柴田哲孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは。
陰謀論…。
とてもよくできた、読み応えのあるノンフィクションの小説…。
と思いたいが、実は真実なのでは?と疑心暗鬼にもなる。
2022年に起きた元首相の襲撃事件(今はもう3年過ぎた)、公判の手続きがなんやかやでまだ裁判も始まらない。
素人の自分が普通に考えると
犯行の瞬間の映像もあり
実行犯もとっくに捕まっていて、
彼は動機もきちんと説明していて起訴もされているのに
どうして??
とは別に、80年代の朝日新聞阪神支局襲撃事件、
亡くなった首相と皇室の関係、
2020東京オリンピックも興味深かった。
にしても、カルトは厳しく規制しないと。
宗教のせいで戦争が起こる -
Posted by ブクログ
本を開くと、目次の次のページに
「この物語はフィクションである。」
と書かれている。
事前情報として、この物語が奈良県で元内閣総理大臣が撃たれて死亡した事件を取り扱うことは知っているので、頭の片隅にフィクションであることをとどめておく必要があるのだな、と理解して読み始めた。
が、思った以上に「事実」なのだ。
事件の主の登場人物、団体は名前が変えられているのだが、登場する事件とそれに巻き込まれた人々の名前はそのままだ。
うっすら聞き覚えのある事件から、まったく記憶にない事件まで、登場するたびに検索してみると実際に起きた事件。
ああ、日本にもこんな不可解な事件がこんなにもあったのか、と感じさせら -
Posted by ブクログ
南スーダンPKO日誌不記載問題に発想を得たアクション小説。
陸自特別作戦群の元隊員達を抹殺しようとする者たちは何なのか。なんのために。
いや、面白かったです。正直。
読ませるというほどでもないけど普通に読めた。
だがと言ってはなんだが、なんだかなあ、と思うところも正直あって。
まず持って、事件の動機が、なんだか。
ついでに、最後まで事件の鍵みたいに引っ張ってこられたのが、なんだか。
なんだろう、ミステリー系の小説にどうも馴染めないのは、ほら、仕掛けだよ、どう思う的な著者の誘導、あるいはミスリードに、いやこうじゃないか、やっぱこうだよな的に考えさせられる読書側。
やなんだよなあ、面倒で。