長谷川眞理子のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス ダーウィン 種の起源 未来へつづく進化論

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    進化論においては、多様化すればするほど生存する可能性が高くなるのに、人間は同種間で異なる存在を排除して同一化する集団を形成しようとするのだろうか。
    その答えは「人間は社会的な生き物である」からだ。生物学的な進化論よりも社会的に生きることが生存においては優先される。「人間の利他的な行動は進化論では説明できない」がおもしろい。

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    2025年05月31日
  • NHK「100分de名著」ブックス ダーウィン 種の起源 未来へつづく進化論

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    ダーウィンの進化論の入門書としてはとても良い本だと思います。

    恥ずかしながら、これまでの人生で「進化論」と言う言葉は何度も聞いたことがあったけれど、それがどういうものなのかほとんど知りませんでした。

    子どもができて、遺伝に興味を持ち、遺伝に関する本をいくつか読み始めたことをきっかけに、原点を知りたいと思い、この本に辿り着きました。

    「変異」「生存競争」「自然淘汰」という三つのキーワード、そして「生命の樹」に表された「進化は梯子のようなプロセスではなく、枝分かれの歴史である」という考え方ーこれらの概要をざっくりとでも知ることができ、勉強になりました。

    また、自然淘汰が進化を引き起こすこと

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    2025年02月20日
  • ヒトの原点を考える 進化生物学者の現代社会論100話

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    なかなか面白い内容が多かったかと思いました。

    話の1部にあっただけですが
    沖縄に自然史博物館を設立する話がありましたが
    それは実現してほしいと思いました。

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    2025年01月11日
  • ヒトの原点を考える 進化生物学者の現代社会論100話

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    もう少し科学的な内容を期待していたが、すでにどこかで述べられている事を感想とともに書き連ねるエッセイだった。
    一つ一つのトピックが2ページで語られるので、読みやすくはあったのだが、、

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    2023年10月19日
  • ヒトの原点を考える 進化生物学者の現代社会論100話

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    ネタバレ

    【動機】
    muroさんが読んでいたため。
    元々ご著書を拝読しており面白かったため。

    【読後感】
    専門分野の話は面白かった。

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    2023年09月21日
  • 進化的人間考

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    36
    体重以上に重要なのが脳の重さである。脳の大きさが大きい動物ほど長生きし、成長もゆっくりである。

    40
    人工中絶の合法化による出生率の急減
    先進国の中でも中絶率が高かった

    42
    進化生物学による少子化の説明

    57
    社会生物学と犯罪

    142
    三項表象と脳神経科学

    143
    言語

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    2023年05月18日
  • NHK「100分de名著」ブックス ダーウィン 種の起源 未来へつづく進化論

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    最初の生命体は有機物に毛の生えたような単純なもの。生き物には高等も下等もなく、すべての生き物は横並びにある。

    自然も人間も、完璧に作られているわけではない。試行錯誤しながら、寄せ集めでなんとか動いているのがこの世界なのです。

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    2023年05月14日
  • 第三のチンパンジー 完全版(上) 人類進化の栄光と翳り

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     人類の進化と文明について本書で取り上げられた項目はその後、ヒトの性行動については『セックスはなぜ楽しいか』で、文明の勃興、崩壊については『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』で詳細に論じられることになるが、本書は正にダイアモンド博士の原点とも言うべき一冊である。

     本書の主題は次のように示されている。

      ヒトという種が、短い間に
      単なる大型哺乳類の一種から世界の覇者へと
      どのようにして変化し、
      また、その進歩を一夜にして
      ふいにするような能力を
      どのようにして身につけることになったか

     上巻では、ヒトという動物と類人猿との系統関係や進化のありようについて、またヒトの性行

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    2023年04月14日
  • 進化的人間考

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    人間の生物としての特性、それを進化と絡めてみると、自分たちで辿ってきた道とはいえ、今の社会はヒトの生物としての本質にマッチしているとは言えないのだなぁ、、

    そして、性差は存在する。それに目を瞑って平等を論じるのではなく、性差を理解してどう協働するかを考えるべきなのだ

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    2023年04月09日
  • 進化的人間考

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    進化論という自然科学的な立場から、人間の本性とは何かという問いをめぐって、いま分かっていることを幅広く、しかしごく浅く紹介した読み物。これから先に掘り下げるための端緒を提供するという役割をもった一冊。

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    2023年03月20日
  • 進化的人間考

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    もとは東大の『UP』っていうPR誌の連載だったらしく、コンパクトで読みやすい。最近本が読めないんだけど、1章がこれくらいの量なら読める。

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    2023年02月22日
  • 第三のチンパンジー 完全版(下) 人類進化の栄光と翳り

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    ヒトはなぜ同種の個体を大量虐殺するのか、コモンチンパンジーの例なども踏まえ、生得的のものに環境や技術がそれを実現できたものなのか、大量絶滅は産業革命以前にも大きく行われていたのか、など、なんとなく近代特有で、かつ、現代では理性によって克服されたと思い込んでいる人類の業について、深く考察され視野を広げることができた

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    2022年12月17日
  • きずなと思いやりが日本をダメにする

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    対話形式で進められていることもあって、思ったほど読みにくくなかった。 多様性をたびたび耳にする今こそ、必要な内容だと思った。

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    2022年12月05日
  • リーダーの教養書

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    教養を身につけることの楽しさや重要性は出口さんの本で学んでいたので、NewsPicksの記事で気になっていた本書を読んでみた。
    楠木教授の書評も読んでいるのし、最初の対談で出てくるお二人の本をまずは…と思いつつ、ほかに興味がありそうな本を先に買ってしまった…

    なお、哲学なんて興味ないと思っていたのに最初に読んだ本が哲学書(デカルトの方法序説)だったのは、自分でも意外だった…(岩波文庫くらい読めという別の著書で見た出口さんの言葉に刺激を受け、本棚を眺めていたらたまたま目に入ったので…)

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    2022年08月28日
  • 人、イヌと暮らす――進化、愛情、社会

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    情緒と科学があい混じった犬に関する考察の本です。私は今、犬三頭猫二匹と暮らしてますが、犬と猫は全く違うし、猫も犬も、ひとりずつ、個性的です。それぞれが、全て愛おしい存在ですが、はじめて迎えたワンコに対する感情は、やはり特別なものがあります。著者の言うように、母性行動の発現、とは解釈してはいないのですが。。(女性に限らない気がするので)犬と暮らし始めてから、大袈裟に言えば全ての生き物に対する、愛が目覚めたと言う感じですかね。とにかく苦手で、この世からできれば消えてほしいとまで思っていた、蛇。そのヘビに対しても、まぁ、生きててもいい(ってえらそうですが)そのくらいには認められるようになりましたし。

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    2022年06月15日
  • 第三のチンパンジー 完全版(上) 人類進化の栄光と翳り

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    非常に古い本で、古さをきっちりと感じさせる。
    進化に関する説の古さだったり、差別的な表記だったり。
    かつ筆者も若い頃であり、性への興味がすごい。溢れ出ている。

    筆者の専門である人類の進化を性の切り口で整理することも多く、若かったんだなと思う。

    一方トピックとして面白いものも多い。
    特に面白かったのがピジン、クレオール。

    複数の言語が混じり合い、一つの統一言語となる過程や実際そうして出来上がった言語(インドネシア語)など、非常に興味深い。

    そういえばパトワもクレオールだなと思う。

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    2022年05月18日
  • リーダーの教養書

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    ネタバレ

    リーダーの教養書

    ■教養がなければ「奴隷」
    ・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
    ・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
    ・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
     自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
    ・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
    ・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事

    ■リーダーとは
    ・労働条件とは「上司」
    ・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない

    ■経営判断とは「論理的な革新」
    ・物事を単純化して、要

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    2021年12月12日
  • スタディサプリ三賢人の学問探究ノート(1)人間を究める

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    内容はおもしろかったし、高校生が興味を持つにはとっつきやすい気がするけれど、いかんせん分量が少なく物足りない感じがあったので星3つ。

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    2020年06月03日
  • リーダーの教養書

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    途中まで。


    ■教養の定義
    ・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです

    ・自由でない状態は奴隷の状態

    ・自らの選択肢を増やしてくれるもの
    ・ワクワクして楽しいもの

    知りたい、興味を持ったことを
    その時に調べてみる、詳しい人に聞く
    →岩盤に突き当たるまで徹底的に
    →その積み重ねで教養が身につく

    ■品があるの定義
    →欲望への速度が遅いこと
    →→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
    →→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話

    抽象度が高ければ高いほど実は実用的
    →普遍的だから

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    2020年04月12日
  • 赤の女王 性とヒトの進化

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    とにかく読みづらいけど、面白くはある。

    生物の競争は、
     捕食者
     えもの
     同種
      同性 異性を巡る戦い
      異性 異性を獲得し利用する戦い
     寄生者 病気にうちかつ戦い

    という戦いをしており、
    寄生者との戦いが、性を生み出した。

    赤の女王とは、軍拡競争をさす。

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    2020年04月09日