似鳥航一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出てくる料理がどれも美味しそうで、とにかくお腹が減ります。
夜の23時頃に読んでしまって、思わず冷蔵庫から卵を取り出してオムレツを作ろうかと逡巡した位。
とは言え料理本ではありません。
エリートサラリーマンが脱サラしてバルを開き、行方をくらましていた友人と手の届く範囲で困っている人を救うお話です。
夢をテーマに書かれたと似鳥さんが仰っていたように、夢を追うとはなんなのか、が軽めに描かれています。
最初のエピソードのすれ違う恋人のお話はどことなく映画の『花束みたいな恋をした』を彷彿とさせて切なくなりました。(あれ程酷くはないんですけれど)おい、勘弁してくれよ!と思っていたら最後に天を仰ぐ羽目