長谷川眞理子のレビュー一覧

  • リーダーの教養書

    Posted by ブクログ

    教養についての意見は、ビジネスエンターテイメントとして、楽しく読めた。こういうの読むと、仕事できるようになる気がして、楽しいんだよね。実践しなければ、エンターテイメントにとどまってしまうだろうけど。でもこういうのも好きなんだ(笑)。

    サマセット・モームの『サミングアップ』とか、読むべきだなと感じた本もいくつかあった。実際、本書で知って読んだ本もある。レファレンスとしても、役に立つ本だと思う。

    0
    2019年07月25日
  • きずなと思いやりが日本をダメにする

    Posted by ブクログ

    対談形式のせいか、なにかうすら恥ずかしいとでも言いたくなるものを感じる…
    矛盾があったり、よくわからないことをくだらないと一蹴したり、同じ考えや価値観の持ち主の対談にありがちな、読んでて恥ずかしさを感じてしまう。

    おっしゃることはよく分かるし、そういう側面もあるけど、じゃぁ具体的にどうすればいいのかかよくわからないのは、やっぱり仕方ないんでしょうね…。

    0
    2017年03月10日
  • 赤の女王 性とヒトの進化

    Posted by ブクログ

    原著の発売が1993年と多少古い本ではあるが、今でも
    読み応えのある名著だと思う。

    有性生殖による多様性の確保は突然変異によって刻々
    変化する寄生者(ウィルスなど)に対抗するためのもので
    あり、我々人間は進化の結果として今この時点にいる
    わけではなく、今も、そしてこれからもずっと生存競争
    を続け変化していく存在だという「赤の女王」説は大変
    刺激的であった。MRSAの話を思い出したな。

    ただ性の進化論を読んだ後では人間はもともと乱婚で
    あったという視点が欠けているという感じがどうしても
    してしまう。まぁ簡単に結論が出る話でもないのだが。

    0
    2015年06月21日
  • 科学の目 科学のこころ

    Posted by ブクログ

    タイトルと内容の整合性に疑問を感じるが、短編の集まりなのですぐに読めた。留学のエピソードや日本の大学の在り方に関する考察は面白かった。

    0
    2012年10月29日
  • 科学の目 科学のこころ

    Posted by ブクログ

    確か高校生の時にふとしたきっかけで著者の存在を知って、それ以来ずっと頭の片隅にはあったが、数年の時を経て、こうしてようやく読む機会が訪れた。雑誌『科学』に掲載された、科学に関するエッセイをまとめたものだ。高校生から大学生の初めころまではエッセイという形式が好きで、よくいろんな人のものを読んでいたが、ここ数年はあまり食指が動かなかった。今こうして久しぶりにエッセイを読むと、やはりあまり面白いと思えるものではなかったのだが、それは内容云々というよりは、一つ一つの話が短く、単純に読み物として物足りないからだろう(エッセイなどの軽い読み物は、やはり電車の移動時間とか、ちょっとした時に読むものであると思

    0
    2012年01月09日
  • 男の見方 女の見方

    Posted by ブクログ

    往復エッセイリレーの本です。いろいろな題材をそれぞれ関連させつつリレーしていきます。養老さんならではの視点があれば、長谷川さんならではの考え方がある。視界を狭めないために読むと良いかもしれない本です。

    0
    2011年07月04日
  • 科学の目 科学のこころ

    Posted by ブクログ

    今や科学は思いもよらぬ発展を遂げて、今なお、その発展は止まる事をしらない気がする、いつ人類の探求が終わりを遂げるのか? いや、終わりを遂げることがあるのか?私達は常に科学の発展を目にして行くだろう。

    19世紀のダーウィンの時代には考えもつかないことがありすぎる。しかしその発展は、時代を変えてきた先人の知恵があってこそ今がある。
    そんな気がしてならない。

    では、一体ダーウィンの時代にはどの様な思想や考え方があったのだろう。それを今回紹介する書籍から考えていこう。

    まず、科学の発展は古代ギリシアから始まっていた。
    その当時何かな構造やシステムを考える上で必要にモデルがあったと言われている。

    0
    2011年06月21日
  • 男の見方 女の見方

    Posted by ブクログ

    「長谷川眞理子」ってどういう人だろうと思って調べてみたが
    「行動生態学」の理学博士で「国家公安委員会委員」「日本進化学会会長」だという。

    男女の違いを様々なテーマで語られているが、リレーエッセイという形式で二人がまったく絡まないし無理やり一冊の本にするために内容を膨らませているようにも思えた。

    共感したり納得させられた話も数々あったけど、対談形式のほうがより楽しく読めたと思う。

    0
    2010年12月12日
  • 科学の目 科学のこころ

    Posted by ブクログ

     長谷川さんは生物学者です。この本の内容はあとがきに著者が示しています。『私自身の専門である,動物の行動と生態の研究に関することばかりでなく,科学や学問一般について,およびそれらの社会との関係など,日頃考えていることをいろいろな角度から書いてみた。』
     まさにその通りの大変面白い本でした,興味を引いた箇所が沢山あります。その内の「コンコルドの誤り」をご紹介します。

     この「コンコルドの誤り」は言葉とその意味と一緒に覚えておくとよろしいと思います。「コンコルドの誤り」とは『過去における投資の大きさこそが将来の行動を決めると考えること』だそうです。語源はもちろん英仏共同開発の超音速旅客機からきて

    0
    2010年06月13日
  • 男の見方 女の見方

    Posted by ブクログ

     脳の研究者と行動生態学,進化生物学のお二人がその立場から「男の見方,女の見方」について,その分野のいろんな研究成果が書かれていると思ったが,エッセイ集といった感じが強いです。 まあ,それはそれなりにおもしとかったです。



    (養老孟司)p80〜81
    男女の能力差のように、人類を束ねて二つに割って、その二群がどう違うかという話は、本当はあまりしないほうがいい。なぜなら、たとえば、男が女よりも空間把握能力が高い、という統計を教えると、あの女よりも、おれのほうが偉い、そう考えて喜ぶ馬鹿が、男の中にかならずいるからである。それは、まったくの間違いである。

    (中略)

     男には男の能力があり、女に

    0
    2009年10月04日
  • 科学の目 科学のこころ

    Posted by ブクログ

    これ、買ったけど未だ読んでません。ゴールデンウィークにでも読むか。書いた人は動物行動学の有名な先生です。

    0
    2009年10月04日
  • 男の見方 女の見方

    Posted by ブクログ

    養老孟司と長谷川真理子の男の見方 女の見方を読みました。男と女の違いをセックス(動物的)とジェンダー(社会的)の面から分析してリレーエッセイとして書かれたものでした。それぞれの主張が短くて互いのつながりが薄いので、ちょっと物足りなく感じました。やはり、男と女というような深いテーマは、論点を絞り込んで主張を展開する構成になっているほうが読みやすいと思います。

    0
    2011年07月18日
  • 進化とはなんだろうか

    Posted by ブクログ

    何で犬ってこんな形なんだろう。なぜこんなにたくさん生物の種類がいるんだろう。どうして性別があるんだろう。
    というような疑問に、どうやって答えられるのかを分かりやすく示す一冊。
    進化学入門書。

    0
    2009年10月04日