式や古い風習、体制などに囚われずに、次々と問題を解決していく姿勢、リーダーシップとスピードの大切さのよくわかる本でした。

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    2013年05月18日
  • 欲望のメディア

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    映像メディアの発祥から衛星放送登場までの、生々しい人間ドラマを描く。帯・新しいあとがきなど以外で、今日を席巻している「インターネット」というワードが本編文章には出てこない時代の書物。「ネット」という言葉が…(以下続)

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    2013年05月12日
  • 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第8巻 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦

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    日米開戦前。昭和16年夏。
    軍部、官庁、民間から招集された内閣総力戦研究所の研究生36名。平均年齢33歳の彼らは「日本とアメリカもり相手戦わば?」という問いに対して結論を出した。その答えは「日本必敗」という現実。
    日米開戦は避けねばならぬ!と主張した彼らの意見は聞き入れられず、その年の12月に真珠湾への奇襲攻撃が結構され戦争が勃発してしまう。
    なぜ日本人は必敗と知りながら戦争に突き進んだのか?この本を読んで初めて知った総力戦研究所の存在がとても新鮮な驚きがありました。
    東条英機氏に対する考え方も少し新鮮で面白かったです。

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    2013年04月29日
  • 東京の副知事になってみたら(小学館101新書)

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    東京都の政策に興味があったので読んでみた。
    今都知事の猪瀬さんが副知事時代に取り組んだことを中心に書かれています。
    実際起こったエピソードの話が中心だし、文体もとても読みやすい。さすが作家さん。

    内容
    ・都が取り組む「水ビジネス」の重要性、参議院議員宿舎の件、高速道路民営化の件など色々。
    ・東京が今オリンピック招致に取り組んでいる理由が、「成熟した先進国のオリンピックをすることにより、東京から世界に向かって未来のビジョンを発信する」という目的を持ったものであるということ(これ知らない人意外と多いと思う)。
    ・あとは、石原元都知事に指名されて副知事になったいきさつというか裏話が書かれてて面白か

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    2013年04月28日
  • 東京の副知事になってみたら(小学館101新書)

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    2010年に発刊。副知事時代の猪瀬直樹が一つひとつの施策にどのように取り組んだのかがよくわかる。石原都知事とのやり取りも面白い。
    東京都は国に先んじて、新しい取り組みにチャレンジしてきた。それを支えてきたのが東京都の職員であり、猪瀬直樹も本書の中で賛辞を送っている。
    東京都はときには国とも戦う。イメージでは分かっていたが、具体的にどのように戦い、国をも動かしてきたのかが分かった。
    副知事の中でも異端だった猪瀬直樹が知事になった。本書から、今後の都の方向性も垣間見れた気がする。

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    2013年04月08日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    一人メシではつい何かしら文字を追ってしまう活字中毒(※自分)や、日本語が自在に操れるメリットだけでも来世も日本人に生まれたい日本語フリークは、少なくとも読んで損はしない

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    2013年04月03日
  • 解決する力

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    昨年末に東京都知事に就任された、猪瀬直樹さんの寄稿集となります。
    石原さんの下での副都知事時代のエピソードが主体で、読み応えありました。

    中でも、3.11の際の Twitter から始まった救出劇は圧巻でした。
    詳細は『決断する力』でもとのことですので、是非そちらも読んでみたいところ。

     「気仙沼→ロンドン→東京→都庁→消防と奇跡のリレーの絆でつながった」

    そして個人的には、東京メトロと都営地下鉄の一元化は、是非お願いしたい。
    道路行政を何とかしてしまった猪瀬さんなら、できてしまう気もしています。

    政策の系譜で見れば、間違いなく石原さんを踏襲されているかと、、
    政治の連続性との面から見

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    2013年04月01日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    「買ったすべての本を完読しなくてもいい」という提言は目からウロコだった。考えてみれば辞書を買ったって全項目読むわけじゃないよね。
    この本は「言語技術」というのがテーマだが、あくまでも入門書として著されているような気がする。とはいえ書かれている猪瀬氏の言葉は、読むこちら側の頭の中のバラバラのピースをはめ直し、考えるためのフローチャートを構成してくれる役割を果たしてくれる。猪瀬氏を好きか嫌いか、という観点とは区別して、氏のものを考える方法に関してのレクチャーはわかりやすいし、参考にしたくなる。

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    2013年03月26日
  • ミカドの肖像

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    ネタバレ

    3月の東京アウトプット勉強会の課題本。

    衝撃の言葉で始まる、この本。バルトの「いかにもこの都市(東京の事)は中心をもっている。
    だが、その中心は空虚である」という言葉は本質をついているなと。

    海外から見ないとこの現象はわからないと思う。
    日本の中心の東京が空虚であり、また日本人の心のなかも空虚である。

    日本人にとって天皇とはなんだろうか?
    明治時代であれば、天皇は神であるという一種の信仰に持ち上げることで、
    日本という国を作っていった。
    この場合は国(諸藩の統合をするという意味で)を一つにするために天皇中心であれば都合がいい。
    ただ戦争が終わり、今は天皇は国の象徴であるということだが、

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    2013年03月19日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    言葉の大切さ、言論の有用性を緻密に論理立てて説かれている。
    ペンの力を信じる人にとっては、現代の言葉力の低下を危惧する。

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    2013年02月19日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    「『絆の回復』はかんたんではない。『言語によるコミュニケーションの回復』こそ、ひとつの力強い道筋であると思われる。」(あとがきより)
    絆は言葉の力によって培うものだということがわかる本です。

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    2013年02月10日
  • 東京の副知事になってみたら(小学館101新書)

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    良い本に出会ったという感じです
    この本は現東京都知事の猪瀬さんが副都知事時代にお書きになった一冊です
    作家という立場からなのか、洞察力•分析力•決断力•説得力•行動力が備わった方なので政治家にならない方がもったいない方ですね
    私の嫌いな歴史もそういう流れでこうなって行くのかと今更ながら納得の文章でした

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    2013年02月04日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    言葉を正しく使えば、人とのコミュニケーションが進み、社会全体の利益となる。でも社会に正しい言葉を充満させるには一人ひとりの自覚が必要となるわけで。そんなひとりになろうと思う。

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    2013年01月22日
  • 天皇の影法師

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    2013.1.4-2013.1.5
    猪瀬直樹氏の本の面白さは、着眼点の良さだけではなく、関係者に対する広範な取材に基づく事実の積み重ねにある。
    元号についての誤スクープ、八瀬童子、鷗外と吉田増蔵、終戦後の松江のクーデターなど、いづれも不勉強で知らなかつた事実で興味深く読んだ。
    解説を網野善彦氏が書いてゐて、巻末に東浩紀と著者の対談がついてゐるといふのもお得だ。
    文体は必ずしも好みではないし、編集も少し甘く、例へば鷗外の墓に名前以外の文字を彫らせなかつた理由など、説得力に欠けると思はれる部分もあるが、一読の価値は充分。ある程度の予備知識がないと面白さがわからないので、若い人には少し手強いかも。

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    2013年02月10日
  • 東京の副知事になってみたら(小学館101新書)

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    猪瀬さんが副知事時代に行った政策とか国との関わりとかもろもろ。公共政策って何かがなんとなくわかる良い本。

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    2013年01月01日