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噴出する都政の問題。五輪は無事開催できるのか。新都知事は何と戦うべきなのか。副知事、そして都知事として長年都政に携わった作家が、東京という都市の特質を改めて描きつつ、現在の問題の本質を浮き彫りにする。
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Posted by ブクログ
「ファクトやロジックよりも感情」というのは、確かに日本に蔓延っている。メディアが煽っている部分は確かにあるな。自分自身も感情が先立っていかないか気をつけないと。 意思決定の過程のブラックボックス、実力者への過度な忖度。。東京だけじゃなく、どこにでも潜んでいそうだ。
東京都政について、元都知事の猪瀬直樹が書いた一冊。 プロの作家だけあって、何が問題かがわかりやすく描かれていた。
やっぱり猪瀬直樹はいい。もう感想も書くまでもないのだけど、一応は感想を書いておくと「猪瀬直樹でした」で終わらせろ。
後半は面白さがトーンダウンするが、前半の「都議会のドン」「五輪のドン」に関する章は当の渦中のご本人によるだけに(もちろんその分割り引いて読まなければならない、とも言えるが)なかなかの白眉。なるほど…と、興味深く読んだ。
この人が2500万円をバッグに入れられなかったから…。 猪瀬直樹が東京都知事時代を振り返り、これからを語る。 猪瀬直樹は悲しいかな若かった。石原慎太郎ほど親分気質で悪くなれなかったんだろうな。だから消された。 市民は政治家にクリーンな人柄を求める。それでは東京をまとめられない。東京にはマ...続きを読むキャベリズムが必要なのである。それを理解できない都民ェ…。 今東京に必要なのはやはり「生産性」なんだけれど、なかなかどうして浸透しない…。お年寄りはSNSができないなら、いろんな本を読んで勉強してほしい。 小池さんがいろいろぶっ壊した後に、もう一度猪瀬さん都知事ならないかなー。絶対無理だろうな。せめて、このくらい理性的な人になってほしい。
「評論する側と行動する側」その両方を体験した筆者ならではの文章の力強さ。単なる暴露ものではなく、政策的・実務的観点から得られるものはあります。都庁内での政治的な行動原理を見ると「ああ、自分の働いている会社でも似たようなことあるなぁ」と感じ入ってしまった。 p58 そのため重要案件は都議団幹事長より...続きを読むも都連幹事長に話をすれば早いということになり、それが慣習として続くことで、権力はより強まっていくわけです。 p110 僕は、JOCの武田恒和会長とともに「民間人の会長がふさわしい。コスト意識の強いトヨタの会長を務めた張富士夫さんが適任ではないか」という案をつくりました(中略)そうした僕の動きが、森氏を怒らせることになります。「森外しをしている」という話につながり、そこから、森氏からの猛烈な攻撃が始まります。
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