柴田哲孝のレビュー一覧
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戦後最大の謎・下山事件の真相に迫った圧倒的なノンフィクション。
タイトルに「最後の証言」とあるが、情報の多さや論理の深度の点において、まさに棹尾を飾るにふさわしい読みごたえ。
GHQ・右翼・CIA・三菱など、様々な利権と膨大な数の関係者から成る複雑な背後関係について丁寧に記述され、初めてこの事...続きを読むPosted by ブクログ -
戦中戦後の闇、暗日本史。
少し前に、真山仁著「ロッキード」を読んでいたこともあり、大変興味深く読んだ。
この作品を通じて、たくさんの命や、あったはずの幸せな生活が犠牲となり今に繋がっていることを忘れてはならない、と感じた。
今の現実社会がこのような過去があって成り立っていることに、なぜだか無力...続きを読むPosted by ブクログ -
うーむ。読みごたえがあるなあ!
途中、チョット中弛みが有るが、最後まで読ませてくれた。
他の作品も読んでみたいが、古い奴は中々手に入らんのよね。Posted by ブクログ -
著者の高祖父の記録から紡ぎ出された幕末のスパイ小説。各藩の思惑が交錯し、翻弄されていく運命。これほど幕末の重要事件に居合わせる人物がいるのか?と思いながら、楽しめる。Posted by ブクログ
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どうしてもミステリーが読みたくなったら、つい買ってしまう作家さん。
登場人物が少なく、読みやすく、また徹夜して読んでしまった、、、
内容は重く、犯人の辛い生い立ちには、とても悲しく同情してしまう。が、罪を重ねてしまうのはそれ以上に悲しい。Posted by ブクログ -
自然豊かな長野県飯田で繰り広げられる物語りだが、のどかな自然とは、真逆なストーリー展開
ラストまで気が抜けない展開で、あっと言う前に
読み終わってしまった。 -
いかに現在の日常が不安定、不確実なものなのか、平和というものは紙一重である事、本当の
真実は、TVなどマスコミからの報道では、分からないという事を改めて
思い知らせてくれる作品でした。
登場人物含めで、ストリーも飽きさせず、非常に
読みごたえのある、色々と考えさせてくれる作品でした。
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本屋で柴田氏の本があったので中身を見ずに買ったが、もろもろの柴田氏作品を一冊にしたもののようである。ほぼ全て初見だったのでよかった。
表題のサイレンススズカについてはしっかり書かれているし、パーマーの鞍上の話など知らない話も多く、楽しめる本でした。Posted by ブクログ -
関東の刺客・ライスシャワー。
小さな黒い仔馬が、時のスターであるライバルを打ち負かし、雌伏のときを乗り越え、そして見る者の心を震わせる走りで、ヒットマンから主役となる―。
この本を読んでいると、改めて、競馬が、数字やデータ遊び、富くじではなく、血の通った生き物による戦いであると感ぜられる。
本文...続きを読むPosted by ブクログ -
これは引き込まれた。平家の落人から現在に至るまでの集落での事件。
カギとなるのは90過ぎの老婆が唄う語り部のような童謡。
その童謡の秘密を外部に漏らさないように内嫁が世話をする。
前の2冊とは内容が変わって平たんな探偵物語ではなくなっている。でも女性に対する偏見のようなすぐに身体を許すオンナという...続きを読むPosted by ブクログ