猪瀬直樹のレビュー一覧
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ネタバレこの人が2500万円をバッグに入れられなかったから…。
猪瀬直樹が東京都知事時代を振り返り、これからを語る。
猪瀬直樹は悲しいかな若かった。石原慎太郎ほど親分気質で悪くなれなかったんだろうな。だから消された。
市民は政治家にクリーンな人柄を求める。それでは東京をまとめられない。東京にはマキャベリズムが必要なのである。それを理解できない都民ェ…。
今東京に必要なのはやはり「生産性」なんだけれど、なかなかどうして浸透しない…。お年寄りはSNSができないなら、いろんな本を読んで勉強してほしい。
小池さんがいろいろぶっ壊した後に、もう一度猪瀬さん都知事ならないかなー。絶対無理だろう -
Posted by ブクログ
ミカドの痕跡を近代史や海外から掘り起こし、天皇制と近代日本について論じた力作。あたかも枝ぶりの良い巨木を眺めるようなスケール感はあるが、枝葉が広がり過ぎてしまった感も否めない。もう少し剪定をして小ぶりにまとめて欲しかった。 ただし、西武グループと皇室の関係を描いた第一部の「プリンスホテルの謎」は抜群に面白かった。 西武という企業の経営のカラクリが分かるばかりではなく、堤康次郎、清二、義昭、というそれぞれの時代に君臨した稀有な親子の内面にまで肉薄するノンフィクションの傑作だと思う。第二部では「ミカド」という日本では馴染みのないオペレッタが、欧米では広く日本に対するイメージ形成に影響したこと、第三
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Posted by ブクログ
戦後のセキュリティの歴史を、1964年の東京オリンピック前後に興った2つの民警(民間警備会社)、セコムとアルソックを通じて読み解く本です。
重要で興味深い点が3点あります。1つは日本で全く無かった産業が生まれた時のマーケティング(オペレーションや営業)がどのようなものであるか。1つは非競合的かつ排除不可能という公共財の典型である警察について、民間がビジネスとして行い、それが産業になるということ。1つは綜合警備保障の現会長による「110番から119番へ」という言葉に象徴される、時代によって求められる「保障」が変わってきている、あるいはその範囲が拡大しているということ。
ノンフィクションとして -
Posted by ブクログ
堤義明氏の逮捕の報道は、ぼくでもちょっとした驚きだった。西武グループという大きな看板を持った大物の逮捕だけにそう思ったのだが、同時に以前読んだ一冊の本のことを思い出した。
猪瀬直樹著「ミカドの肖像」
近代天皇制と日本人との関係を、これまでの天皇論とはまったく異なる角度から猪瀬氏らしい独自の取材と論法で、立体的に探っていくなかなかの秀作で、ぼくは天皇のことをいろいろ調べてた折に読んだのだが、それ以上にそこに出てくる西武グループの堤一族と皇族との関係にスキャンダラスな要素も含みつつ刺激的だった。当時ぼくからしたら西武ライオンズやパルコのセゾングループの西武だから、そんな西武と天皇との関係は素直 -
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