柴田哲孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NHKスペシャル 未解決事件 File.10 下山事件 を観てこの本を手に入れようと思ったか
どうか覚えてはいないのだが、事実著者も、あの番組によって国民の事件篇関心が
高まった、とこの本に書いてあった。
著者は関係者の孫ということで、自分が子供の時に見たもの、親戚の話、そこから
あれこれ取材をし、すでに下山事件に関する本を数冊書いている。
今回はその集大成、ということだそうだ。
過去の本の内容も引用してくれるのでありがたい、が、読みにくかった。
時代が行ったり来たりして、取っ散らかってる印象。
要するに彼の結論は、国鉄誕生前の不正を暴こうとした下山総裁の情報を取ろう
とした右翼が、常磐線綾瀬駅近くの工場で拷問したが、誤って下山を殺してしまい、帳尻合わせに線路で轢死に見せかけた、ということのようだ。
戦後のどさくさで国の財産をかっさらったやつは大勢いたことだろう。
しかし、、その体質が今も変わらない、となると、人間ってーのは進歩しないものだ。
最後の最後に、今裁判中の阿部元首相銃撃事件について、
「銃弾がでないのはおかしい」と、陰謀説を語っているのは興ざめ。
思っててもいいが、それを言い出すと、この本の信ぴょう性も薄れてしまう。
本の構成、読みにくさ以上にがっかりした。
それにしても現場は私もとおったことがあるかもしれないところ。
一度手を合わせに行こうかな。
第一章 回想
第二章 亜細亜産業とキャノン機関
第三章 事件前夜
第四章 “事件”発生
第五章 真相解明
最終章 誰が下山総裁を殺したのか -
Posted by ブクログ
柴田哲孝『蒼い水の女 刑事・片倉康孝 大井川鐵道殺人事件』光文社文庫。
片倉康孝刑事シリーズ第5弾。西村京太郎の旅情ミステリー小説かと思うようなタイトルに、柴田哲孝の旧作を改題した作品かと思ったら、新作の文庫化作品であった。
バキバキの警察小説である。しかし、真犯人の動機がどうにも理解出来ないし、どうしてこんなに手の混んだ犯罪を犯したのか納得出来ないのだ。先のシリーズ4作は全てそこそこ面白かったと思うのだが、一体どうしたことだろう。
石神井公園の三宝寺池で男性の水死体が発見される。遺体の肺の中からは三宝寺池の水とは異なる水質の水が検出され、警察は男性が違う場所で溺死させられ、三宝寺池に遺棄された他殺と断定する。
そんな中、8歳の娘からの父親が帰って来ないという警察への通報を切っ掛けに被害者の身元を特定する。石神井警察署刑事課の片倉康孝は、娘の話から被害者がフリーライターの赤塚史則という名前で、SNSに残した写真から遺体発見の3日前に静岡県の大井川鐵道を訪れていたことを知る。片倉は部下を伴い、大井川鐵道へ向かい、赤塚の足跡を辿る。
一方、父親を失った幼い娘は何かを知っているような奇妙な言動で捜査を翻弄する。さらに片倉の元妻の智子が発した「スピリチュアルなものを感じる」という言葉を発端に、事件の謎は深まっていくと同時にそれは現実的なものとなっていく。
本体価格1,000円
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Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルで自動再生されたため、拝読(拝聴?)
なお、本作のオーディブルの読み手は単調であまり上手とは言えないけれど、感情のない感じがこの本には合っているかも。
展開は王道。日本人小説家の桑島が、ベトナム戦争時の遺品、ジミーハワードのジッポーについた弾痕に興味を持ち、現地で購入。小説のネタになるかなと思いつつ、持ち主を探すところから始まり、知らずに大きな陰謀に巻き込まれていく、というもの。
話の都合上仕方ないと思いつつも、出てくる登場人物の小説上の役割に意外性はない。(物語の加速のために亡くなる人、陰謀加担の人物、黒幕等々、予想通りの展開)
でも、ベトナム戦争という題材、歴史や、ベトナムに今も残戦禍の後を知るきっかけにしながら読むにはちょうど良い本のように思えた。
あと、数年前に現実だったコロナ禍が舞台の時代でもあり、各国の変遷についても記述があった。
あんなに毎日ニュースで観ていたのに、2025年の今、忘れてしまった部分も多い(いつ、どこの国でパンデミックが起こったかとか。日本の対応とか)。その当時のベトナムはどんな感じだったか知ったのは、興味深かったかも。
コロナも歴史になってしまった。
そんなことを思いながらいつの間にか全て聴き終えてしまっていたので、結果的に面白かったんだと思う。
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Posted by ブクログ
『Mの暗号』の続編と言って良いだろうか。
著者の名著でもある『下山事件』とも絡んでくる本作。
諸々と所感を述べたいところなのだが、初めて読む読者の方々には、ぜひネタバレせずサラの状態で読んで欲しいので、多くを語るのはやめておこう。
ぜひ、各作品を読んでいただきたい。
さて、とはいえ本作はダイヤモンドについてめぐる作品であるが、ダイヤモンドの評価であるGIAのグレーディングレポートはかなり近年であり、戦時中の供出の時代は国内での評価基準は優良可だったように記憶している。
私自身、帝国ホテルの日本最古の宝飾店に勤めていたが、かつてGHQの本部も近く、当時は進駐軍がよく銀器やパールを求めたものだと聞いている。
マッカーサーのサインも店内で見ることが可能だ。
自身の経験と合わさって、尚楽しく拝読させていただきました。
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Posted by ブクログ
南スーダンPKO日誌不記載問題に発想を得たアクション小説。
陸自特別作戦群の元隊員達を抹殺しようとする者たちは何なのか。なんのために。
いや、面白かったです。正直。
読ませるというほどでもないけど普通に読めた。
だがと言ってはなんだが、なんだかなあ、と思うところも正直あって。
まず持って、事件の動機が、なんだか。
ついでに、最後まで事件の鍵みたいに引っ張ってこられたのが、なんだか。
なんだろう、ミステリー系の小説にどうも馴染めないのは、ほら、仕掛けだよ、どう思う的な著者の誘導、あるいはミスリードに、いやこうじゃないか、やっぱこうだよな的に考えさせられる読書側。
やなんだよなあ、面倒で。
本当に上手い人は、そんなことを意識させずに連れて行ってくれるもんだが、謎解きが主題に入ってくると、どうしてもぎこちなくなる感じで。
アイフォーンとか、Buckナイフ礼賛とか、どことなく古臭いよなあと思ってたら結構高齢だったのね、作者。