岡野玲子のレビュー一覧
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連載時の清明が舞を舞う回で、それまで編み上げたいくつもの旋律が織り合わさって、交響楽曲を聴いているかのような不思議な高揚感にみまわれた。パズルのピースがことごとく嵌っていくような。一度完成した絵から、また別のピースがコロンと落ちたかのような巻末頁の構図に、何度見ても戦慄を覚える。
この巻を読むだけでは意味が繋がらないので、未読の人にはぜひ1巻から通しで読んで欲しい。
6巻の博雅と物の怪との一期一会の横笛セッションも、余韻も含め完璧。
問題はこの後の展開。岡野さんが読者を置き去りにどんどん自己の世界に入っていったため、宇宙人と交信しているかのような感じになっていく。残念。 -
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妖美端麗幻想物語
「陰陽師」の続編で本編を全部読んでないので、 妖しげで奇人変人な少女真葛が晴明の妻で子供の若子まで居るのにビックリ‼ 晴明はロリコン....
勿論若子も母親に似て奇人変人.....真葛が玉手匣から取り出す物語でストーリーは進みますが、妖かしの女にSMっぽい鞭打ちで夢中にされた男が盗賊になり、身も心も破滅すると言う、陰陽師に関係ない理解不能の幻想物語....若子が東寺の講堂の中の仏像の説明をするあたりは、ツアーガイドみたいで訳がわからない....
本編と作画がかなり変わっており、全体的にデッサンぽくふわっとした超美麗な描写で、漫画と言うより美しい絵画の様です!
人物が美形の度も増してウットリする程優美ですが、彫りが深く二重も広くて、どう見ても西洋人です.....
晴明はますます女っぽくなってます。 ストーリーより作画の美麗さで★4です。 -
Posted by ブクログ
安倍晴明没後1001年に『陰陽師』13巻完結。すごく分厚いです。古代エジプト時代と平安時代、シルクロードの西の端と東の端を結ぶ時空を超越した一大スペクタクルという感じでしたが細かく理解するには頭がついていけませんでした。が、とにかく大団円ということはわかりました。夢枕獏さんの原作は未読なんですが、1巻から13巻までのうち、ざっとみて前半のほうは原作を元に描かれていて後半は完全に岡野玲子さん独特の解釈と世界観で描かれているようですね。歴史や数学など学術的なことに詳しい土台がある方なら11、12、13巻あたりは凄く新しい解釈の興味深いアカデミックな内容なんだろうな、と思います。私には次元が違いすぎて、はぁ…とひたすら謎のため息ばかりでした。とにかく晴明と真葛、博雅が安泰で良かったです。読むの大変でしたが、描かれた岡野玲子さんとアシスタントの方はかなりのエネルギーを投入されたことと思います。美しい絵を見るだけでも価値ありです。ありがとうございました。
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『天文博士 賀茂保憲 冷泉院遷御に於いて 反閇をつとめること』『安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと』本がかなり分厚くなり、内容も馴染みのない言葉が多く、精神世界のような次元を超越した話しになって、読み進めるのに時間がかかりましたが、面白かったです。天と地を結びつけるスケールの大きい安摩の舞のシーンでは、物凄いエネルギーが晴明の身に集中して貫いていくのがよくわかりました。それと、晴明も凄いですが、博雅の頭で考えるより先に胸に響いて涙を流すことが出来る純粋さも素晴らしい。晴明と博雅。晴明と真葛の繋がりは、単純な友情という言葉とか、惚れたもの同士とかいう言葉におさまらりきれない特別なものがある事を感じます。
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後半は難しい
前半は原作に沿った流れなのでわかりやすいが、後半になると宗教観というか精神的な話が多くなるので難解で読むのが辛い。でも雰囲気がステキなのだけども。何回も読み直すとわかるのかもしれない