【感想・ネタバレ】言葉の力 「作家の視点」で国をつくるのレビュー

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Posted by ブクログ

 今考えるとすごい速度で出版されたんだな。

 3.11以降の政府の動きなんかをベースに、東京都の副知事が世界と渡り合える、あとマスコミと渡り合える「言葉の力」について書いてる。ということは、東京都が進めている、言葉の力を陶冶するプロジェクトの紹介でもあるわけです。

 自分の考えを伝える技術、って云うけども、本書に書いてある程度の能力であれば在野にいっぱいいる程度の人材だと思うのです。顧みれば、まぁだいたいはまともに「正社員」とか「公務員」とかやってない人々で、このくらいの空間把握や、情報伝達の技術を持っている人はいくらでもおる。
 問題は、そういう人がまともに今の世の中で公務員をやったり、世界と渡り合ったりする気があるかどーか、という話なんじゃないの、と読んでて思うのだった。今ァ偉くなっても、叩かれるばっかりでそんなに旨みがないものね。

 ただ、書いてあるエピソードとか、いわゆる「霞が関文学」とか、そういったエピソードの一つ一つは面白かったし、これからの基礎教養だといって良い部類の話だとは思うので、★5つとしました。

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2013年07月04日

Posted by ブクログ

この本を読んで猪瀬都知事のイメージが随分と変わりました。小説家としての語り口は洞察が鋭く、都知事としての知識バックボーンの骨太さを感じました。


”国民ひとりひとりが「プランナー」になってほしい。”

という言葉からは、地域づくりに関してそのまちの構成員に主体性を求めている猪野瀬氏の姿勢が伝わってきます。


”アメリカ人は思いつきでなんでも書く。日本人は困ると白紙回答。” 

なるほど、確かにこれは僕の留学経験からも納得させられる事です。恐らくその背景には、「正しい解はひとつであり、それ以外の回答を書いても恥をかくだけ」という意識が自然と日本の教室文化から醸成されてしまっているのだと思います。


”大事なことは疑問をもつこと。「なんで?」「どうして?」の繰り返しだ。 疑問をもてば、それについて自分に回答しなくてはならない。自分を納得させるだけの根拠が要る。根拠を得れば、他人に説明することもできる。 ”

”好きか嫌いかは直感だ。しかし、「なぜ」と聞かれた場合には、なぜ好きかと思ったのだろうと考え、とりあえず言葉で説明しなければ他者との対話は成立しない。説明すればするほどウソっぽくなってしまうのなら、また考えればよいのだ。そうやって煎じ詰めてみれば、もともと日本人は俳句や短歌という文化伝統をもっていたのであり、的確な説明が苦手とは限らないのだ、と思う。”


ずしりと突き刺さる文章ですね。根拠ある発言をしようとするのにはエネルギーを要します。気の知れた友人と政治や歴史など「根拠が求められる」話がなかなか日本ではしづらいのは、普段から当たり前の事に疑問をもつ習慣がないからだとつくづく思います。


”家長の意識とは、自分も国家の構成要素、つまり一部分を担っていて自分で責任を負うという意味である。体制にただ不満をぶつけているより、どうしたら解決できるのか、道筋をしめしたほうがいい。国民ひとりひとりが家長の意識を持てば、国民を監視する体制ができると思う。納税者とは、国家に支配される存在ではなく、税の使い道に責任を持つ統治者の立場だ。 ”

本当にその通りです。政治家や行政に対してただ批判するだけで、当事者意識を持っていない大人があまりにも日本は多すぎます。この風潮はマスメディアが作り上げている部分が大きいとしても、「じゃあ自分はどう変えたいのか、そのために何をするか」、その議論をもっと家族レベル、友達レベル、地域レベルで活発にする必要があるはずです。


”小泉さんには「言葉」があった。その後を継いだ首相たちを見ていると、「言葉の力」が次第に失われている。 安倍さんで「緊張感」が消え、福田さんで「夢」が消え、麻生さんで「知性」が消えた。“宇宙人”の鳩山さんで「リアル」というものが完全にすっ飛んでしまった。 そして管さんで跡形もなく消えたもの。「言葉の力」である。 ”

もの凄い洞察力ですね。生粋の政治家ではなく、小説家という別のプロフェッショナルの道を歩んできたからこその視点。鳩山さんで「リアル」がすっ飛んでしまった、というのには笑ってしまいました。


とにかく、猪瀬さんという一人間の考え方がよく分かる、非常に面白い一冊です。

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2013年02月23日

Posted by ブクログ

ひさびさに自分の中に変化を起こしてくれる刺激的な本にであった。
言語技術、日本の教育の中で不足している部分。これをいかに養うか。
自分も特に不足している部分であることから、これを機に心がけていきたい

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2012年11月21日

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仄かに、著者の自慢話めいているところはなきにしもあらずだが、東京都の2枚看板である作家政治家の一人として、「言葉の力」がヒトとしての基本だよという信念を熱く語る。

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2018年10月14日

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2013年2冊目。

再読だったが、改めて、「こんな教育受けてみたかった!」と思う事例が満載。
世界基準に置いていかれていることを強く感じる。
今からでは遅くはないと、言葉の力の強化に努めたい。
どの仕事であれ「言葉の力」が必須であることが分かった以上、
あらゆる仕事に就いてゆく子ども達を育てる教育者こそ、
本書を読みとおして欲しい。
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2011年58冊目。(2011年12月15日)


「感性とはすなわち論理なのだ(p.140)」

直感的に物事を捉える背景には、それまでの人生経験や歴史の中にリンクする部分がある。
過去のどのエピソードや言葉にリンクしているか、
そのエピソードや言葉と、直感的に捉えた「今」の間にある関係性はどんなものか、
それをきちんと論理的な言語に落とし込めてこその「感性」だと感じた。

全体感の中の「今」を捉える力は大事。
「今」という点を、ただ点のまま捉えるのでは不十分。
歴史感という縦軸があれば、線の中の点として位置を得られるし、
そこにグローバルという横軸も加われば、平面の中で座標を得られる。
そうやって点を配置するための敷地を設ける事を自分はまだまだ疎かにしているし、
知性を感じる人はこういう平面をしっかり持っている気がする。

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2013年01月03日

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言語技術の大切さについて平明に述べられている。海外ではキチンと教える技術で、批評、分析に関する技術みたいなものかな。そういうところから入っていって副題にあるように作家の視点で国をつくるっていう。活字離れについてや、諸々良識に基づいた話。言語技術に関しては面白かったので更にもう少し触れてみようかなと思う。いろいろ為になるし、さらに深めようと思う良書。

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2017年12月18日

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一人メシではつい何かしら文字を追ってしまう活字中毒(※自分)や、日本語が自在に操れるメリットだけでも来世も日本人に生まれたい日本語フリークは、少なくとも読んで損はしない

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2013年04月03日

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「買ったすべての本を完読しなくてもいい」という提言は目からウロコだった。考えてみれば辞書を買ったって全項目読むわけじゃないよね。
この本は「言語技術」というのがテーマだが、あくまでも入門書として著されているような気がする。とはいえ書かれている猪瀬氏の言葉は、読むこちら側の頭の中のバラバラのピースをはめ直し、考えるためのフローチャートを構成してくれる役割を果たしてくれる。猪瀬氏を好きか嫌いか、という観点とは区別して、氏のものを考える方法に関してのレクチャーはわかりやすいし、参考にしたくなる。

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2013年03月26日

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言葉の大切さ、言論の有用性を緻密に論理立てて説かれている。
ペンの力を信じる人にとっては、現代の言葉力の低下を危惧する。

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2013年02月19日

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「『絆の回復』はかんたんではない。『言語によるコミュニケーションの回復』こそ、ひとつの力強い道筋であると思われる。」(あとがきより)
絆は言葉の力によって培うものだということがわかる本です。

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2013年02月10日

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言葉を正しく使えば、人とのコミュニケーションが進み、社会全体の利益となる。でも社会に正しい言葉を充満させるには一人ひとりの自覚が必要となるわけで。そんなひとりになろうと思う。

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2013年01月22日

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霞ヶ関文学、永田町文学を解体せよ、は面白かった。言葉の力について文字通り考えさせられた。全般的には雑感の寄せ集めという感が否めず、掘り下げが弱い。

また、著者の若年者に対する偉そうな目線は気に障ったが、広い意味での家父の意識の復権を訴える部分は同感だ。

・新憲法で女性に参政権を与えたのはアメリカだが、自国では黒人の参政権は制限されていた。
・場をつなぐ言葉=ファティック
・出版の自由(freedom of press)のpressは取材の自由、報道の自由
・日本の新聞にはスクープはあるが分析がない。
・近代合理主義では哀しさを動員できない。
・管と鳩山への分析は的確。ディズニーランドでの左翼の原論と友愛という言葉遊び。黙契。
・底の浅い誠実さが一番迷惑。
・起さえあれば改革はスタートできる。
・人生すなわち生活は縦割りではないし、頭の中も縦割りではない。
・家長の意識
・読み聞かせは心の脳を育てる。
・25年前は古典。

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2012年12月04日

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自分の言葉技術の低さを実感した。自分の感情や思考を論理的に説明する語彙がなく、“うまく言えない”ことが多い。文豪と言われる方の作品をきちんと読んでみようと思うきっかけとなった。

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2012年11月29日

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教育関係者、部下を持つ人、そして若い人、学生さをにお勧めです。

どこも、お勧めですが僕は特に
第一部2 絵画、サッカー、フィンランド の部分がささりました。

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2012年11月06日

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感情も感想も言葉のスキルがなければ表現しきれない。
日本人は感想を語るときに面白いとかすごいとか形容詞を多様するけれど、本当はもっと色々感じているはず。でもそのモヤモヤふわふわした感情をすくいあげて言語化できない。それは実はとてももったいない。

政治についても教育についてもあるいは生活についても、あらゆる場面で言葉のスキルは必要になってくる。この本は日本人の言語力の低下によってもたらされる弊害とその打開案について語っている。

言葉の力を訴えるだけあってとても読みやすい一冊。
とてもおもしろかった。

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2012年10月04日

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ファティックを大切にする。読書の価値は内面に浮かんだ事を作品の表現や事実と結び付けられる事。
伝える力を付けるために、もっと色んなジャンルの本を読み、活用していきたいと思った。
普段あまり本を読まない人、伝える力をつけたい人、スキルアップの方法がわからない人は一度読んでみる価値があるかもしれません。

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2012年10月03日

Posted by ブクログ

言葉の力を見なおすべきだ。というお話。

全体が見えていないと細部に意味は見出せない
日本から世界的時間軸が失われ始めたことが言語力の低下の原因

ドイツ→どうしてそういうパスを出すのか

2006WCイタリアv.s.ドイツ→退場者が出て1人仲間が減った時のイタリア選手は誰もベンチを見なかった

ァティックに欠ける日本人
ファティックとは→どうでも良いような会話を続けながら、人と人とをつなぎ合わせる行為のこと

子どもへの読み聞かせでは辺緑系に刺激がある(泰羅雅登さん)
辺緑系→理性以前に人の行動をつかさどる役割

なぜ、日本のアーティストは世界で通用しなかったのか?
「答えは単純です」
「欧米の芸術の世界のルールをふまえてなかったからです」
村上隆

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2012年09月20日

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「言語力」とは、「情報を正確に理解したうえで、相手の表現の
意図や背景を推論し、根拠を挙げて自分の意見を述べ、話し合って
与えられた課題を解決できる力」のことだ。(p86)
☆ ☆ ☆

基本的な技術を習得しなければ、スポーツをうまくやることは
できないように、言語も基本は技術であるとのこと。
たとえば複数の家具が置かれた部屋の俯瞰図を見て、その配置を
文章でわかりやすく説明する技術。
絵画を鑑賞して、論理的に感想を述べる技術など。
確かに、そんな技術があることは知らなかった。
グローバル社会で共有されている言語技術を、今の日本は持っていないと。

言語力がないから「キレる」社会になるのかなとも思った。
そして、論理的に判断ができずに一見クチのうまい指導者にのせられてしまう。

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2012年09月02日

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東京都の副知事、猪瀬直樹さんの本。

いわゆる「団塊の世代」らへんの人なりに東日本大震災や情報化といったキーワードと向き合い社会問題と対峙していく、という姿勢を否応なく感じた。

活字好き90年代生まれとして、猪瀬さんの言葉の活用や可能性を真摯に追い続ける姿勢を応援したい、と強く感じた。

だがその一方、「マンガやアニメよりやっぱ活字でしょ、活字こそ正当な文化の継承者」的なノリが随所にあり、90年代生まれとしては「社会意識の高いマンガやアニメをいっぱいあるよ!!」と思わず反発したくなるのは否定できない。

ただ、社会の多数を占めるのは猪瀬さんぐらいの世代であり、マンガやアニメみたいなオタクカルチャーとは縁が遠くなりがちな世代、というのも事実。
今の若者文化的なネット社会の流儀は、決して世代を超えてどこでも使えるものではない、と俺は思う。「先進的な60代はこう考えている!」というのを知り、Twitterみたいなネットツールを世代を超えて活用する上でのヒントになりそうだと感じた。

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2012年08月12日

Posted by ブクログ

日本に必要なもの、言語能力と正義。世界には、コミュニケーションのためのルールを学んで大人になっているとのこと。三森さんの「言語技術」は、今後注目していきたい。

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2012年07月28日

Posted by ブクログ

『言葉の力』
サブタイトルには《「作家の視点」で国をつくる》とある。

著者は、日本の言語技術を底上げして国力を上げる必要性があると説いているように思える。

第二部に「霞ヶ関文学、永田町文学を解体せよ」とあるように、日本中枢の現状を特に憂いているように思える。
小泉純一郎元首相には「言葉」があったが、その後の首相たちを見ていると「言葉の力」が次第に失われている、とある。
まあ、これには激しく同意できる。

一般的には第一部・第三部を読めば良いと思うが、結局、言語技術を上げるには、沢山の本を読み、歴史を学ぶことにあると感じた。
しかし、言語技術を上げなきゃいけない人ほど本を読まないという現実がある、というジレンマがあるとも思った。

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2012年03月10日

Posted by ブクログ

日本人は「言語技術」を勉強しないといけないと。
政治家はもちろん、日本の企業の人には、何を説明しているんだか、わからないこと、メモを取りにくい説明が多い。外資系企業の外国人の場合、そういうことが少ないのは、彼らが言語技術を習得しているからなのだろうか。猪瀬さんは、日本の教育がそうなっていないことを指摘して、その通りだと思う。
絵画の見方についても触れているが、ロンドンのナショナルミュージアムなどでは、頻繁に小学生がホンモノの名作を見ながら、授業をする姿がよくみられる。なんとなく聞いているとこの本で述べられている通りのことが行われている。
ツイッターのつぶやきなど、日本人の言語技術全体に話が及んでいておもしろかった。

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2012年03月06日

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言語力の重要性を訴える一冊。
入門書や実用書の類ではなく、言葉の力を磨くうえでの心得を説いている。
言語力、言葉の力の重要性を自覚し、日本人の意識を覚醒させるための本。

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2012年03月05日

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初・猪瀬直樹。明瞭な語り口で、言っていることはとても全う。共感できました。それだけに、この本に書かれている内容が、本を読まないひとにも支持されることを願ってやみません。本好きのひとで、これに反対するひとはいないはずなので。なぜ、石原慎太郎×猪瀬直樹なのか、と疑問でしたが、本書を読み納得。言葉と文字。現代、とりわけテレビが登場してからは切り離して語られることが多いですが、根底では両者のつながりは深いということを再認識。

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2012年02月26日

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猪瀬直樹氏の著書です。
「言語技術」の重要さ、鍛え方を現在の日本で実践できる事例を含め論じています。

猪瀬氏自身の実務能力は、道路公団改革、東京副都知事、東京都知事の数々の業績で証明されています。
その猪瀬氏が重要と説く「言語能力」を身につけることは有用であると考えられます。
まずは本を読むということですね。

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2015年03月15日

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著者の講演会に行った際、サイン目当てで買ってしまった本。
自分は生まれてから言葉を選択する重要性など考えたことがなかったし、この本を読んだ当初もさほど感銘を受けなかった。
だが、この後著者が過去に書いた「昭和16年夏の敗戦」という本を読んで考えが変わった。著者本人が言っていたことなのだが、30年近く昔の本にも関わらずその文体からは全く古臭さを感じなかったのだ。それは、著者が執筆当時に流行の表現を用いずに適切な言葉を選びながら本を記した成果なのだという。
結果的に、言葉を選ぶことの重要性を思い知らされてしまった。
僕のように言葉を全く意識していない人ほど、読んだ方がいい本だと思う。

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2012年11月27日

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2010年「消えた高齢者問題」から、「孤独氏」や「無縁社会」という言葉が、メディアで取り上げられた。
地域コミュニティーを再生するには、生きた言語空間が必要ではないか。自分の悩みを語り合う空間や、人生を語り合う空間、人間同士が深いコミュニケーションをとる場のことだ。
こういった言語空間が失われたことが、無縁社会の背景にあるような気がした。
また、2011年の東日本大震災後、東北に送られる言葉が軽いように感じて仕方がなかった。被災した東北の人々には言葉に力があった。しかし、海外のチームに所属する選手からのCMメッセージは力がなかった。
このような思いから、東京に生きた言語空間を復活させるにはどうしたら良いかという疑問を持ちながら、読んだ。
猪瀬直樹の本は初めて読んだが、副知事として東京の「言葉の力」に注目しているのがさすがだ。
政治家の言葉はますます軽くなり、鳩山でリアリティーがなくなり、菅で言葉の力が完全に失われたと著者は説く。
その通りだと思う。言葉を失った政治家とマスコミ。それを認めてきた民衆も悪いが、政治家やマスコミにも大きな責任がある。

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2012年09月02日

Posted by ブクログ

言語技術を磨く必要がある。ツイッターの140文字で技術を磨く。あとは本を読むこと。
ファクト(事実)をディテール(細部の描写)に盛り込んで文章を書く。または話す。再読必要な本です。

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2012年07月27日

Posted by ブクログ

・今のままで大丈夫。⇒人気セラピストほど多く使う言葉。
・待ってましたよ。こう云われて嫌な人はいない。
・きっとうまく行くよ。

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2012年04月19日

Posted by ブクログ

自分の語彙力のなさや、物事を言葉で説明する力の足りなさを実感し、意識し始めた今日この頃。
言葉には、感情的に伝える方法と、論理的に説明する方法とがあるが、本書は後者の視点でその重要さを語っている。
これから、言語技術を鍛えるにあたっていい刺激となる本だった。

第一部の
●歴史的な時間軸と言語力の関
●日本固有の時間軸と死生観
は興味深い考察だった。

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2012年03月28日

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