柴田哲孝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
関東の刺客・ライスシャワー。
小さな黒い仔馬が、時のスターであるライバルを打ち負かし、雌伏のときを乗り越え、そして見る者の心を震わせる走りで、ヒットマンから主役となる―。
この本を読んでいると、改めて、競馬が、数字やデータ遊び、富くじではなく、血の通った生き物による戦いであると感ぜられる。
本文中でライスシャワーが精神力で走る…と繰り返されていることや、牧場でのエピソードなどから、ライスシャワーに「人間味」みたいなものを感じる。
競馬を知らない人には、本書におけるライスシャワーを通じて、競馬の面白さ(と壮絶さ)を知ってもらえると思うし、もちろん、競馬ファンが読んでも、名馬物語は世間に数多あるが、その中でも、読み応えがあり、心震える、面白い読み物である。 -
Posted by ブクログ
舞台は伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島訪問。首脳達を狙うクラッシュマンと呼ばれるテロリスト達と、それを阻止しようとする警察の静かな(ちょっとだけドンパチもある)戦いを描いた話。警察の中に、アラビア語がわかる美人警官がいて、物語のカギとなっている。
対テロリストの戦いってマジで毎回こんなんだったら警備する側は大変すぎでしょっていう感想。古くはケネディ暗殺の件も触れられていましたが、現代の進化した武器ならもっと容易に出来るようになっているのでは?と思うと寒々しい限りです。
シリーズかと思って読み始めたんですが、デッドエンドで出てきた天才父娘はほんのちょっとだけしか出てきません。悲しい。 -
Posted by ブクログ
登場人物が多くて、通勤時に飛び飛びに読んでいると
誰が誰だか分からなくなる(^ ^;
100%読み手側の責任ですが...(^ ^;
また、全体的に今ひとつ「盛り上がりに欠ける」印象なのは、
「昔の事件を掘り起こしている」から...かな?(^ ^;
ただ「昔の事件を掘り起こす」ことに関しては、
さすがは下山事件の作者、という感じか(^ ^
老刑事の勘をたよりに、途切れそうな細い糸を手繰り、
市井の人々の「墓場まで持ってく秘密」に斟酌しつつも
事件の本質に迫っていく様は読み応え十分(^ ^
読むときは、じっくりと腰を据えて「一気読み」を
オススメしておきます(^ ^ -
Posted by ブクログ
前作に続き、クセの強い四人組による宝探し。
前作の読後にも思ったが、全体的に「浅い」印象(^ ^;
一応「謎解き」をして宝の地図をゲットするが、
その「謎」が単純すぎる(^ ^;
「何年も解読されずにいた」という設定に説得力なし(^ ^;
また主役の四人組が「ぬるい」(^ ^;
実際のハードボイルドの世界に紛れ込んだら、
すぐに二・三度死にそうな感じに無防備で(^ ^;
大藪とか西村とかと比べると、ものすごく「ぬるい」(^ ^;
まぁ、その分「おしゃれ感」はあると言える...のかなぁ?(^ ^;
具体的な描写が多い割には「現実味」が無くて(^ ^;
謎の男がナゾ過ぎてマンガっぽかったり(^ ^;
...なんて、文句ばかり書いているようですが(^ ^;
ストーリーは決して悪くはなく(^ ^
エンタメとしては、気楽に楽しく読めました(^ ^
マンガと思えば、細かなツッコミは野暮ってもんで(^ ^ -
Posted by ブクログ
UMAシリーズとかのイメージで読むと、
かなりテイストが違う。
タイトル通り、女性の「色んな種類の怖さ」
に焦点を当てた短編集。
ミステリ色の強いもの、サイコホラーっぽいもの、
現実にあった事件にお題を取ったものなど、
一作ごとにテイストが違って、お得感あり(^ ^
ただ惜しむらくは、全体的にテイストが古い(^ ^;
登場人物がみんな「昭和の女性」って感じで(^ ^;
「意外性」や「どんでん返し」も、どこかで見たような
感じのものが多くて...正直、先が読める(^ ^;
もちろん、全部が全部そうではない。
「これかあれだろうな」と思って読んでたら、
イキナリ最後の一行で「そう来たか」という作品も(^ ^
いま読み返すと、文句ばかり書いてるようですが(^ ^;
もちろんつまらないわけではないっす(^ ^;
若い衆向けではないが、おっさんには楽しめました(^ ^