岡野玲子のレビュー一覧

  • 陰陽師 玉手匣 7巻

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    この話の安倍晴明には全く魅力を感じないが、とりあえず天橋立に行ったことがある身としては、
    「確かに良いところでした。」って感じで終わりました。
    天橋立と伊勢神宮(特に外宮)に行く前に読んでおくと楽しいかもしれないね!

    知識があればあるほどネタを拾って楽しく読める『パタリロ』や『聖☆おにいさん』とは異なり、作者の「この意味がわかる?ふふんっ!」って感じがマイナスに働いている作品でした。

    また、狂言回しとしての晴明の息子さんはいらなかったように思いました。
    巻末の「まきぺでぃあ」がなかったら、自分の評価はもっと低かったな…。

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    2020年02月21日
  • 陰陽師 玉手匣 3巻

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    1・2巻よりはマシだったけれど、真葛さんと息子とマキモノがいなければ、話がサクサク進むのに…。
    ハッキリ言って、夢枕さんの小説のように「普通に」晴明さんと博雅さんの連携や活躍が見たいのになぁ…。

    真葛さんが作者の自己投影みたいな感じなのが、これまた鼻につきますな。
    私は晴明のことを何でもお見通しって、そりゃ作者なんだからどのようにもいかようにも動かせるでしょうに…。

    晴明さんが過去に本になる内容を知っているとか、努力しなくても何でもできちゃう人みたいな描き方も残念。
    同人誌だと思って読むことで、とりあえず☆3つ。

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    2020年02月12日
  • 陰陽師 玉手匣 2巻

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    鉛筆で書かれているのか絵が全体的に薄く、登場人物もみんな同じ顔に見えて各キャラクターに感情移入はできない。
    平安時代や陰陽道について岡野玲子さんが勉強した成果を作品にしたようなもの。

    このシリーズでは原案となっている夢枕獏さんの『陰陽師』のような晴明さんと博雅さんの友情よりも「おれが晴明の妻だ。晴明が愛しているのはおれだ!」といった傲慢な態度の真葛さんにラブラブな晴明さんを描写したシーンが多く、非常に残念である。

    それでも☆3つをつけるのは、岡野さんの絵が本来は夢枕『陰陽師』に非常に合っていることと、とりあえず多少の知識を得られることからです(涙)

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    2020年02月11日
  • 陰陽師 13巻

    購入済み

    完結

    7巻くらいまでは、丹念に描きこまれた幹事で非常に雰囲気があり、面白かったけど、8巻くらいから急に難解な話になり、今一つ理解できないまま終わってしまった。でも最後までは読めたからきっと何かは面白いんだと思う。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 12巻

    購入済み

    こども

    真葛ちゃんが晴明の子を出産。真葛ちゃんはなかなか母親らしい所がないけど、晴明はなかなか子煩悩な父親らしい。古代エジプトにキリスト教って。よくわかならない。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 11巻

    購入済み

    世界

    半分も理解することは出来なかったけど多分正しいと思えることは、今あるこの世界がいくつもの選択によってもたらされていると言うこと。真葛ちゃんは妊娠中

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 3巻

    購入済み

    インパクト

    黒川主は小説の方でもとても印象的だったけど漫画でも十分なインパクトだった。 獣の子供を孕んだことを受け止められない綾子も復讐するつもりが好いてしまった黒川主もどちらも憐れを感じる。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 2巻

    購入済み

    むずかしい

    面白いんだけどなんだかちょっと難解になっている気が・・・短編になっている方が読みやすい!でも次も買おうと思う。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 11巻

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    「安倍晴明 竜宮の宝玉を得ること」など、6話を収録しています。

    焼失した内裏の再建のため、みずからの役割を果たそうとした晴明はその後、百済からもたらされた霊剣を手に入れ、それを元の姿にもどすことを勅申し、少納言藤原野兼家のもとで修理をおこなうことが認められます。

    しかし、晴明に出し抜かれたと考えた保憲は、霊剣を修復する役目を晴明から奪い取ろうとします。晴明は、表向きは保憲に譲りつつも、霊剣を自分の手元にとどめておきます。しかしそのことを知らされた博雅は、晴明とみずからの立場の板挟みとなり、苦しむことになります。

    高雄の神護寺での儀式をおこなわれることになり、晴明は保憲や博雅、そして関白に

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    2019年04月06日
  • 陰陽師 10巻

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    「天文博士賀茂保憲冷泉院遷御に於て反閇をつとめること」と「安倍晴明建禮門の前にて安摩を舞ふこと」の二話を収録していますが、物語としては連続した内容になっています。

    菅公の背後に、彼一個の怨念を超えた「菊理媛」(ククリヒメ)が控えていたことが明らかとなります。菊理媛は、イザナギとイザナミを結び付けた女神であり、男と女、終りと始め、裏と表、肉体と魂を結ぶ役割を果たします。龍がその象徴となって現われ、晴明の身を通して天と地を結びます。みずからの果たすべき務めを知った晴明は、保憲のもとを訪ね、内裏の焼失のあとでふたたび天と地を結びなおすためにおこなわれる地鎮祭で、「安摩の舞」を舞うことを提案します。

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    2019年04月05日
  • 陰陽師 9巻

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    「瓜仙人」「源博雅 思はぬ露見のこと」「内裏 炎上ス」の三話が収録されています。

    「瓜仙人」は、前巻で雨乞いに用いられた瓜がきっかけとなって、晴明と博雅が五条の化け物屋敷を訪れる話です。「源博雅 思はぬ露見のこと」は、音楽にばかり関心を示し、ことあるごとに晴明の家を訪れてばかりいる博雅のことを心配する家人の俊宏(としひろ)が、博雅のためを思ってお節介を焼き、博雅がそれに巻き込まれるコミカルな話になっています。

    「内裏 炎上ス」は、日照り以来の天地の異変がついに内裏の炎上という事件にまで立ちいたったことがえがかれています。ここから晴明と、彼を見守る真葛の苦悩はますます濃いものになっていきます

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    2019年04月05日
  • 陰陽師 8巻

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    この巻は、「安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること」の一話のみで構成されています。

    日照りがつづく京の都で雨乞いの儀式がおこなわれることになり、陰陽寮の加茂保憲も駆り出されることになります。しかし晴明は、奉納する瓜を保憲に預けて、彼自身は博雅とともに六つの地を訪ね歩き、この天地を構成する水のエレメントの神秘に参究しつつ、彼自身の心の奥底に渦巻いていた保憲との反目意識についての自己内対話がおこなわれることになります。

    ストーリー構成について見るならば、ほとんど破綻をきたすといわなければならないほど、本筋を外れた描写が延々とつづくのですが、それでもあまり退屈することなく読むことができるのは、秀麗

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    2019年04月05日
  • 陰陽師 7巻

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    今回は、「菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ」の一話が収録されています。

    冒頭では、晴明の屋敷に雷が落ちたというエピソードを、真葛が碁によって雷神となった菅公を捕らえるという話に仕立てています。そこへ、内裏歌合わせで歌を詠む講師の役目を務めることになった博雅が登場して、歌合わせを舞台に物語がすすんでいくことになります。

    「こいすてふ」の歌で敗れた壬生忠見をみずからの眷属にしようとたくらむ菅公は、晴明の屋敷で真葛と碁を打つことになり、同時に二人の口から魂と魄について解説がなされています。晴明をめぐるさまざまなエピソードを巧みに配置しながら、キャラクターの魅力を読者に伝えるストーリーに構築

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    2019年03月30日
  • 陰陽師 6巻

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    「桃園の柱の穴より児の手の人を招くこと」では、陰陽五行にかんする知識を晴明が博雅に語るというかたちではじまります。ただ、この冒頭の部分がなくても、物語をたのしむのに差支えはなく、おもしろく読むことができました。

    「源博雅 朱雀の門の前に遊びて鬼の笛を得ること」は、博雅が自身のもつ笛を、童子の「葉二」という笛と交換するエピソードに、三条の堀川橋に現われる妖しげな女をめぐる謎を晴明が解決にみちびく物語を絡めたストーリーで、シンプルに平安時代を舞台にとった本作の世界観を堪能できる内容になっています。

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    2019年03月30日
  • 陰陽師 5巻

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    「博雅朝臣 宣耀殿の御遊にて背より玄象の離れなくなること」は、玄象のコミカルな語りと、困惑する博雅がおもしろく読めました。

    「露と答へて」は、藤原兼通・兼家の権力争いのエピソードと、晴明に方術比べをいどんだ法師のエピソードを絡めた物語です。

    真葛も、しだいに博雅に心を開くようになってきたこともあって、今後のストーリーのなかでどのように彼らの関係が動いていくのかたのしみです。

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    2019年03月30日
  • 陰陽師 4巻

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    「蟇」と「白比丘尼」の二話を収録しています。

    「蟇」は、晴明と博雅が過去にわたり、応天門を焼いた罪で流罪となった伴善男の運命を知ることになる話です。

    「白比丘尼」は人魚の肉を食べたために、永遠の命を手に入れることになった女と晴明の三十年にわたる約束をめぐる話です。原作にもおなじ主題をあつかった話がありましたが、本作のほうが悲劇性が強いストーリーになっているように感じました。

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    2019年03月30日
  • 陰陽師 3巻

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    「黒川主」と「鬼やらい」の二話を収録しています。

    「黒川主」は原作に近い内容です。「鬼やらい」は、博雅と玄象および祐姫がふたたび出会うことで、物語がはじまります。鬼を祓う追儺の儀式で大舎人が務める「方相氏」の役目を担う人びとが次々に病にかかり、殿上人であるはずの博雅が代役を果たすことになります。祐姫が現われて、シリアスな展開になりそうなところなのですが、博雅のコミカルさが強く押し出されていて、たのしめます。

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    2019年03月30日
  • 陰陽師 2巻

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    第2巻は、「鬼のみちゆき」と「天邪鬼」の2話が収録されています。

    「天邪鬼」は原作の内容を踏襲していますが、「鬼のみちゆき」は平安京を設計した藤原基経の意図によって都に呪が張り巡らされていたことが晴明によって語られ、また都の人びとを震撼させていた菅原道真の霊との対決のシーンが含まれるなど、コミック版にオリジナルの展開もあります。

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    2019年03月29日
  • 陰陽師 1巻

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    安倍晴明が、賀茂忠行の弟子として陰陽道を学びはじめたころをえがいた「安倍晴明 忠行に随ひて道を習ふこと」、帝のもとから盗まれた琵琶をとり返す「玄象といふ琵琶 鬼のために盗られること」、口のない女が現われるという事件を晴明が解決する「梔子の女」の三話が収録されています。

    この巻は、ほぼ夢枕獏の原作にそくした内容です。小説のほうがキャラクター性の強い人物造形になっているのに対して、本作では晴明の表情に神秘的な雰囲気が感じられるような気がします。

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    2019年03月29日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    陰陽師安倍晴明と、使いや家族、友人たちの不思議な日常を描く。

    淡い流麗な絵が特徴的。
    1話完結で読みやすい。
    お茶目なキャラもいてよし。

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    2017年01月04日