柴田哲孝のレビュー一覧

  • GEQ 大地震

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    あくまでもフィクションだとしながら、これはすごく本当っぽくて、おもしろかった。信じるかどうかはあなた次第ってやつ。この作家は注目しよう

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    2012年04月04日
  • 渇いた夏 私立探偵 神山健介

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    <二〇年前の夏、そして再びの惨劇・・・/伯父の死の真相を追う私立探偵・神山健介がたどり着く、「暴いてはならない」過去の亡霊!>

    死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女……。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相を探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも二〇年前に端を発した一連の事件へと繋がっていた!? 焦熱の太陽が暴く、人間の愛と狂気!

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    2010年10月30日
  • リベンジ

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    シリーズものだとしらずこれを最初に読んでしまった!!!
    途中ハラハラしながら読んでたのに、最後割とあっさり?な終わりを迎えてスンッてなった笑
    心が取り残された感じ、、他のも読もう。

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    2025年11月18日
  • 下山事件 真相解明

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    情報量がものすごく多くて、頭がついて行かず、かなり苦労しながら読んできたし、たぶん3割程度しか理解していないだろう。しかし、清廉潔白な下山総裁が残虐な拷問の末に暗殺され、それに関わったと考えられる右翼グループが何ら罪を問われることなく権力の座に留まり続けたことを思うと心が痛む。金と権力のために人の命などろくに顧みない人たちが、日本の権力の中枢にいたし、今もいるということがわかる。著者の長年にわたる調査考察は敬意に値するし、彼がそこから導き出した結論は、納得のいくものだった。

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    2025年11月10日
  • 暗殺

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    例えば何も起きていない世界線で、首相が襲撃され命を落として、という話を描いたとすれば、どう感じていただろうか。しかしこれは実際にたった三年前の日本で実際に起きている。そしてまだ裁判が始まっていない。この国の中枢で何が起きているのか、という興味にページを捲らされる。作中の「右翼とカルトがどう違う?」という文章がかなり残っている。三島が書きはじめて、中村文則が実態を明らかにしたACSの、さらにリアルな素性に思える。フィクション、なんですよね?

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    2025年11月06日
  • 下山事件 真相解明

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    前作「下山事件 最後の証言」から大幅にアップデートされ、ついに真相を明確に書いた(書いてしまった)。X氏、Y氏、Z氏と名前は伏せているものの、前後の文脈から実行犯の特定は容易で、まさに「真相」に足る内容。最高に面白かった。今後も昭和の怪事件を色々と読んでみたい。

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    2025年11月05日
  • 下山事件 真相解明

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    ネタバレ

    予約の順番が来るのを楽しみにしていたので一気読み。
    前回の著作から新たに分かった事実を補完している。
    前著を読んでいまだに関係者から情報が集まるのはすごい。
    実行犯は亜細亜産業で決定的だなと思った。
    他殺も決定的で、国鉄汚職や利権を奪われた人の恨みを買われた説が今や有力となっているが、GHQ陰謀説や共産主義主犯説など当時の社会情勢が複雑に絡み合っているからこの事件の複雑さがある。
    ...のではあるけれど真犯人はそういった社会情勢だからこそ、犯行動機がマスクされるのではと実行したふうにも解釈できる。
    満足度★★★★。
    実名を挙げないのはやはり裁判沙汰を避けるためなのかな?

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    2025年11月03日
  • 抹殺

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    なかなか面白かった。
    南スーダンで起きたジュバ・クライシスを題材に複雑すぎない程度に凝ったシナリオでエンタメ作品として楽しめた。
    謎を残しつつクライマックスに向かって徐々に向かっていくのがはっきりわかるので読み手のテンションもシンプルに上がってきてスッキリ!
    『自衛隊日報問題』で時の防衛大臣が泣いてたな〜くらいしか記憶になかったけど改めて考えるきっかけになったのも良かった。

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    2025年11月02日
  • 侵蝕

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    導入、展開は流石の柴田君だが、最後はまとめきれなかったのか中途半端でショボいもんになってしまったなあ。

    しかし、このままの政策を続けていくと、本当に日本は外国人に乗っ取られるなぁ。
    先日、大阪から敦賀に行ったが、京都駅のホームに外国人がわんさか居てる。日本人の方が少ないやんけ。列車の中も外国人の方が多い始末。いくらインバウンドで日本に金を落としてくれる言うても、もう、これ以上日本に来んでもええで。



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    2025年11月01日
  • 暗殺

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    最初のページと、フィクションであると書かれていたが、色々思う作品だった

    このような事がないように願いたい

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    2025年10月29日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    昭和怪事件マニアは垂涎の下山事件の真相に迫った渾身作。何よりも「親族が下山事件の犯人かも…」という前提のもとで、白洲次郎、吉田茂、佐藤栄作…戦前戦後に暗躍した昭和の怪物たちとアジア産業との関係は?右派左派のポジションは?GHQは?戦後のキーワードでちりばめながら、謎を紐解いていくのが面白い。

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    2025年10月16日
  • 暗殺

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    これは異質な作品……
    たんなるミステリー作品ではない、現実に起こった安倍元首相の暗殺事件をベースに描かれている。

    人物名や団体名は架空になっているが、事件の時系列などは実際の事件に沿っているのでは??
    そこに【想像の?】右翼団体や宗教法人などの関与?が書かれているため現実の事件と小説のフィクションが混ざりあい、なにか真実なのか錯覚がおこる。

    そしてこのところの日本では、政治への不信感が高まりマスコミの偏重報道も助長し、この作品で語られるような裏の世界の真実味が増してくるように思える。

    安倍元首相のショッキングな事件は日本中を震撼させたが、それより以前から不可解な事件は起こっており、この日

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    2025年10月15日
  • 暗殺

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    ノンフィクションのような小説。
    まさかと思いつつ、これはもしかしたら、ひょっとしてとも思ってしまう。
    もしこれが本当ならば、事件以降の世の中(国内)の動きの不可解な部分が、するすると繋がる。
    凶弾に倒れた元首相のモデルは、言うまでもなくあの人。
    で、他の登場人物たちのモデルは誰なの?気になってしょうがない。

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    2025年10月04日
  • 暗殺

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    「暗殺」と聞けば歴史の闇に浮かぶ不吉な響きがある。その言葉を通じて現代社会の影を描き出す。権力の暗部や情報操作、誰が敵で誰が味方かも判然としない不安を映し出すのだ。物語は単なる事件の再現ではなく国家と個人、記憶と真実が交錯する劇場となる。首相の死は本当に単独犯なのか――その疑念が静かに広がり読み手は知らぬ間に「暗殺」の連鎖に巻き込まれる。虚構の中に潜む現実を見抜けるかどうか、それが私たちの課題でもある。

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    2025年09月14日
  • 暗殺

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    あまりにも題材が大きすぎるので、単なる陰謀論だったらどうしようと思って読み始めたのではあるが…。真正面から政治と右翼とテロの捻れた関係に切り込んだ、大変真面目で読み応えのある作品でした。何よりも小説としてストーリーがきちんと流れていて、キャラクターも魅力的なのが良いです。
    文章のうまさでスイスイ読めてしまうんだけど、中身はとっても大事なことが書かれている。これから裁判始まるだろうけど、しっかり注目しないといけないですね。3.8

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    2025年08月28日
  • 下山事件 真相解明

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    真の真相が語られているのか、一つの可能性が語られてるのか?しかし、著者の家族が深く関わっていることは間違いなく、そこから推察される事は正しいと思われる。
    下山事件はその事件の不可解さに着目しすぎて、下山さん本人のことにあまり関心が無かったが、巻頭にある下山さんの写真を見て、人柄の良さそうなこの方がなぜ殺されなければならなかったのか、大きな陰謀では無く、些末で利己的で感情的なことで殺められてしまったのではないか。それが故にこの事件は不可解になってしまったのではなかろうか。

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    2025年08月23日
  • 侵蝕

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    柴田哲孝『侵蝕』徳間文庫。

    2014年に講談社文庫から刊行された『チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕』の改題作。

    ということは既読であった。

    日本という小さな島国に非常識な介入を行い続ける中国の狙いは一体何か。本作は、様々な事実を土台にしてストーリーを膨らませたシミュレーション小説である。

    北海道の原野を中心に日本の国土を中国人が買い漁り、尖閣諸島の海域で領海侵犯を繰り返し、日本の海上保安庁と衝突を繰り返す中国船。東日本大震災までもが描かれ、中盤までは今、この瞬間に起きている事態を克明に描き、非常に面白いのであるが、ラストが何とも残念だ。散々広げに広げた風呂敷を畳み切れなかったよう

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    2025年08月13日
  • 暗殺

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    この小説は、読み手を圧倒する「現実のようなフィクション」の力があります。政治と権力、宗教、メディア……現代社会が抱える複雑な構造を、エンターテイメントとして描きつつも、読む者に深い思考を促す。そのバランス感が秀逸です。

    フィクションであるからこそ、事実を問う自由度があるような気がします。報道の枠に収まらない「影の世界」に想像を巡らせる体験は、単なる読み物以上の重みがありました

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    2025年08月10日
  • デッドエンド

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    ハーゲンダッツのクッキー&クリームが食べたくなる!!!



    IQ172の主人公笠原(脱獄囚)がなぜ脱獄をし、どんな目的を果たすために奔走してるのか、徐々に霧が晴れていくような展開のスピード感がすごかった!!

    個人的にMVPは萌子でした。ദി- ̫ -)かっこええ!

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    2025年07月27日
  • 抹殺

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    戦争や傭兵のことは知らんけど、スピーディな展開で、一気読み。災害や復旧に骨身を惜しまず動いてくれる自衛隊の皆さんに心から感謝ですね。これを世界の平和にどう使うか、選挙前にしっかり考えます。

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    2025年07月11日