柴田哲孝のレビュー一覧
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神山健介シリーズ中、最もハードなボイルド(^ ^;
これまでもかなり危ないことに首を突っ込んでいたが、
今回はもうシャレにならないレベル(^ ^;
「戦闘シーン」は、かなりど派手で
神山氏自身も今作ではある一線を越える。
ネタ自体もかなりヤバイネタではあるし。
惜しむらくは、人物像がやや薄っぺら...続きを読むPosted by ブクログ -
設定はそれほど凝ってるわけではないが、なかなか余韻の残るいい作品だった。シリーズ4部作だと思っていたが、次も出てるということで結構なことだPosted by ブクログ
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深い雪に閉ざされた山奥の寒村。
何かを隠している排他的な村人たち。
平家の落人伝説と老婆が歌う不気味な機織り歌。
さらにはウソばかりついている依頼人と、
何を考えているのか分からない「弁護士」先生。
...と、舞台設定としては「これでもか」というくらい
清く正しい横溝正史ワールド(^ ^;
最初...続きを読むPosted by ブクログ -
いつものように未確認生物がらみの事件かと思っていたら、正統派の事件ものだった。海野碧氏の作品に似てるかな。
主人公がやけに女性にもてるところがチープな印象を出しているけど、中弛みのない展開で一気に最後まで読めました。Posted by ブクログ -
下山事件についてのあらゆる事象からの推察と分析。下山事件についてこの本以上に検証した作品はないのではないか。
最後まで読むには根気が必要だった。しかし徹底した検証は驚異としかいえない。柴田氏に脱帽した。Posted by ブクログ -
事実は小説より奇なり、とは本当ですね。マンチュリアンリポートの次に読んだということも偶然にしては奇妙でした。昭和、戦後の日本のことをもっと知らないといけないと感じたし、国民の知らないところで壮大な駆け引きが行われている政治の舞台はきっと現代も同じなんだろうな。郵政民営化の裏側にもアメリカがみえかく...続きを読むPosted by ブクログ
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私立探偵 神山 健介シリーズ第一作。
柴田節炸裂の「今どき」ハードボイルド。
銃をぶっぱなしたり、
大がかりな悪の組織と闘ったりという
「荒唐無稽」な話ではない。
酔っぱらったところを襲われれば骨折もするし、
車で飲みに行った帰りは代行を呼んだりと、
細かいリアリティが感情移入を手助けする。
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好きな作者の(KAPPAやRYUなど)処女作との事で手に取ってみた。
名前こそ知っていたものの、事件の内容は詳しく知らなかったので、
非常に勉強になった。
近代史が気になりだしたきっかけになった本。Posted by ブクログ -
生き物に乗って競争をする唯一のスポーツが競馬である。
この生き物と生き物の融合が数多くのドラマを生む。
競馬は人を魅了し続ける。
長い歴史において名馬の物語は競馬に興味がない人にも関心を抱かれるようになってきた。
この本は決して第一線で走り続けた馬の物語ではない。
歴史的一勝、価値ある一勝、思い出の...続きを読むPosted by ブクログ