長谷川眞理子のレビュー一覧
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ダーウィンの進化論の入門書としてはとても良い本だと思います。
恥ずかしながら、これまでの人生で「進化論」と言う言葉は何度も聞いたことがあったけれど、それがどういうものなのかほとんど知りませんでした。
子どもができて、遺伝に興味を持ち、遺伝に関する本をいくつか読み始めたことをきっかけに、原点を知りたいと思い、この本に辿り着きました。
「変異」「生存競争」「自然淘汰」という三つのキーワード、そして「生命の樹」に表された「進化は梯子のようなプロセスではなく、枝分かれの歴史である」という考え方ーこれらの概要をざっくりとでも知ることができ、勉強になりました。
また、自然淘汰が進化を引き起こすこと -
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人類の進化と文明について本書で取り上げられた項目はその後、ヒトの性行動については『セックスはなぜ楽しいか』で、文明の勃興、崩壊については『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』で詳細に論じられることになるが、本書は正にダイアモンド博士の原点とも言うべき一冊である。
本書の主題は次のように示されている。
ヒトという種が、短い間に
単なる大型哺乳類の一種から世界の覇者へと
どのようにして変化し、
また、その進歩を一夜にして
ふいにするような能力を
どのようにして身につけることになったか
上巻では、ヒトという動物と類人猿との系統関係や進化のありようについて、またヒトの性行 -
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情緒と科学があい混じった犬に関する考察の本です。私は今、犬三頭猫二匹と暮らしてますが、犬と猫は全く違うし、猫も犬も、ひとりずつ、個性的です。それぞれが、全て愛おしい存在ですが、はじめて迎えたワンコに対する感情は、やはり特別なものがあります。著者の言うように、母性行動の発現、とは解釈してはいないのですが。。(女性に限らない気がするので)犬と暮らし始めてから、大袈裟に言えば全ての生き物に対する、愛が目覚めたと言う感じですかね。とにかく苦手で、この世からできれば消えてほしいとまで思っていた、蛇。そのヘビに対しても、まぁ、生きててもいい(ってえらそうですが)そのくらいには認められるようになりましたし。
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ネタバレリーダーの教養書
■教養がなければ「奴隷」
・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事
■リーダーとは
・労働条件とは「上司」
・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない
■経営判断とは「論理的な革新」
・物事を単純化して、要 -
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途中まで。
■教養の定義
・人が他者に強制されず、自分自身で作り上げていく独自の「価値基準」を持っているということです
・自由でない状態は奴隷の状態
・自らの選択肢を増やしてくれるもの
・ワクワクして楽しいもの
知りたい、興味を持ったことを
その時に調べてみる、詳しい人に聞く
→岩盤に突き当たるまで徹底的に
→その積み重ねで教養が身につく
■品があるの定義
→欲望への速度が遅いこと
→→即時即物的にではなく抽象度をあげて物事を理解しようとする姿勢
→→マンションを買うまで、一年おきにどこがいいか家を転々としてから買った人の話
抽象度が高ければ高いほど実は実用的
→普遍的だから