柴田哲孝のレビュー一覧

  • 下山事件 真相解明

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    情報量がものすごく多くて、頭がついて行かず、かなり苦労しながら読んできたし、たぶん3割程度しか理解していないだろう。しかし、清廉潔白な下山総裁が残虐な拷問の末に暗殺され、それに関わったと考えられる右翼グループが何ら罪を問われることなく権力の座に留まり続けたことを思うと心が痛む。金と権力のために人の命などろくに顧みない人たちが、日本の権力の中枢にいたし、今もいるということがわかる。著者の長年にわたる調査考察は敬意に値するし、彼がそこから導き出した結論は、納得のいくものだった。

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    2025年11月10日
  • 下山事件 真相解明

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    前作「下山事件 最後の証言」から大幅にアップデートされ、ついに真相を明確に書いた(書いてしまった)。X氏、Y氏、Z氏と名前は伏せているものの、前後の文脈から実行犯の特定は容易で、まさに「真相」に足る内容。最高に面白かった。今後も昭和の怪事件を色々と読んでみたい。

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    2025年11月05日
  • 下山事件 真相解明

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    ネタバレ

    予約の順番が来るのを楽しみにしていたので一気読み。
    前回の著作から新たに分かった事実を補完している。
    前著を読んでいまだに関係者から情報が集まるのはすごい。
    実行犯は亜細亜産業で決定的だなと思った。
    他殺も決定的で、国鉄汚職や利権を奪われた人の恨みを買われた説が今や有力となっているが、GHQ陰謀説や共産主義主犯説など当時の社会情勢が複雑に絡み合っているからこの事件の複雑さがある。
    ...のではあるけれど真犯人はそういった社会情勢だからこそ、犯行動機がマスクされるのではと実行したふうにも解釈できる。
    満足度★★★★。
    実名を挙げないのはやはり裁判沙汰を避けるためなのかな?

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    2025年11月03日
  • 抹殺

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    なかなか面白かった。
    南スーダンで起きたジュバ・クライシスを題材に複雑すぎない程度に凝ったシナリオでエンタメ作品として楽しめた。
    謎を残しつつクライマックスに向かって徐々に向かっていくのがはっきりわかるので読み手のテンションもシンプルに上がってきてスッキリ!
    『自衛隊日報問題』で時の防衛大臣が泣いてたな〜くらいしか記憶になかったけど改めて考えるきっかけになったのも良かった。

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    2025年11月02日
  • 侵蝕

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    導入、展開は流石の柴田君だが、最後はまとめきれなかったのか中途半端でショボいもんになってしまったなあ。

    しかし、このままの政策を続けていくと、本当に日本は外国人に乗っ取られるなぁ。
    先日、大阪から敦賀に行ったが、京都駅のホームに外国人がわんさか居てる。日本人の方が少ないやんけ。列車の中も外国人の方が多い始末。いくらインバウンドで日本に金を落としてくれる言うても、もう、これ以上日本に来んでもええで。



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    2025年11月01日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    昭和怪事件マニアは垂涎の下山事件の真相に迫った渾身作。何よりも「親族が下山事件の犯人かも…」という前提のもとで、白洲次郎、吉田茂、佐藤栄作…戦前戦後に暗躍した昭和の怪物たちとアジア産業との関係は?右派左派のポジションは?GHQは?戦後のキーワードでちりばめながら、謎を紐解いていくのが面白い。

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    2025年10月16日
  • 下山事件 真相解明

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    真の真相が語られているのか、一つの可能性が語られてるのか?しかし、著者の家族が深く関わっていることは間違いなく、そこから推察される事は正しいと思われる。
    下山事件はその事件の不可解さに着目しすぎて、下山さん本人のことにあまり関心が無かったが、巻頭にある下山さんの写真を見て、人柄の良さそうなこの方がなぜ殺されなければならなかったのか、大きな陰謀では無く、些末で利己的で感情的なことで殺められてしまったのではないか。それが故にこの事件は不可解になってしまったのではなかろうか。

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    2025年08月23日
  • 侵蝕

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    柴田哲孝『侵蝕』徳間文庫。

    2014年に講談社文庫から刊行された『チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕』の改題作。

    ということは既読であった。

    日本という小さな島国に非常識な介入を行い続ける中国の狙いは一体何か。本作は、様々な事実を土台にしてストーリーを膨らませたシミュレーション小説である。

    北海道の原野を中心に日本の国土を中国人が買い漁り、尖閣諸島の海域で領海侵犯を繰り返し、日本の海上保安庁と衝突を繰り返す中国船。東日本大震災までもが描かれ、中盤までは今、この瞬間に起きている事態を克明に描き、非常に面白いのであるが、ラストが何とも残念だ。散々広げに広げた風呂敷を畳み切れなかったよう

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    2025年08月13日
  • デッドエンド

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    ハーゲンダッツのクッキー&クリームが食べたくなる!!!



    IQ172の主人公笠原(脱獄囚)がなぜ脱獄をし、どんな目的を果たすために奔走してるのか、徐々に霧が晴れていくような展開のスピード感がすごかった!!

    個人的にMVPは萌子でした。ദി- ̫ -)かっこええ!

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    2025年07月27日
  • 抹殺

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    戦争や傭兵のことは知らんけど、スピーディな展開で、一気読み。災害や復旧に骨身を惜しまず動いてくれる自衛隊の皆さんに心から感謝ですね。これを世界の平和にどう使うか、選挙前にしっかり考えます。

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    2025年07月11日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    先に「下山事件 暗殺者たちの夏」を読んでからこちらも読んでみた。
    今まで読んだ下山事件に関する本に比べて、取材力も凄いしやはり関係者の身内ということで分かった事も多くかなり詳細が語られていた。

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    2025年05月20日
  • 生贄

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    柴田哲孝『生贄』徳間文庫。

    2011年に徳間書店から刊行された『サイコパス』の改題作である。既読であるのは承知の上で、購入した。

    『サイコパス』、すなわち本作『生贄』は、エミコ・クルーニルを主人公にした『The Profiler 悪魔は天使の胸の中に』の続編にあたる。どうせ復刊するならば第1作から刊行してくれれば良いのにと思った。全く徳間文庫のやることは理解出来ない。

    ついでに言えば、最近の徳間文庫は不誠実である。山田正紀の『囮捜査官』シリーズの第5巻のリブート作を2022年秋に刊行するという触れ込みで、『囮捜査官』シリーズの第1巻から4巻までが復刊されたのだが、2025年5月17日現在

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    2025年05月19日
  • ブレイクスルー

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    柴田哲孝『ブレイクスルー』双葉文庫。

    『デッドエンド』シリーズの第5弾。

    少々、消化不良の点もあるが、なかなか面白いアクション冒険小説だった。柴田哲孝はシリアスな探偵小説や社会派ノンフィクション風小説の他に、このようなエンタメ小説もしっかり読ませてくれる。

    淡路島に本社を構える人材派遣会社キマイラのモデルはパソナであろう。パソナは人材派遣で労働者から搾取に次ぐ搾取を繰り返して巨大化し、政府にべったり貼り付いて利権を貪り続けている悪徳企業である。


    逃亡中の元北朝鮮工作員、グミジャこと金久美子は殺し屋として殺人の依頼を受けながら生き延びていた。ネットで淡路島の警備会社社長の殺害依頼を受け

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    2025年04月22日
  • 抹殺

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    面白かった!はじめの戦闘シーンからもう気持ちを持って行かれました。結局本当の黒幕が誰なのか分からずの結末でしたが、ラストまで驚きの連続のストーリーでした。あの「暗殺」の作者さんなのですね。楽しめました!

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    2025年04月10日
  • 抹殺

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    スーダンで自衛隊が武力行使して日本人を含む民間人を救出した時に相手を殺した。事件の報道も真実が語られず、特殊部隊(元親族などいない者が当てられていた)の6人のうち、3名が数年後の日本で同じ頃不審な死を遂げる。生き残った3人は別々に暮らしていたが集まり、原因を探る。スーダンで救出した長谷川麻衣子が最近帰国していることを知り彼女とコンタクトを取るのだが…。
    最初は日本の上層部が事件抹消のために動いているのかと思いながらもどんどん動いていく展開にハラハラしながら読んだ。うわー、そういうことだったか、と最後はちゃんと納得させられます。こうやって裏で潰されているハードな出来事って、本当はあるのかな。そし

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    2025年02月16日
  • 抹殺

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    難しいような内容ですが、とても読みやすい作品です。
    題材は、「暗殺」に続き、フィクションなのか?、ノンフィクションなのか?、
    とても興味深く読めるのです。
    私たちが知るニュースはコントロールされているのでは無いか・・・と、考えさせられてしまいます。

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    2025年01月31日
  • チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕

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    土地買収というかたちで、中国に合法的に静かに侵略されていく日本。
    実際の事件とフィクションを織り交ぜたストーリーで、リアリティがあり読み応えあった。
    終章は平和ボケの結末として中国の宣戦布告に対し、戦時に入り押されていく日本を描いている。
    今この時も日本は中国に侵略され続けていると思うと、守屋外相含め、あってはならない政権だと痛感。
    同作者の「暗殺」はぜひ読んでみたい。

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    2025年01月18日
  • GEQ 大地震

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    能登地震の際にSNSで賑わした人工地震って、この小説が原点か?
    『壁の向こうの住人たち』の中で出てくる石油採掘企業がルイジアナ州で大幅な地盤沈下事故を起こした事実から派生したストーリーか?
    良くできたフィクションミステリーでした。

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    2025年01月13日
  • 国境の雪

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    1990年代の『中米経済同盟』により、経済実態を無視した人民元の大幅切下げ断行を認めたのは米民主党のクリントン政権。目的は、"日本の経済と輸出企業潰し"そのジャパン・パッシングは、アメリカ経済を脅かすさらに厄介な敵-怪物-を作り出してしまった。可哀想なのは、日本だ。アメリカに散々貢がされ、輸出企業を骨抜きにされ、さらに基地問題では徹底で絞り上げられている。しかも中国には70年以上も前の『南京事件』ーあの事件も人口以上の市民が日本軍に虐殺されたと主張する矛盾と欺瞞の産物だーを種に、ODAが終了した後も、無償援助を威し取られている。
    中国がドル国債を売りに転じたら、どこの国がそ

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    2025年01月13日
  • 抹殺

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    韓国で非常戒厳がだされた日に。紛争中の不条理に怒り覚えながら読んでいたが、現実社会で小説以上の不条理が…。「石油権益は生命より重い」からと言って理不尽な他国の要求はね返さず自国民売る国。だろうなあーとわかっていても、いたたまれない。手に汗握る展開だったが、あっけない幕切れにモヤモヤ感残った。

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    2024年12月05日