柴田哲孝のレビュー一覧

  • 殺し屋商会

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    柴田哲孝『殺し屋商会』双葉文庫。

    最愛の家族を失ったり、騙されたりして、悲しみにうちひしがれる被害者に成り代わり、法で裁かれなかった悪党に鉄槌を下す殺し屋商会の活躍を描いた連作短編集。

    味はあるが、物語としては曖昧な決着で、消化不良というのが正直な感想だ。

    『殺し屋商会 復讐代行相談所』の水鳥川亜沙美と殺し屋のロンホワンのコンビが主人公で、極めて淡々と復讐の殺しを実行する様子が描かれるが、少しずつ水鳥川亜沙美とロンホワンの過去が明らかになる。

    『第一話 復讐代行相談所』。上級国民なる言葉が話題となった元役人の老人による悲惨な交通事故がモデルだろう。一人娘と孫を交通事故で失い、一年後には

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    2023年05月17日
  • 黄昏の光と影

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    いわゆる足で探して丹念さと偶然から拾い上げていく作品で、なかなか良かった。
    過去に翻弄された人生を浮かび上がらせるのは良かった。

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    2022年11月21日
  • 黄昏の光と影

    購入済み

    久しぶりに正統派の警察小説を読んだなという感じです。
    定年間近の刑事が、ひたすら「地取り」を繰り返しつつ、長年の経験とその中で培われた刑事の勘を頼りに犯人に迫って行く。派手さは無いけれど、本当に読み応えのある一冊でした。
    ラストのどんでん返しもお見事、面白かったです。
    シリーズ作品の様なので、そちらもぜひ読んでみたいと思います。

    #切ない

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    2022年11月15日
  • 砂丘の蛙

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    最初から謎が多くて、引き込まれる。
    地道に捜査していく刑事によって真実に近づいていく過程に読み応えあり。
    4分の3辺りまで事件の構図が見えてこない。
    ある人物を保護する事で、するすると、、、なるほど、こういう話だったのかとわかる。
    知ってたら躊躇し読まなかったかも、、、。
    でもまぁ、ケモノの城(誉田哲也著)よりは詳細な描写がないから気分悪くならずに読めた。

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    2022年11月13日
  • 黄昏の光と影

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    老人の孤独死。その部屋にあった白骨死体。
    地道な捜査をするベテラン刑事と新人。
    何やら読み応えがありそうと、読み進めると、、、史実を絡めたストーリーで、松本清張っぽい。

    飛島村の悲惨な歴史は知らなくて、一番印象に残った。現在は日本一裕福な村と言われているのに、、、。

    最後に明らかになる部分は、思わず最初の方を読み返した。
    読み終わっても、昭和と黄昏が余韻となって残るお話でした。

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    2022年11月07日
  • 野守虫~刑事・片倉康孝 飯田線殺人事件~

    購入済み

    追うものと追われるもの

    自然豊かな長野県飯田で繰り広げられる物語りだが、のどかな自然とは、真逆なストーリー展開
    ラストまで気が抜けない展開で、あっと言う前に
    読み終わってしまった。

    #怖い #切ない #ドキドキハラハラ

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    2022年09月07日
  • 野守虫~刑事・片倉康孝 飯田線殺人事件~

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    行ってみたくなるような情景描写がシリーズの特徴とはいえ今回はなかなかハラハラさせられる展開が面白かった。

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    2022年07月08日
  • RYU

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    この手の話はあんまり読んだこと無かったけど、楽しく読めました!登場人物のキャラが全員濃くて面白かったです笑
    他にも伝説を基にした小説があるみたいなので気になります

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    2022年06月30日
  • 野守虫~刑事・片倉康孝 飯田線殺人事件~

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    柴田哲孝『野守虫』光文社文庫。

    シリーズ第4弾。

    凶悪犯として生きざるを得なかった竹迫和也という男の悲惨極まりない人生を最後の最後に汲み取る刑事の片倉康孝。

    旅行中の片倉刑事が凶悪犯の竹迫の逃走先を訪れ、さらにはそこに片倉の元妻まで現れるという余りにも出来過ぎの展開なのだが、流石は柴田哲孝、警察小説として違和感を薄めるように巧く仕上げている。

    タイトルの『野守虫』とは、怪蛇のような日本の妖怪のことらしい。そして『野守虫』の刺青を背負う竹迫和也……

    強盗の罪で刑期を終えて出所したばかりの竹迫和也が再び強盗を働き、所轄に検挙されたが、弁護士との接見中に脱走する。竹迫は定年間近の刑事・片倉

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    2022年05月14日
  • 奇蹟の馬 サイレンススズカ

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    本屋で柴田氏の本があったので中身を見ずに買ったが、もろもろの柴田氏作品を一冊にしたもののようである。ほぼ全て初見だったのでよかった。
    表題のサイレンススズカについてはしっかり書かれているし、パーマーの鞍上の話など知らない話も多く、楽しめる本でした。

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    2022年05月12日
  • 奇蹟の馬 サイレンススズカ

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    柴田哲孝『奇蹟の馬 サイレンススズカ』ハルキ文庫。

    『伝説の名馬 ライスシャワー物語』に続く競馬で活躍した名馬を描いたノンフィクション。

    競馬のことは全く知らないし、余り興味も無いのだが、柴田哲孝の作品となれば読まずにはいれない。

    競馬という人間の欲望を満たすためのギャンブルのため、人間のエゴにより創られたサラブレッド……と競馬など何も知らぬ自分が言ってしまうのは簡単なのだが、柴田哲孝は名馬と呼ばれたサラブレッドたちとその名馬を育てる厩務員たちの生き様を鮮烈に描いてみせる。

    レースにはドラマがあり、ドラマを創り出す名馬がいる。しかし、その人生の終わりの瞬間は余りにも残酷だ。サラブレッド

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    2022年04月22日
  • 伝説の名馬 ライスシャワー物語

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    関東の刺客・ライスシャワー。

    小さな黒い仔馬が、時のスターであるライバルを打ち負かし、雌伏のときを乗り越え、そして見る者の心を震わせる走りで、ヒットマンから主役となる―。

    この本を読んでいると、改めて、競馬が、数字やデータ遊び、富くじではなく、血の通った生き物による戦いであると感ぜられる。
    本文中でライスシャワーが精神力で走る…と繰り返されていることや、牧場でのエピソードなどから、ライスシャワーに「人間味」みたいなものを感じる。
    競馬を知らない人には、本書におけるライスシャワーを通じて、競馬の面白さ(と壮絶さ)を知ってもらえると思うし、もちろん、競馬ファンが読んでも、名馬物語は世間に数多あ

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    2022年01月01日
  • 伝説の名馬 ライスシャワー物語

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    柴田哲孝『伝説の名馬 ライスシャワー物語』ハルキ文庫。

    今から20年以上前に祥伝社文庫から刊行されたノンフィクションの復刊。復刊にあたり、加筆訂正。

    競馬のことは全く知らないし、余り興味も無いのだが、柴田哲孝の作品となれば読まずにはいれない。20年以上前の刊行当時は柴田哲孝の名前に馴染みが無く、手に取ることが無かった。

    読んでみれば、後にライスシャワーと呼ばれる真っ黒な仔馬の誕生から、名馬と呼ばれるまでに成長し、各レースで素晴らしい結果を残すまでの軌跡が硬質な文章で綴られる。そして、僅か6年で生涯を閉じることになる衝撃の結末……

    本体価格780円
    ★★★★

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    2021年12月22日
  • 冬蛾 私立探偵 神山健介

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    これは引き込まれた。平家の落人から現在に至るまでの集落での事件。
    カギとなるのは90過ぎの老婆が唄う語り部のような童謡。
    その童謡の秘密を外部に漏らさないように内嫁が世話をする。

    前の2冊とは内容が変わって平たんな探偵物語ではなくなっている。でも女性に対する偏見のようなすぐに身体を許すオンナというスタンスは変わらない。。

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    2021年10月02日
  • クラッシュマン

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    舞台は伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島訪問。首脳達を狙うクラッシュマンと呼ばれるテロリスト達と、それを阻止しようとする警察の静かな(ちょっとだけドンパチもある)戦いを描いた話。警察の中に、アラビア語がわかる美人警官がいて、物語のカギとなっている。
    対テロリストの戦いってマジで毎回こんなんだったら警備する側は大変すぎでしょっていう感想。古くはケネディ暗殺の件も触れられていましたが、現代の進化した武器ならもっと容易に出来るようになっているのでは?と思うと寒々しい限りです。
    シリーズかと思って読み始めたんですが、デッドエンドで出てきた天才父娘はほんのちょっとだけしか出てきません。悲しい。

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    2021年08月26日
  • 五十六 ISOROKU 異聞・真珠湾攻撃

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    柴田哲孝『五十六 ISOROKU 異聞・真珠湾攻撃』祥伝社文庫。

    真珠湾攻撃奇襲作戦の真相を描いた歴史小説。『異聞』ということで、真珠湾攻撃奇襲作戦の真相は奇襲ではなく、アメリカ側が承知で敢えて日本に攻撃させた作戦だったという昔から真しやかに語られる説に傾いていた。もっと違う驚愕するような真相を期待したのだが……

    しかし、山本五十六とルーズベルトの密約があったというのは新しく、表紙イラストに描かれたように山本五十六はルーズベルトと同じフリーメイソンだったというのも面白い。

    中国の南京付近で日本海軍機がアメリカの砲艦を誤爆撃し、撃沈させる。が、それは日米開戦を狙うルーズベルト大統領の陰謀だ

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    2021年07月20日
  • 怖い女の話

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    小説を書きたい人に

    読者にも、先が予測できるような書き方をしているのに、最後まで読ませてしまうのは作者の文章が上手いからです。ありそうな話しでも文章次第なのだというお手本なので「自分も書いてみたい」と思っている人にはとてもいい参考書になります。

    #タメになる

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    2021年06月03日
  • クズリ ある殺し屋の伝説

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    ある殺し屋のお話でした
    主に殺し屋、時々刑事や別の殺し屋の視点で描かれている
    殺し、捜査、追い追われ、殺し以外の日常も描かれる
    その世界を淡々と堪能していた感じでした

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    2021年03月19日
  • 赤猫~刑事・片倉康孝 只見線殺人事件~

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    登場人物が多くて、通勤時に飛び飛びに読んでいると
    誰が誰だか分からなくなる(^ ^;
    100%読み手側の責任ですが...(^ ^;

    また、全体的に今ひとつ「盛り上がりに欠ける」印象なのは、
    「昔の事件を掘り起こしている」から...かな?(^ ^;

    ただ「昔の事件を掘り起こす」ことに関しては、
    さすがは下山事件の作者、という感じか(^ ^
    老刑事の勘をたよりに、途切れそうな細い糸を手繰り、
    市井の人々の「墓場まで持ってく秘密」に斟酌しつつも
    事件の本質に迫っていく様は読み応え十分(^ ^

    読むときは、じっくりと腰を据えて「一気読み」を
    オススメしておきます(^ ^

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    2021年02月16日
  • TENGU

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    作者の柴田さんのハードボイルドな感じがすごく好き。小物にこだわるところがツボです。
    今作はとても壮大なストーリー。人類の歴史に繋がる物語でした。

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    2021年01月08日