川原正敏のレビュー一覧
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購入済み
月刊も初トライ
紙から電子書籍を買うようになり、初めて月刊マガジンも購入してみました。
途中から読みたい時に飛べないのが残念。
目次のページからタイトルを触ると飛べるようになるとすごく読みやすくなる気がします。 -
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18巻と対になる19巻。こちらは不破の名を継いだ虎彦の物語。
今まで陸奥で語りきれなかった時代を、不破で語り継いでくれてもいいかなと思わないでもないけど、不破は虎彦だからこそ読み物として成立するのかな、という気もする。狛と虎のあの物語があってこそ、虎彦が強さを求めてしまう理由も理解できるし、誾千代と出会ったときの哀しい表情が心に染みてくるので。
そう思いながら読み出したけど、主人公は誾千代でありました。
ここでも、表舞台には立てないというのが不破の宿命か。
葉月に重ね合わせてしまうのは、結ばれるべき相手が不義の関係になってしまうからか。修羅の血をつなげるには、男女問わず強さが求められるも -
購入済み
始皇帝があっさり死ぬね。
始皇帝があっさり死んでしまった事から、新しい物語が始まって、これからの展開が面白くなりそうです。
項羽と劉邦の話の展開に乗るのでしょうか?? -
Posted by ブクログ
秦の滅亡。虞美人登場。項羽戴冠。劉邦漢中へ。韓信参戦。桟道を焼く。韓王成の死。
最終決戦への幕が上がりました。
というには性急すぎるかな。
虞美人は黄石だと思っていた予想がここで外れる。項羽の理解者たる彼女(黄石)だからこそ、最後まで寄り添い続けたのだろうなぁ、と感じていたのだけど。四面楚歌まで追い詰められてもなお、後戻りできない項羽を見捨てられずに、自ら斬られることを選んだのでは、というような。
半身とも言えるような存在の彼女を斬り、同じく半身と言えるほど戦場を駆ってきた騅が歩みを止め、そして自らの終わりを悟っても項羽は覇王であることをやめなかった。という終幕。
その幕引きに黄石がいるので -
Posted by ブクログ
修羅の刻18巻。舞台は戦国末期。
戦国は「織田信長編」があるけれど、ただただ強いものに会いに行く、という陸奥性からすると、あの物語は色味が違ったのだなぁ。「義経編」もそうですね。長編になると、そうなってしまうのか。
そもそも、雑賀孫市との死合いがあったとはいえ、狛彦と虎彦のそれぞれの闘いという点では消化不良だったのが、自分の感想なので、強い兵に会いに行きたいという陸奥の本能のようなものに従っている今回は嬉しい限りです。
その相手は本多忠勝。蜻蛉切のあの人です。陸奥との闘いに挑む時期が、隠居した頃になったのは、「生涯一度も戦場で傷を負わなかった忠勝が云々」の伝説があるからでしょう。老境にあっ