VOFANのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オフシーズンって!?
終わったんじゃなかったのかよ!
いやいいけど(笑)
ファイナルシーズンで終わりを迎えたと思った物語シリーズ。
でも作者のなかではまだまだ書きたいことが湯水のように湧いてくるんだなあと。
さすがは趣味100パーセントだ!
今回は老倉育と神原駿河と阿良々木月火の物語、いや最後のはむしろ斧乃木ちゃんの話かな。
確かに、老倉さんのその後は気になっていたのでこういう後日談があってホッとした。
でもまあ、あのネガティブ思考は読むのがちょっと苦しかったな。
暦のことが嫌いで嫌いで、でも最後には結局彼のように振る舞ってしまうのは、彼のことがどんだけ好きなんだよっていう感じだよ。
それは悪魔のミイラを集めようとする神原にも言える。
みんな暦に影響受けすぎだよ!
それにしても扇ちゃんはまだまだ暗躍してるんだねえ。
ひょっとしてそれもこよみんの代わりに?
仕事熱心だ(笑)
そんでもって斧乃木ちゃんは大丈夫なのか?(爆)
この巻でも作者はいろんな伏線落としまくりで、こりゃこれからも書く気満々だよね。
これからも楽しませてもらえそうで期待してます。 -
Posted by ブクログ
<物語>シリーズ。
キャラのなかで愚か者筆頭の老倉育と、駿河、月火、それぞれのエピソード。
相変わらず見事な歪みっぷりの育なのである。
でも、ここまで歪んでしまったのは、暦に原因がないわけじゃない。彼のなんでも受け入れてしまう、優しさとも強さとも弱さともとれるそれが、育を歪ませている。というのを、彼女が実はきちんと自覚しているのが、切ない。
ここまでくると、本当は暦のことが好きなのに、っていうような単純な話じゃなくなっている。
でもって、たかが17,8歳の娘に、その複雑さ歪みを背負わせるむごさ。
愚かというか、むごい話だよね。
彼女が、暦のことが好きだと、自分を誤魔化すことが、欺くことができたらもっと楽に生きられるのに。
にしても、彼女が転校していった先、というのが一番のオチになっているのがすごい。
うん。新しい土地の中で、言語は思想に直結しているから、方言にまみれていっていつか楽になれたら、つか、きっとなれるだろうと願う。
で、懸命に愚かであろうとする駿河。
母の残した言葉を扇とたどっていくのだけど、扇の腹黒っぷりがひどい。で、暦だとするっと誘導されてしまうのだけど、意外と誘導されない駿河の賢しさ。
実際、駿河は賢い。
が、その表現の術を知らない。術を知らないことが、彼女の場合は愚かなのだ。
とはいえ、彼女はこのままそういう狡い術を知らないまま、大人になっていくのだろう。
そして、育と対極にいる愚かさの月火。
月火の愚かさというか、単純さは、プラチナむかつきますww
彼女の場合、それが他者に影響をあたえてしまうのが困る。撫子も月火との接触がなければ、教室でブチ切れるってこともなかっただろう。まぁ、結果的にはそれが撫子が撫子自身を得る、きっかけになったのだけれど。
うむ。
月火は、液体絆創膏なのか?
傷に滅茶苦茶しみるけど、ちゃんと治してくれる、そういう存在なのだろうか。
そう思うと、あの滅茶苦茶っぷりも仕方ないかと思えるのである。
でも、結局はそういう愚か者に囲まれて、暦くんが苦労するんだよね。 -
Posted by ブクログ
老倉育、神原駿河、阿良々木月火(斧乃木余接?)の3人の愚かな少女の愚行の物語。
老倉の話は重っ!!神原の章は扇ちゃんが扇くんになっているし。。。月火の章は短いわりに撫子や真宵神が登場する。
2019/03/10再読。
・そだちフィアスコ
直江津高校から箱邊夫妻に引き取られ、関西の宍倉崎高校へ転校。初日に忽瀬亜美子に付きまとい、珠洲林リリと忽瀬の親友だった旗本肖との間に首を突っ込み完全部外者なのに引っ掻き回す。スマホ買ってもらった後日、箱邊宅に父親を名乗る酔っぱらった中年男性が訪ねてくる。
・するがボーンヘッド
部屋をかたづけてたら猿の手を見つけ、さらに障子につきささった拍子に謎の文書を発見、「ニゴリナキシカクヲヨメ」暗号、沼地蠟花の姿をした臥煙遠江が出てきてヒントをもらい解読したらホネ。扇ちゃんとともに木乃伊探しの日々。
・つきひアンドゥ
アイスクリームを食べているところを月火に見つかった斧乃木余接は、魔法少女だと嘘をつき、撫子の協力で蛞蝓の怪異を白浪公園に呼び出す。が、巨大すぎ炎で燃やされてしまい、八九寺に助けられる。月火はバラバラになるが、復活しかつ記憶も失ってとりあえず結果オーライ。 -
Posted by ブクログ
前巻できれいにお話がまとまっていたので、どうするのかと思っていましたが、やはりおまけというか、カーテンコール的な内容でした。
時系列としては前巻の直後。合格発表を控えた阿良々木君がふと鏡に違和感を覚えた瞬間、世界に異変が起こるというのがあらすじ。作中でもセルフツッコミされていましたが、まさかの鏡の中の世界ネタ!?と思いきや、そこはさすがに西尾維新らしくひねってあります。まあ、お遊び的な内容には変わりありませんが。
ブラック羽川や真宵(おねーさんver)、撫子などなどが再登場したり、人間時代の忍のキャラが分かったり、おまけならではの演出が楽しかったです。しかし肝心のひたぎさんが全く出てこなかったのが意外でした。 -
Posted by ブクログ
休日に上・中・下巻一気読みしました。さすがにもう西尾節はおなかいっぱい。
「終」と銘打つだけあって、これまでの伏線を回収しまくり、「あの時あの人は何してたの?」的な疑問を解決し、これまで隠そうともしないラスボス臭を放っていた忍野扇の正体がようやく分かる満足な内容でした。
しかし、なにぶん最初の『化物語』が出てから10年経っているので、私の記憶力では伏線があったことすらあやふやだし、結構時系列ばらばらで語られるシリーズなので、つじつまの合ってないことを書かれても気づかずに納得しそうな気がします。
3冊の中では上巻が一番面白かったです。単に後になるほど集中力が落ちただけかもしれませんがw
久しぶりに西尾維新のミステリが読めたし、「読者への挑戦」を入れてくる辺りも、乗せられてるとは思いながらもミステリ好きの端くれとしてはにやりとしてしまいました。それにしても羽川さんはどんどんハイスペックになってしまって、もはや人間じゃないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
物語は臥煙さんに輪切りにされたところから始まる。・・・え、地獄?どゆこと?ww
あまりにも突拍子もない始まりでポカーン状態、そして一番納得いかなかったのが八九寺を連れて帰るってそりゃねーよ。
その後ちゃんと物語の進行上必要だったとは言えこれはタブーだと思う。別れのシーンが台無しだ・・・。
久しぶりのガッツリ登場のガハラさんとのデートは楽しかった。
何より最後の「おねだり」を思いついた瞬間に始まる演技とお願いの内容が可愛すぎて・・・いやたまらんすね。
そしてこの巻では遂に謎の存在であった忍野扇の正体が明かされる。
自らを否定するという存在、それは阿良々木くんだけではなく誰しもが持ちうるものなんだろうな。
青春(に限らずですが)は間違いの繰り返し、その間違いとは別れるものではなく向き合うべきものだとも思うので、そのまま消滅しないでよかった。
自分を犠牲にしてきた他者を助けてきた阿良々木くんが初めて扇ちゃんを、己自身を助けることを選んだ。
「助けて欲しい」という心の声に応えた結果ですね。ホント自分をもうちょっと大切にしないと・・・そうすると阿良々木くんっぽくないんだろうけどw
前向きになった撫子についての描写があったのも良かったね。
綺麗に締まったと思うんだけど、続きに何を書く事があるというのか・・・w
「これまであなたがしてきたことは、間違いじゃあなかった」
「僕は、間違えてない」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
「謝る?はは、何を言っておるのだ。私こと忠実なる後輩、神原駿河は、いまや阿良々木先輩の肉体の一部のようなものではないか」
「自分の膝がほっぺに当たったからといって、人は自分に謝ったりはしないだろう」
「立て板に水の酷い理屈だな!」
久しぶりな気がする神原との楽しいやり取りには笑いまくりw忠誠心高過ぎるww
そしてあの臥煙さんを以てしてもその足を止めさせる阿良々木くんチョイスのエロ本には草不可避w
やっぱ物語シリーズはこういうのもないとね。
今巻のメインは謎の鎧武者、その正体は忍の第一の眷属『初代怪異殺し』の生死郎。
400年前に投身自殺をし、消滅したかのように思われていた彼が400年の時を経て復活したというのだ。
忍は様々な理由から会うことを拒むが、そんな忍に怯まず言葉をぶつける神原が気持ちよかった。
「確かに、知らない。でも、私にはわかる」
「初めての気持ちも、二番手の気持ちも」
詳しいところまでは知らない神原だけど、その真っ直ぐな言葉は忍の心を動かす。
「儂のほうこそ悪かった――生死郎」
「今しばらくは、そやつのための儂でいたい」
残る大きな謎である扇ちゃんですが、下巻で決着は着くのだろうか。