【感想・ネタバレ】決断する力のレビュー

あらすじ

★“ソーシャルネットワーク”を使った情報収集・発信★まずは即断即決、そして事後承認を得る★見えない恐怖を可視化する★先を見通して、リスクの芽を摘む★昨日を基準に、今日を生きないそして、「いざというとき、立ち止まるな! 走りながら考えろ」大震災後、東京都のリスク管理、危機対応を陣頭指揮する副知事が、日々実践している「思考と行動」を生々しく語る! また、ビジネスに応用できるポイントを、20カ条に整理して紹介。「首都直下型地震」への取り組みもふんだんに記された、役に立つ一冊。

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Posted by ブクログ

東京都副知事が、様々自体に対処した様子を書き記した価値ある一冊。

組織を率いる人や、即決即断が必要なポジションにいる人は一度読んでおいて損は無いと思う。

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2013年04月21日

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緊急時に前例にとらわれず迅速に対応することの大切さ。
そのおかげで救われたひとたち。なかなか勇気をだせないもの。
いまも現実にある問題に闘いながら世の中を良くしようとおられる猪瀬さんにエール。

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2013年01月20日

Posted by ブクログ

猪瀬直樹さんの副知事としての取り組みがよくわかる本。
自分で自分を助ける「自助」をベースに、個人がともに助け合う「共助」、公的支援の「公助」の三要素を重ねていくのが今後の社会の方向性。
公助には限界があるので、余裕ある企業・組織が少しづつだしあって助け合うことが大切(共助)

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2012年11月14日

Posted by ブクログ

筆者の本は初めて読んだ。

今まで、道路公団か地下鉄のおじさん(失礼!)ぐらいにしか思っていなかった。
が、この本を読んで理路整然とした著述の仕方はわかりやすく、読んでいて気持ち良かった。

「東日本大震災以降は、戦後ではなく災後。われわれは、リスクと向き合い、自分たちの責任で国難を乗り越えていかなければならない。」には共感した。

12/10/86-99

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2012年10月07日

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震災直後の瞬発力的な判断、決断が必要だった時の行動や考え、また、その他東京に関連したて問題視事柄に対する行動や考えが述べられていた。

震災直後は、私も猪瀬さんのツイートにお世話になったし、述べられている内容は共感する所ばかりだった。

趣旨とは異なるが、政党の長でしかない"首相";と民に直接選ばれた大統領や知事との違いの大きさも感じさせられるなど、政治にも興味を持たさせられる一冊だった。

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2012年05月29日

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冒頭の「決断は、外見では非連続な思考のように見えるが、そうではない。粘り強さの果てに、ようやく飛躍することができる蓄えられた力の結果である」が、心に沁みる

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2019年06月12日

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東日本大震災への対応を中心に、
非常事態における行動や、
日々の決断について書かれています。

なるほどね~。
確かに、時の民主党政権に比べれば、
東京都のリーダーシップは際立っていたよね。

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2013年07月14日

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東京都知事の猪瀬知事が、実際の出来事や施策を例にあげながら持論を展開していくといった
内容。
形式や古い風習、体制などに囚われずに、次々と問題を解決していく姿勢、リーダーシップとスピードの大切さのよくわかる本でした。

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2013年05月18日

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既存のルールに縛られずに、状況に応じて決断する。全ての情報を収集してから判断するのではなく、走りながら考える。即断即決。
共助を実現するために、自身が果たせる国民の義務とは何かを常に考えていきたい。

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2012年12月16日

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東日本大震災での話を主に、東京都副知事である著者がどのように状況を判断して行動を起こし、指示したかを記した一冊。

だが、物事を決断するには勇気がいる。決断が求められるときは大抵、多くの情報が不足しているからだ。そのために著者が述べているのが普段からのトレーニング。Twitterを使ってネットワークを広げるとか、本番さながらの避難訓練とか。

帯には『「いざ」というとき、立ち止まるな!走りながら考えろ。』という一言が記されているが、この言葉が本書をすべて表しているように思う。

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2012年10月20日

Posted by ブクログ

最初読み始めたときは、
なんだ自分の震災武勇伝かよ、と思ったけど、
読み進めるうちに、リスク管理についてわかりやすく述べられていて、
色々と考えされてしまった。
文章が非常に読みやすく、
本当に頭のいい人の書く文章はこういうものなのかと、
目から鱗だった。

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2012年10月08日

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異常事態下での判断、行動やリスクマネージメントについて、論理的かつ具体的に述べられている。
後半の国や東京メトロに対する批判は痛快。
ただ、他の著書で書かれていることも多い。

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2012年09月29日

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東日本大震災における東京都の活動、そしてその旗振りをした猪瀬氏について述べられた本。
単なる「地方公共団体」にとどまらない、日本の大局を見据えた東京都の決断を知ることができる1冊。

東日本大震災が日本という国に大きな揺さぶりを与えたのは事実だし、震災以後の動向から無縁でいることは、日本国民の多くにとって不可能である。
猪瀬氏は、東京都という直接被災したわけではない自治体の首脳であるにもかかわらず、日本の未来を思い、できることを果たした。

日ごろからさまざまな出来事にアンテナを張り巡らせつつ、一見すると自分から遠い場所で起こったことであっても、その影響を常に考え、自分にできることを通して行動せねばならない、と感じた。

ここ1年のネット論壇における震災観が凝縮された1冊なので、物珍しい言説は少ないかもしれないけど、現状と将来の現実的展望をしっかりと把握できる本だった。

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2012年09月20日

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成熟した日本では決断する力がない政治家が怠慢に見える
著者の猪瀬氏からすれば問題解決能力がないってことでしょうがそれでは「決断する力」とはどんな能力なのか

・刻々と変化する状況に対応
・走りながら考える
・スピートこそ命
・迅速な意思決定
・一度決定したらブレない

こんなキーワードが文中に散りばめられています
猪瀬氏は自分や石原氏を変人と言うが時代が変人を求めているのだろう
いまの時代は民間的な感覚を持つ人がリーダーとして求められている

震災時には被災地に足りない一般職員を派遣
首都公務員として夕張市を助ける…のちに東京都の若い一公務員が市長戦に出馬…石原都知事みずから応援演説のくだりは感動的
他にも成長戦略としての水・発電所・地下鉄など東京都の積極的な姿勢を見ると国家としての成長戦略とは邪魔をしない事なのではないかと現場である地方自治体任せでOKに感じる

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2012年07月21日

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副都知事猪瀬氏が実際に起こしている具体的な事例から、いわばケーススタディとして、「決断」の為のエッセンスが感じ取れる。
猪瀬氏の行動指針は、①迅速な意思決定のための指揮命令系統の一本化と大胆な権限委譲、②想定外をなくすリスク対策、③防御だけではなく、攻めるということと読み取った。
311時の対応、都のガス発電所の準備、メトロ改革など、猪瀬氏が行ってきたさまざまな行動の思想が理解できる本。

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2012年06月16日

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■本の概要
内容は主に、東京都副都知事 猪瀬直樹氏が、震災を通して考え行動してきたことで、以下の3部構成。
1.災害などの非常時のリーダーのあり方
2.「想定外」をなくすために日常的にやるべきこと
3.東京都が今採るべき攻めの政策(地下鉄,水道,電力)

■感じたこと
・エネルギー政策や増税などで迷走している「決断する力」の無い日本政府と比べて、東京都は即断即決でこんなにうまく機能しているんだぞ、という自画自賛が多いが、実際に言うだけのことはしているようなので頼もしい。だんだん猪瀬氏のことを応援したくなってきた。

・東京都は、東京都だけのためにあるのではなくて、地方自治体のトップランナーとして手本となり、困っている自治体(被災地や経営破たんした夕張市)への職員・ノウハウ提供などで貢献することが「義務」であると捉えているとのこと。また、水道事業の運営ノウハウをベトナムに売り込んだりもしてるらしい。尖閣諸島購入の話もあるし、ホント、国と地方自治体の境界が分からなくなってくる。こういうところから、地方分権・道州制への流れになっていくのかも。

・震災時に、TwitterからのSOSで東京都から独断で救助ヘリを飛ばして、障害児童施設に閉じ込められた400名を救助したというエピソードは、これからの新しい公益サービスの姿を感じさせる。

・電力の「地産地消」として、東京の近くに天然ガス火力発電所(石油火力発電所と比べて低コストでエネルギー効率が良い)を新規に作るというプロジェクトについても結構具体的な方策まで検討している模様。自然エネルギーの効率が上がるまでは、脱原発の現実解として、これしか選択肢は無いんだと思う。

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2012年06月03日

Posted by ブクログ

震災時に猪瀬氏が副知事として、どのような決断をしていったか、その事例集といった感じ。Twitterの名言の裏にこのような事態があったとわかるのは面白い。最後の、今は戦後社会ならぬ災後社会であるという考察は興味深い。

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2012年05月28日

Posted by ブクログ

以前から興味があったので読んでみたが、とても勉強になった。
Twitterを含めたソーシャルネットワークは、今後より社会インフラとしての重要性がドンドン高まるだろうと感じた。

東日本大震災においては、猪瀬副知事がTwitterを以前から使用していることにより功を奏したことが多々あったことを考えると、わが町の自治体がどうなっているのか気になる。
(サクッと検索してみたけた、見当たらない。ちゃんと調べてみよう)

台風時などで試験運用していれば、きっと災害時に役立つと思う。まさに筆者の言う「普段の行動の延長線上にある危機管理」ではないか。

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2012年05月12日

Posted by ブクログ

「力本」はほとんど読む気がないのだが著者が猪瀬直樹で題名が「決断する力」とくればいつ読むのか!今でしょ!山本一郎ブログでは勝ち抜く力なぜ「チーム日本」は五輪を招致できたのかと言うのも紹介されていたが2冊も読む必要はないと思うw

書いてる内容は真っ当なのだ。東日本大震災に対して非常時には走りながら考え、刻々と変化する事態に対してとにかく与えられた情報の中で最前の手を打ち修正する。場合によっては日常のルールはトップダウンで変更してもいい。ツイッターを使った情報の拡散をフォロワーの多い自分が中心になってやったことなどが書かれている。自慢話と言ってしまえばそれまでなのだが・・・

例えば千葉のコスモ石油の火災では応援要請がある前に東京都消防局を派遣している。海上を向かえばすぐそこだ。気仙沼の公民館に取り残された400人の救助はそこにいた障害児童施設の園長がイギリスの息子に携帯メールを打ち息子のツイートが拡散されて猪瀬副知事宛にリツイートされヘリを急行させた。東京消防のハイパーレスキューは12日の午後に福島原発に向かって出発したが消防庁から来なくていいと追い返された。よく知られているように官邸の危機管理は機能しておらず東京都の方が現場の裁量に任せることができている様だ。帰宅難民に対しては見込みでもいいと情報を流し続けた。HPがパンクしたため負荷に強いツイッターが有効に使われた。

危機対応ができたのは東京都が普段から職員の派遣をしていたりしているからだ。2012年の災害訓練では本番ながらにシナリオを周知せず、現場に到着してやっと状況がわかるという条件の防災訓練を行っている。想定外を繰り返すようではダメなのだ!が。

残念ながら徳洲会事件では状況の変化に合わせて新たな言い訳をして修正していったが言い訳は破綻した。非常事態に通常のルールで間に合わないことを緊急避難的にルールを無視するのは成功すれば許されるが、日常の選挙でルールを無視すれば許されるわけがない。非常時に備えて予め相互協力ができるようにルールを整えておき、その際の指示命令系統をどうするか決めておくのが地方政治家の仕事なんだと思うのだが・・・阪神大震災の教訓で各地の消防車の配管の径を揃えると言う様なことはできていたらしい。

猪瀬氏は1983年に「昭和16年夏の敗戦」と言う本で総力戦研究所と言う政府機関が行った太平洋戦争のシミュレーションで「最初は勝つけれども、三年か四年たったら日本は負ける。制海権と制空権を失い、本土が大空襲を受け、ソビエトが参戦して終わり」という予測が出ていたのに戦争に突入して負けたという話を紹介している。この本の発刊は2012年4月2日で徳洲会の資金提供はその年の11月だ。これがばれて自分が辞めることは想定外だったようだ。

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2014年01月18日

Posted by ブクログ

都知事を辞任するのにどのような「決断の力」が働いたのか?興味があって読みましたが、その点では少し裏切りられたかな?

「リーダーは状況の変化に合わせて臨機応変に対応しながらも、一度こうと決めたことに対しては断固やり抜かなければならない。決断そのものが間違っていた場合は、すぐに過ちを認めて舵を切りなおす必要があるが、間違っていない場合は、どんな横やりが入ろうとも、ブレることなく、強い意志でやり抜くことだ。」

猪瀬さんの上記のスタンスからすると、強い意志でやり抜かなかったのは今回間違っていたから?皮肉にもそう思ってしまいました…

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2013年12月25日

Posted by ブクログ

文章は平易で、無駄なく読みやすい。しかし、特に目新しいことが書いてあるわけでない。自慢話が鼻につく。
「これからの社会はファクト(事実)とエビデンス(証拠)をもとにしていくべき」と書いておきながら、「~と思う」「~と感じる」などと主観ベースの表現が多い。
まぁ、言っていることは間違っていないのだが、ちっとも心に響かかない。『よし、やってやろう』というパワーの湧いてこない、共感力の低い本。

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2013年02月27日

Posted by ブクログ

副知事時代に携わった案件をリーダーとしてかかわった経験をビジネスに必要な能力という観点から組みなおしたもの。特に、震災後のツイッターの件や、職員を派遣した際の決断についてが大きく書かれている気がします。

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

*****
印象に残っているのは実務的なレベルで決める、
というための心構えや具体的な動き方。
継続し続けられる気概と体力が計り知れない。
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2013年01月12日

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都知事選に立候補した現副都知事である猪瀬氏の本。副都知事としての経験から学んだ内容が述べられているが、少し3.11後の危機管理のことに偏り過ぎている感がある。タイトルから期待した内容とにギャップがあり残念。ただ、1)人口減でジリ貧になるのを座して待つより、日本のインフラ技術で海外市場に打って出る、2)100万キロワット級の天然ガス発電所を東京に創るプロジェクト、3)自助、共助、公助の概念、以上の3点には共感出来る。 また本中で紹介されている氏の本、『昭和16年夏の敗戦』が、どうしても読みたくなった。石破氏の本でもかなりの良本として紹介されていた。実際の敗戦は20年だが、既に開戦前の16年には、日本はアメリカに敗戦する可能性が極めて高く、この戦争をはじめるべきでないとの結論が出て入たらしい。にもかかわらず戦争に向かっていったのはどんな理由からか。早く読みたい。

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2012年12月01日

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東日本大震災への東京都(著者)の対応記録。非常事態をどう乗り切ったか、非常時におけるリーダーのあるべき姿が記されている。批判を恐れない、言ったことはやり抜く、自身に置き換えると耳が痛いことが多く、自己啓発的な内容もあり。

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2012年10月23日

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自画自賛のお話しが多かったですが、
参考になる点も多かったです。
震災時の原発への東京都消防の出動に関するエピソードは臨場感あります。

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2012年09月08日

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震災発生からの政府や東電の行動に対しての苦言。
対して東京都の迅速な対応について。
リーダーの決断力のあり方を語られています。
ツイートでの実際の話などが盛り込まれていて、現場の臨場感あり。
被災後の日本で、サバイバルに生きよというメッセージあり。

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2012年08月13日

Posted by ブクログ

3.11の大地震の時に、東京都副知事としてどのように対応したか、twitterの力を使ったり、融通の利かない官僚組織を相手に、本当に必要とされていることは何かをもとに実行していく姿が描かれている。

とはいうものの、震災以外のことは、他の著者の本に書かれたことが多く、ある部分、復習になってしまった気がする。

既存のものにとらわれず、次々と挑戦する姿が素晴らしいと思う。

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2012年12月14日

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リスクを想定外としてきた戦後社会、震災後は一人一人がリスクと向き合い力を出し合っていく必要がある

日本の「家長」としての責任感をもって、日本の成長を支えていく東京都。

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2012年07月14日

Posted by ブクログ

作家猪瀬直樹が、東京都副知事としての立場で迎えた東日本大震災などの対応経験を踏まえて危機管理の要諦を著したもの。
実経験に拠っていることから説得性を持ってはいるが、ツイッターの効用を説いていることが目新しいくらいで、リーダー論や事前準備の重要性など、その他の部分には特に斬新な着想はない。
ところで、東京都の水道の緻密性や戦略性を自慢しているが、電力ネットワークについても同じようなトータルコントロールが重要である、ということに猪瀬は思い至らないのであろうか。電力の発送分離や自由化を唱えるのであれば、東京都の水も自由化するべきだという帰結になるのではないのか。

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2018年10月14日

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