赤の女王 性とヒトの進化

赤の女王 性とヒトの進化

1,408円 (税込)

7pt

3.9

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「同じ場所にとどまるためには全力で走り続けなければならない」(キャロル『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の言葉)。生物の種も、生き残るためには常に環境の変化に対応し進化し続けなければならない。そもそも人間にはなぜ性が存在するのか。普遍的な「人間の本性(ヒューマン・ネイチャー)」なるものはあるのか。それは男女間で異なるのか。科学啓蒙家リドレーが、進化生物学に基づいて性の起源と進化の謎に迫る。

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赤の女王 性とヒトの進化 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年12月24日

    カタツムリは学習する。フィンチは道具を用いる。イルカは言語を使う。犬は意識を持つ。オランウータンは鏡の自分を認識する。ニホンザルは文化を伝達する。ゾウは仲間の死を悼む。そしてそれらの全ては、性と子孫を持つ。
    個体が生きるために必要な能力でないため忘れられがちだが、生殖に失敗した個体から種に引き継がれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月31日

    性淘汰が優勢でイケメンや美女の遺伝子が残ってくなら未来人はどんどんルックスが良くなっていくのかな?
    実例が豊富で飽きなかた

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    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    不倫は文化どころではなく本能であった…

    なぜ雌雄があるのから始まり、なぜ雌雄二つだけなのか、ヒトの異性に対する嗜好も例外ではなく遺伝的なものベースであることなど幅広く、何らかの生物や人間の営みの例を示しつつ解説してくれている。(なので若干回りくどい感じはする)
    全体を通して、何か一つが何かの変化の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月30日

    Astrobiology Clubで東大の市橋伯一先生が勧めていたので。
    生物の生存戦略を性の観点から書いた本。

    面白かった。
    著者のマット・リドレーという方は学者さんではなく、ジャーナリストだそうです。
    素人でも読みやすいのはそういう理由もあるのかな。

    また最後に、「ここに書かれている説の多く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    人間の本性とはなにか。性と人の進化を様々な議論を通してみていく。赤の女王仮説。進化は相対的なものである。

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    Posted by ブクログ 2014年12月07日

    「人間の本性 Human Nature」を探求することを目指した書。それは、人間の「性の進化」を問うことにつながるという。つまり、人間の進化は「性的」なものがテーマとなっているからという。
    進化過程においての雄と雌の出現により自然淘汰が起こり、特に性淘汰の場における雄と雌の存在の意味などを解きあかし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月09日

    とにかく読みづらいけど、面白くはある。

    生物の競争は、
     捕食者
     えもの
     同種
      同性 異性を巡る戦い
      異性 異性を獲得し利用する戦い
     寄生者 病気にうちかつ戦い

    という戦いをしており、
    寄生者との戦いが、性を生み出した。

    赤の女王とは、軍拡競争をさす。

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    Posted by ブクログ 2015年06月21日

    原著の発売が1993年と多少古い本ではあるが、今でも
    読み応えのある名著だと思う。

    有性生殖による多様性の確保は突然変異によって刻々
    変化する寄生者(ウィルスなど)に対抗するためのもので
    あり、我々人間は進化の結果として今この時点にいる
    わけではなく、今も、そしてこれからもずっと生存競争
    を続け変...続きを読む

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