柴田哲孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品はフィクションであるが、2022年7月8日に暗殺された安倍晋三元首相の事件を題材にしている
不謹慎ながら、私も興味があり事件についての情報を拾っていたが…
圧倒された…
奈良県で元内閣総理大臣が演説中に撃たれ、死亡…
その場で41歳の男が取り押さえられる!
男は犯行の動機として、元総理とある宗教団体との繋がりを主張したが…
犯人は41歳の男なのか?
警察は何を隠しているのか?
この事件には多くの疑問点があるが…
35年前に起きたある未解決事件との繋がりが見えた時、全ての陰謀が白日の下に晒される
作品を読むと
もうこの構図でないと事件はありえなかったんじゃない?とさえ思ってしまう…
怖い -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦後の未解決事件(はっきりとわかってないと言う意味で)の代表とも言える下山事件を亜細亜産業が黒幕という観点で真相に迫ったノンフィクション小説。
事件発生から70年も人々を引きつける不思議さはそれこそがミステリー。アメリカ占領期で今の日本とは違う危うさ、思惑が東京には渦巻いていたと考えれば、時間的にはつながっているけど、他の国の物語のようにも思える。
これまで様々な黒幕説が言われていたけど、ここでは戦前から続く亜細亜産業が黒幕で、作者の祖父も関わっていたのではないかという疑念が発端。これまで長きにわたり、下山事件を調べてきた作者には、著書を出すごとに匿名に近い形で、新たな情報が提供されており -
Posted by ブクログ
ネタバレ予約の順番が来るのを楽しみにしていたので一気読み。
前回の著作から新たに分かった事実を補完している。
前著を読んでいまだに関係者から情報が集まるのはすごい。
実行犯は亜細亜産業で決定的だなと思った。
他殺も決定的で、国鉄汚職や利権を奪われた人の恨みを買われた説が今や有力となっているが、GHQ陰謀説や共産主義主犯説など当時の社会情勢が複雑に絡み合っているからこの事件の複雑さがある。
...のではあるけれど真犯人はそういった社会情勢だからこそ、犯行動機がマスクされるのではと実行したふうにも解釈できる。
満足度★★★★。
実名を挙げないのはやはり裁判沙汰を避けるためなのかな? -
Posted by ブクログ
これは異質な作品……
たんなるミステリー作品ではない、現実に起こった安倍元首相の暗殺事件をベースに描かれている。
人物名や団体名は架空になっているが、事件の時系列などは実際の事件に沿っているのでは??
そこに【想像の?】右翼団体や宗教法人などの関与?が書かれているため現実の事件と小説のフィクションが混ざりあい、なにか真実なのか錯覚がおこる。
そしてこのところの日本では、政治への不信感が高まりマスコミの偏重報道も助長し、この作品で語られるような裏の世界の真実味が増してくるように思える。
安倍元首相のショッキングな事件は日本中を震撼させたが、それより以前から不可解な事件は起こっており、この日 -
Posted by ブクログ
柴田哲孝『侵蝕』徳間文庫。
2014年に講談社文庫から刊行された『チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕』の改題作。
ということは既読であった。
日本という小さな島国に非常識な介入を行い続ける中国の狙いは一体何か。本作は、様々な事実を土台にしてストーリーを膨らませたシミュレーション小説である。
北海道の原野を中心に日本の国土を中国人が買い漁り、尖閣諸島の海域で領海侵犯を繰り返し、日本の海上保安庁と衝突を繰り返す中国船。東日本大震災までもが描かれ、中盤までは今、この瞬間に起きている事態を克明に描き、非常に面白いのであるが、ラストが何とも残念だ。散々広げに広げた風呂敷を畳み切れなかったよう