川原正敏のレビュー一覧
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ついについに出ました奥義「無空波」。なかなか出番の少ない奥義ですよね。「虎砲」の方が勝負を決める技としては頻出してますか。
「虎砲」を出すに値する強者。「無空波」を出すに値する強者。そういうランク付けがあるのでしょう。そしてさらなる強者には「四門」です。
強かったねシリュウさん。「無空波」を使わないと倒せないのだから。しかも無意識に使ってしまったということは、陸奥さんの本能で強敵であると認識したからか。正直、奥義を使う時は最終回だと思っていたのですが、まだ異世界陸奥圓明流は続きそうです。歴史上の達人たちを描きたかったから、というか川原版司馬遼太郎をやりたかったかのではないかと思っている「修羅 -
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6巻でやっと出ました「陸奥圓明流に敗北の二字は無い」。初出だよな陸奥さん。記憶があやふや、九十九はよく言っていた気がするけどなぁ。
スッパァレタ編もクライマックスなのかな。仮面の女戦士が実は公女殿下という戦いを経て、決勝戦みたいな儀式戦が待っているようです。ここら辺の陸奥さんの振る舞いは、これまでの継承者たちと似ていますね。友人に対する義憤と、上っ面で物事を測らないという二つです。これ公女殿下惚れちゃうじゃん。リンラのいないところで何かが起きていますよ。陸奥圓明流継承者は、みんなモテますからね。
6巻で久々登場の「無刀金的破」。チンピラに絡まれた時だっけ?片山右京のところだったような気がす -
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最期まで
最期まできっちり描かれた。
ラストバトルに川原節が少し。
あとは黄石の解釈に。
やはり原作への思いが強くて川原流の味付けが
少なかった印象だけど無事完結。
お疲れ様でした。 -
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三国志ではありません
このマンガを読む方ならば知っているとは思うのですが...。
中国のながーーい戦国時代(と言っても良いのかな)でも有名な『項羽と劉邦』ですが、その中でも軍師を描くのはなかなかに渋い。
流石は川原先生です、史実をなぞりながらもキャラクターの味付けは大胆に行われていますし、なんと言っても劉邦のキャラが良い。
項羽と違って結構な情けないエピソード満載の人なので、本当にこんな感じの人だったんじゃないかな~って思ってしまいました。
戦闘シーンは個人も団体も迫力がありますので、じっくりと中国の歴史を感じたい方にはお勧めですよ。 -
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五重塔を終えて新たな旅路へ。
道中で修羅の刻のセルフオマージュ見せながら、辿り着いたのは傭兵国家・スッパァレタ。崖から落ちた陸奥さんとファング、ビミのパーティと、残された3人のパーティで傭兵の選別試験へ挑みます。
崖から落ちた時に「これって出海編のあそこじゃん。こちらの陸奥さんはあっけらかんと崖から上がってくるんだろうな」と思っていたら、まさかのパーティ分けでした。いや、結家として悲壮感は全くないんですけどね。なにしろ、戦力が極端な分け方になってしまっていますので。おっさん頑張れ。
もう一つのセルフオマージュは、海皇紀から。どこかと思ったら、森守とトゥバンの決戦開始の場面でしたね。後書きで -
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奇策
韓信の見せ場!有名な奇策だけど、あとがきにもあるように漫画っぽく、逆に漫画にしてみると事実と知っていて読まなければ地味ともいえる・・・。龍且の心理あってこその成功だったのだろう、というのがわかりやすく描かれている。
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さあ、劉邦と項羽が対峙していよいよ、といったところなのですが、歴史の流れはそうそうすんなりいかないもので。
ここで、韓信が第三勢力として台頭してしまうのですね、確か。蒯通。その立役者というべきか黒幕というべきか。
「士として生まれたからには、その才の限り天下に名を残すべき」という一念があっての行動で、私利私欲ではなかったのでは、という描かれ方です。
その一念に生命を懸けた酈食其と行動原理は同じなのですが、悪役と感じてしまうのは物語として読んだときに、余計なことをした、と思うからでしょうか。
いやいや、面白くなってきた、という感覚は今でこそありますが、「項羽と劉邦」初読の時はこの出来事は韓信の -
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五重塔攻略作戦かと思っていたら、なんのなんのバケツリレーでした。
ブルース・リー映画のような階層毎のバトルかと思っていたのになぁ。そこで、陸奥さんをはじめとして、メンバーの活躍があったりするんかな、と期待していたのですが。ちと残念。
とりあえずガーフォくん頑張りました。
ま、相変わらずの強さの陸奥さんです。
「飛燕十字蔓」から殴り続ける陸奥さんの怖さ。よくよく考えると、陸奥圓明流の強さをもってすれば、あのような拷問は朝飯前。ただ、ここまで直接的な描写はなかったような気がする。脅しの段階で、たいていの人間は服従するしな。不破は、脅さないだろうし。
「蛇破山」「蔓落とし」と次々に披露する陸奥さん -
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成皋を急襲する項羽と脱出する劉邦の二十巻。
久々の無双する項羽と、無双する窮奇。
今を勝利するための項羽と、明日勝利するための窮奇という対比になるのか。
成皋戦でのMVPは、盧綰ではないでしょうか。
何かと張良のやることにケチをつけてくるという役回りの劉邦の悪友。小心者というか、縄張り意識が強いというのか、劉邦との関係において、自分が一番でいたいという感情なんでしょね。
その盧綰の見せ場は、全軍迎撃の号令をかける場面。
「迎撃」のルビが「けえけき」になっています。いや、芸が細かい。
この場の最高位という責任、対するは無双の項羽。その重圧による声の裏返りです。
いいねぇ。普段あんなでもいざ -
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オムスビではない、ホムスビとの戦いでやっと陸奥圓明流らしい戦いが。
ただ、異世界の陸奥さんの宿命の相手、というほどの使い手ではないのですが。こいつ結構やるぞ?ひょっとしたらひょっとするんじゃないか?と思わせぶりな実力者でした。
うーん、馬鹿にしているような言い方だな。ホムスビさんすまん。
一応、自分なりの解釈として「虎砲」を使う相手は、強敵というのがありますので、それに準じた評価してるのです。
なので、馬鹿にしてはいませんよオムスビさん。
伝説の大賢者イジュア・ル・オーリン登場。そういえば、この人に会うのが旅の目的だったっけ?そうだっけ?
いじわる云々でネーミングしたのかな。
さてさて、そ -
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異世界モノで陸奥!?
昨今ありふれんばかりの勢いの異世界モノですが、陸奥圓明流をそこに持っていくか!と。
修羅の門が好きであれば買わない理由はないですね。
これからの展開をどうするかで作品の良し悪しもかなり変わってくるとは思いますが、期待度は大です。
ただ他の方も書かれていましたが、顔半分が描かれていないのが少し気になりました。
本家の川原先生も演出的に顔半分を描き込まないことがありますが、ちょっと本作ではそれを多用し過ぎて変な感じでした。