柴田哲孝のレビュー一覧
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私立探偵 神山 健介シリーズ第一作。
柴田節炸裂の「今どき」ハードボイルド。
銃をぶっぱなしたり、
大がかりな悪の組織と闘ったりという
「荒唐無稽」な話ではない。
酔っぱらったところを襲われれば骨折もするし、
車で飲みに行った帰りは代行を呼んだりと、
細かいリアリティが感情移入を手助けする。
が、あくまでハードボイルドである。
主人公は女にもて、ボクシングの経験があり
ジムで体を鍛え、車の運転も玄人はだしと、
男の子があこがれる「格好いい男像」は
きっちりと押さえている。
伏線の張り方も巧みだし、ミスリードも自然。
最後のどんでん返しは、若干予定調和っぽいか。
でも何より「平和なシー -
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2022年に起きた安倍元総理の銃撃事件をモチーフにしたサスペンス小説で、フィクションと断ってはいるが、真犯人は別にいて、国家組織ぐるみの陰謀があったということを強く示唆するような内容。
膨大な取材に基づくとされていて、どこまでが事実ベースなのか気にはなるところもあったが、ちょっと小説の枠組みが度を超えた陰謀論のように思われて、あまりついていけなかった。安倍元総理暗殺の真の動機も「え、そんなこと」と思うようなことだし、オズワルド役とされる表の犯人もいくら個人的な事情があったとはいえ、裏の組織の指令にこんなに唯々諾々と従うのかという気がするし、また、そもそもこんな警察や自衛隊を巻き込んだ、関わる人 -
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NHKスペシャル 未解決事件 File.10 下山事件 を観てこの本を手に入れようと思ったか
どうか覚えてはいないのだが、事実著者も、あの番組によって国民の事件篇関心が
高まった、とこの本に書いてあった。
著者は関係者の孫ということで、自分が子供の時に見たもの、親戚の話、そこから
あれこれ取材をし、すでに下山事件に関する本を数冊書いている。
今回はその集大成、ということだそうだ。
過去の本の内容も引用してくれるのでありがたい、が、読みにくかった。
時代が行ったり来たりして、取っ散らかってる印象。
要するに彼の結論は、国鉄誕生前の不正を暴こうとした下山総裁の情報を取ろう
とした右翼が、常磐線綾 -
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柴田哲孝『蒼い水の女 刑事・片倉康孝 大井川鐵道殺人事件』光文社文庫。
片倉康孝刑事シリーズ第5弾。西村京太郎の旅情ミステリー小説かと思うようなタイトルに、柴田哲孝の旧作を改題した作品かと思ったら、新作の文庫化作品であった。
バキバキの警察小説である。しかし、真犯人の動機がどうにも理解出来ないし、どうしてこんなに手の混んだ犯罪を犯したのか納得出来ないのだ。先のシリーズ4作は全てそこそこ面白かったと思うのだが、一体どうしたことだろう。
石神井公園の三宝寺池で男性の水死体が発見される。遺体の肺の中からは三宝寺池の水とは異なる水質の水が検出され、警察は男性が違う場所で溺死させられ、三宝寺池に -
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『Mの暗号』の続編と言って良いだろうか。
著者の名著でもある『下山事件』とも絡んでくる本作。
諸々と所感を述べたいところなのだが、初めて読む読者の方々には、ぜひネタバレせずサラの状態で読んで欲しいので、多くを語るのはやめておこう。
ぜひ、各作品を読んでいただきたい。
さて、とはいえ本作はダイヤモンドについてめぐる作品であるが、ダイヤモンドの評価であるGIAのグレーディングレポートはかなり近年であり、戦時中の供出の時代は国内での評価基準は優良可だったように記憶している。
私自身、帝国ホテルの日本最古の宝飾店に勤めていたが、かつてGHQの本部も近く、当時は進駐軍がよく銀器やパールを求めたも -
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これは。
陰謀論…。
とてもよくできた、読み応えのあるノンフィクションの小説…。
と思いたいが、実は真実なのでは?と疑心暗鬼にもなる。
2022年に起きた元首相の襲撃事件(今はもう3年過ぎた)、公判の手続きがなんやかやでまだ裁判も始まらない。
素人の自分が普通に考えると
犯行の瞬間の映像もあり
実行犯もとっくに捕まっていて、
彼は動機もきちんと説明していて起訴もされているのに
どうして??
とは別に、80年代の朝日新聞阪神支局襲撃事件、
亡くなった首相と皇室の関係、
2020東京オリンピックも興味深かった。
にしても、カルトは厳しく規制しないと。
宗教のせいで戦争が起こる