柴田哲孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事件関係者が親族にいるというだけで、この手の本を書くのには反則気味ですね。(^^;
何があったか程度に事件を知っている身にしては、隠されていた真相が明らかになってゆくくだりも、「そんなことがあったんだぁ」ぐらいの感想で、内容の貴重さを感じられなかったのが残念です。(^^;
ちょっと、もったいぶったような部分とか、インタビュー時の状況を示した部分など、主題からちょっとだけずれている文章が、事実を系統立って把握するのを妨げている気がするのが、残念です。
まぁ、なんてぇか、「下山事件」(森達也)も持っている身としては、こっちを先に読んでおいて良かったなぁと思った事です。
インタビュアなんて、結構自分 -
Posted by ブクログ
1995年1月17日阪神淡路大震災。
大地震は果たして、自然災害なのか。
主人公の日系ジャーナリストが、重要証言を集め始めると...
9.11の米テロが陰謀説だということは、数多くの著書が記されている。政府ぐるみでユダヤ資本に莫大な資金がもたらされたのは周知の通りだ。
ワールドトレードセンターをタダ同然で解体し、数十億ドルの保険金がユダヤ系オーナーの懐に入った。
90年代以降の殆どの大規模地震が自然災害ではなく、人工的に引き起こされた人為的経済効果だと。
被災による経済損失よりも、復興特需による経済効果は遥かに凌ぐ額が生まれる。
本作は事実に基づくフィクションである。
丹念に地道に、 -
Posted by ブクログ
シリーズ第三弾。
会津山間部の僻村集落。グーグルアースで見ると緑だらけの山中に数軒の家が立ち並ぶあれ。
豪雪が吹雪く集落で起こる連続殺人。
散弾銃により吹き飛ぶ頭。
村に伝わる口伝の昔歌に謎の手がかりが。
戊辰戦争や、平家の知識が乏しいので、このあたりを入れてから読むと愉しさ倍増だろうな。
木地師ってのは初めて耳にする職業だ。
探偵ものというと、都市部での活躍がイメージされるが、福島の白河から会津と。山と森しかない中に、これだけ奥行きを作れるのは柴田氏の力量だな。
頼母子講、無尽講。
今回の結末は、人間の欲が剥き出しなるとこうなるという典型のようだ。