あらすじ
源平の戦いから更に時は遡り、時は平安の世。京の都を恐怖に陥れ、今なお語り継がれる鬼がいた。その名も酒呑童子。
そして、その伝統の裏には“修羅”の姿があった‥‥。
感情タグBEST3
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まだ全体の話が見えてません
3巻分でのお話とのことだが、この巻は出会い編か。源頼光のペテン(口達者)ぶりがやけに目立っている。しかし、陸奥圓明流は1000年の歴史ということで、この頃誕生したのかと思っていたが、既に名を受け継ぐ様になっているということはもっと以前に誕生してたのか(確かに技はまだ発展途上のようだけど)
正直な感想
正直な感想を書きます。
自分は川原作品が本当に好きですべて読了しています。
特にこの作品は紙でも電子でも所有して、何度も、何度も読み返すほど好きなシリーズです。
19巻から4年、待望の続編でした。時代的に酒呑童子や金太郎と題材も面白いと思いました。
ですが…冗長。
これまでなら1巻の内容は半分でまとめていたでしょう。
一つにはニッチな時代ということもあり、作中での解説が多いのですが、それだけでなく全体的に構成がダルいです。
冒頭の格闘シーンも同じ尺で3連続と今までしたら2回分は1、2ページでまとめていたシーンだと思います。
個人的に川原先生は話の構成と場面の演出がとても上手い漫画家だと思います。
特に尺の限られている刻シリーズは省ける所は大胆に省き、魅せる場面に集中できているのが晴らしい作品です。
だからこそ尚更、今回の刻は残念でした。