【感想・ネタバレ】幕末紀~宇和島銃士伝~のレビュー

あらすじ

伊達宇和島藩八代藩主・伊達宗城の密命を受け脱藩し、激動の幕末を生き抜いた柴田快太郎という男――著者・柴田哲孝の高祖父である。柴田家に残る資料に基づき、射撃の達人でもあった快太郎を主人公に、桜田門外の変から池田屋事件、新選組、蛤御門の変に至るまでの幕末の真実を描く! 『下山事件』で昭和史に残る未解決事件の真相に迫った著者による傑作歴史小説!

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Posted by ブクログ

うーむ。読みごたえがあるなあ!
途中、チョット中弛みが有るが、最後まで読ませてくれた。
他の作品も読んでみたいが、古い奴は中々手に入らんのよね。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

著者の高祖父の記録から紡ぎ出された幕末のスパイ小説。各藩の思惑が交錯し、翻弄されていく運命。これほど幕末の重要事件に居合わせる人物がいるのか?と思いながら、楽しめる。

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2023年11月26日

Posted by ブクログ

柴田哲孝『幕末紀 宇和島銃士伝』光文社文庫。

伊達宇和島藩八代藩主・伊達宗城の密命を受けて脱藩し、柴田快太郎という、柴田哲孝の高祖父にあたる人物を主人公に幕末に起きた数々の事件の裏側を描いた創作時代小説。

柴田哲孝自身の祖先を登場させ、幕末の史実や人物を何とかパズルのようにつなぎ合わせたというような時代小説だった。そして、柴田哲孝が自分の祖先は、時代の中で一役を担っているのだと誇っているかのようで余り良い気はしない。少なくとも柴田快太郎なる歴史上の人物など聞いたことも、書物でも目にしたこともない。


伊達宗城の密偵にして射撃の名手であった柴田快太郎の目を通して、桜田門外の変、池田屋事件、新撰組の暴挙、蛤御門の変を描く。

本体価格900円
★★★★

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2023年11月22日

Posted by ブクログ

こういうアプローチで描く歴史小説はあまりなく新鮮であったが、幕末という舞台で何に主題を置くかというところは、何かボヤッとした感じで、ここのところは家に伝わる伝承、史書を紡いでストーリーを作り上げた由縁かと思う。
ただ、兎にも角にも一市民の家にこのような歴史の大舞台に登場する人物との言い伝え、資料が存在するのは、奇異にも羨ましくも思い、また、教科書に載るような歴史出来事というのも、ある意味、生活の一部だったのかと感じた。

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2024年08月11日

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