VOFANのレビュー一覧
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これまでのアレコレがあって不登校児として漫画を描いている撫子ちゃんが、両親に中学を卒業したら働きなさいと言われたことから始まる物語。
残りの1年弱で漫画家として成果をあげるため過去の自分を式神として4体召喚するが、制御出来ず街に放ってしまう。それらを回収する中で見える撫子の成長物語、というか成長した撫子の物語。
これまで物語シリーズのなかで撫子は好きではなかったのですが、成長して落ち着いた姿、自省しながら努力する姿を見て少しすきになりました。
老倉さんが出てきて、遠回りをしながらも乗り越えて成長している姿を見れたのもよかった。
あと、変わらない(ちょっとポンコツになってるけど)斧乃木ちゃんが好き。 -
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西尾維新の<物語シリーズ>第8作。前作に続き、暦以外の視点で描かれる物語。語り部は、"可愛い可愛い"撫子ちゃん。
暦お兄ちゃんが大好きな中学二年生の女の子、千石撫子。ある日を境に彼女の視界に現れ、彼女に"憑いた"白い蛇。"クチナワ"を名乗るソレは、かつて彼女が解呪を目的に多くの蛇を殺めたことへの償いとして、自身の身体="ご神体"を探す手伝うことを求める。その行き着く先が、大好きな暦お兄ちゃんとの殺し合いになろうとは―――。
「自身に憑いたクチナワとのご神体探しを通じて解き放たれていく、本当の"私"―――。」
前作に続いて「自身を解き放つ」物語・・・なのだが、こちらはちと厄介なことに。これまでもヤバイ娘の片鱗は見せていたけど、ここまで拗らせていたとは・・・。「可愛い可愛い撫子ちゃんがっ!ああああ、ごめんなさいごめんなさい、撫子ちゃんのことよく知りもしないで可愛い可愛い言ってしまってでも可愛い!」
・・・さて、シリーズでは珍しく未完で終了。次の次、『恋物語』で完結する模様。どのような決着を見せるのか、今から楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ老倉育、神原駿河、阿良々木月火(斧乃木余接)の物語。
育ちゃん、薄々気づいてはいたけれど、けっこうイカれてる。阿良々木くんのこと好きやん。こじらせてる。最近はこじらせ恋愛流行ってるからなんかそういう見方をしたら少しだけ可愛く見えてきた。
神原と阿良々木くんが喧嘩したのが気になる。そのストーリーも読みたいなぁ。扇ちゃん、もとい扇くんのことだんだん好きになってきた。阿良々木くんにちょっかいかけてる扇ちゃんは好きじゃないけど、神原にちょっかいかける扇くんは好きだなんて、なんだろうやっぱりパートナーってのは大事だよねと思う。
斧乃木ちゃん可愛い。ひとりでやるほうが楽だけど、完全に月火ちゃんにしてやられてて、人は一人で生きてるわけじゃなくて、だからこそ思ってもみないことが起こってしまって、大変だけどそれのおかげで助かったりもして。
予想が出来ないから人生は面白いよね。
個人的になでこの「甘くない世界がうれしい」の言葉がとても胸にギューって来ました。そうなんだよね。向こうにその気がなくても、自然と見た目で判断されて、許されたり少しだけ贔屓されたり、そういうのが苦しくてたまらない。
撫子はちゃんと、前を向けている。勇気をもらいました。 -
Posted by ブクログ
西尾維新の<物語シリーズ>第7作。『猫物語(白)』ぶり、暦以外の視点で描かれる物語。語り部は勿論、表紙の少女「神原駿河」。
暦とひたぎが卒業した直江津高校で、三年生に進級した駿河。高校生活から敬愛する先輩二人が居なくなり、ぽっかりと穴が開いたような日常を、目的も目標もなく無気力気味に過ごしていたところ、「願いを絶対に叶えてくれる"悪魔様"」の噂を耳にする。願いを叶える"悪魔の左手"を持つ彼女はこの噂を捨て置けず、調査に乗り出すが―――。
「願いを絶対に叶えてくれる"悪魔様"」の噂に関わることをきっかけに、自身と向き合い、"解き放つ"姿を描いた、神原駿河のための物語。『化物語・するがモンキー』の完結編といった感じか。
暦視点でないのもあってか、終始シリアスな雰囲気。このシリアスさが、暦がいない空虚な高校生活や、「他者からの評価(暦視点の駿河)と、自分自身の評価(駿河視点の駿河)の違い」を表しているようで、なかなかに趣があって良かった。(とはいえ、やはりギャグとシリアスの絶妙なバランスを見せる暦視点の方が好みだが。)