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「進化論」を著した「天才」の生涯。
生物は、その祖先をさかのぼっていくと、だんだん単純な体のつくりとなり、ついにはたったひとつの細胞に行き着いてしまう。言い換えれば、38億年以上の長きにわたる生命の歴史も、その始まりはたった一つの生命だったのだ。
現代のような遺伝子解析の手法も概念もなく、まさに徒手空拳の状態でありながら、生命の「進化」について深く洞察したダーウィンは、まさに「天才」であった。
彼の「自然選択」の理論が広く受け入れられるようになるには死後50年を要した。
そして、彼の考え方は、現在の生物学の基盤ともなっている。
しかし一方では、『種の起源』出版後150年を経過した今でも、進化論を理解できずに、「人間は神によって造られた」とかたくなに信じている人たちも多い。
本書では、「進化論」を唱えたダーウィンの一生を、まんがでわかりやすく紹介している。
幼少期のエピソードや、ビーグル号での航海、ガラパゴス諸島での発見などとともに、日常での研究や、ライエルやハクスリー、オーウェンといった学者たち、そして家族との交流などをおりまぜながら「天才」の生涯に迫っている。
この作品の容量は、58.2MB(校正データ時の数値)です。
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※本書電子版には、底本の資料編は掲載されていません。
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※この作品は一部カラーが含まれます。
Posted by ブクログ 2013年03月07日
チャールズ・ダーウィン(1809-1882)の伝記まんが。子供向けの本ではあるが、ダーウィンの生きた時代の背景、宗教界からの厳しい目、「種の起原」が一般にも受けたこと、彼の業績は1世紀近い時間をかけて裏付けられていったこと、彼自身が出会いに恵まれ、探究心を持つ続けた人だったことなど、余すところなく書...続きを読む
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