あらすじ
源平の戦いから更に時は遡り、時は平安の世。京の都を恐怖に陥れ、今なお語り継がれる鬼がいた。その名も酒呑童子。
そして、その伝統の裏には“修羅”の姿があった‥‥。
感情タグBEST3
久々の
待ちに待った修羅の刻。単なる格闘漫画と異なり人間関係が複雑に入り乱れてドラマ性もあるので毎回毎回楽しく読んでます。
久しぶりの修羅の刻
修羅の刻は、毎回、月間マガジンでも読み、単行本も購入しています。はやく続きが読みたいです。わくわくする内容でした。また、歴史の勉強にもなり、歴史に興味がわきます。
Posted by ブクログ
修羅の刻二十巻。今回の舞台は平安時代。当代の陸奥は陸奥庚、好敵手は酒呑童子。
郎党に茨木童子もいます。
じゃあ、源頼光と四天王はどうなるの?という話なのですが、坂田金時が陸奥庚で、渡辺綱が(陸奥)綱となっております。(陸奥)なのは陸奥を継承していないからです。庚の姉ですね綱。碓氷貞光と卜部季武はそのまま。
坂田金時は金太郎だから足柄山。というか静岡県小山町の金太郎推しはどうなるの?というところですが、まああとがき読んで下さい。自分としては、小山町を推していきたいです。
二十巻は、姉弟の陸奥と頼光との出会いがメイン。
昼行灯の親分キャラは、劉邦を描いたことで腕に磨きをかけてしまったかな。劉邦よりは、頼光の方が役者である気がする。生まれや役職を諸々より合わせて虚実まみれの魅力に指定校という感じです。悪どさにつながるな。
しかし、酒呑童子とはねぇ。「鬼」がいわゆる妖怪でなく、まつろわぬ民の総称と考えれば、強大な力を持って君臨していた存在であるし、その中の巨魁であるから、同時代の陸奥からすれば腕試しの格好の相手である。どんな戦いを見せてくれるのか。ただ、頼光四天王だと綱の方が鬼退治してたりするんだよな。そのおかげで、渡辺さんは豆まきしないとかなんとか。
さて、続きが気になるところです毎度毎度。
綱のセリフの「(生まれてすぐに京を発って)育ったのは陸奥だがな」が義経編につながる糸が感じられて楽しい。綱が婿探し夫探しで羅城門にいた。今後の展開で誰とくっつくかは分かりませんが、結婚後故郷の陸奥に帰るとなれば、奥州藤原家との関わりもあるでしょう。前九年、後三年の役も関わってくるはずです。
陸奥圓明流が伝説化した経緯を紐解けそうな酒呑童子編=陸奥庚編。表紙が庚なのですが、歴代でもなかなかなマッチョ。酒呑童子との化け物じみた戦いを期待します。
まだ全体の話が見えてません
3巻分でのお話とのことだが、この巻は出会い編か。源頼光のペテン(口達者)ぶりがやけに目立っている。しかし、陸奥圓明流は1000年の歴史ということで、この頃誕生したのかと思っていたが、既に名を受け継ぐ様になっているということはもっと以前に誕生してたのか(確かに技はまだ発展途上のようだけど)
Posted by ブクログ
まーた舌出してるよこの親父。
好きだねえこの時代にそんなやり方ないだろうに。
色々と理屈こねてはいるけど、気になるのはそんなところではかけらもないのでわりとどうでもいいかな。
結局今回も引っ張るだけ引っ張って中身はほとんどなかった。
3冊もかけるほどの話かどうかはまだわからないが、昔ほどの熱さはやっぱりもうないな多分。
期待しないで読むとするか。
これで駄目なら刻からももう完全に足洗うつもりで手を出してみた。
まあまず無理とわかってはいるけど。
正直な感想
正直な感想を書きます。
自分は川原作品が本当に好きですべて読了しています。
特にこの作品は紙でも電子でも所有して、何度も、何度も読み返すほど好きなシリーズです。
19巻から4年、待望の続編でした。時代的に酒呑童子や金太郎と題材も面白いと思いました。
ですが…冗長。
これまでなら1巻の内容は半分でまとめていたでしょう。
一つにはニッチな時代ということもあり、作中での解説が多いのですが、それだけでなく全体的に構成がダルいです。
冒頭の格闘シーンも同じ尺で3連続と今までしたら2回分は1、2ページでまとめていたシーンだと思います。
個人的に川原先生は話の構成と場面の演出がとても上手い漫画家だと思います。
特に尺の限られている刻シリーズは省ける所は大胆に省き、魅せる場面に集中できているのが晴らしい作品です。
だからこそ尚更、今回の刻は残念でした。