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Posted by ブクログ 2023年09月27日
ボリュームがあって後半は特に読むのが大変だったけど、面白かったです。前半だけでも読んでみて。
日本国の天皇(ミカド・プリンス)とは何か?を日本はもちろん海外からの視点でも少しづつ丁寧に、しつこくしつこく謎を解きほぐしていきます。世界一周して取材、スゴイ。
西武グループが皇族の土地を買い上げて建てた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月13日
天皇という空虚な中心.日本人のアイデンティティを探究した本.
ただし天皇そのものは語らず,天皇の周囲を取り巻くものにスポットライトをあてそれをとことん探究する.
ジャーナリズムとはこういうことか!と感じざるを得ないボリュームと内容の濃さに圧巻.この濃密さがフィクションを凌駕するリアルの面白さに繋がっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月23日
ミカドの痕跡を近代史や海外から掘り起こし、天皇制と近代日本について論じた力作。あたかも枝ぶりの良い巨木を眺めるようなスケール感はあるが、枝葉が広がり過ぎてしまった感も否めない。もう少し剪定をして小ぶりにまとめて欲しかった。 ただし、西武グループと皇室の関係を描いた第一部の「プリンスホテルの謎」は抜群...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月13日
堤義明氏の逮捕の報道は、ぼくでもちょっとした驚きだった。西武グループという大きな看板を持った大物の逮捕だけにそう思ったのだが、同時に以前読んだ一冊の本のことを思い出した。
猪瀬直樹著「ミカドの肖像」
近代天皇制と日本人との関係を、これまでの天皇論とはまったく異なる角度から猪瀬氏らしい独自の取材と...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月15日
著者は今どんな想いで高層ビルの一室からTokyoを眺めているのだろう。日本人はカネ儲けよりも自分自身を探すことのほうが緊急である。と僕(著者)は信じている。確かに。日本人には中心がない。西洋のような絶対的な神もいない。ドーナッツなんだ。ただ中心に成る場所だけはなんとなく感じている。その辺をだいたい知...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月12日
猪瀬氏の若い頃の大作。
この視点でここまでしぶとく調べ尽くすというのは、なかなかないと思う。
前半が西武グループ、プリンスホテルは元皇族の土地に建っていると言う話。
後半はミカドというオペレッタを通して海外から日本がどう見えているのかという話が中心。
日本という国の中で象徴である天皇が、海外の目か...続きを読む
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