柴田哲孝のレビュー一覧
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柴田哲孝『生贄』徳間文庫。
2011年に徳間書店から刊行された『サイコパス』の改題作である。既読であるのは承知の上で、購入した。
『サイコパス』、すなわち本作『生贄』は、エミコ・クルーニルを主人公にした『The Profiler 悪魔は天使の胸の中に』の続編にあたる。どうせ復刊するならば第1作から刊行してくれれば良いのにと思った。全く徳間文庫のやることは理解出来ない。
ついでに言えば、最近の徳間文庫は不誠実である。山田正紀の『囮捜査官』シリーズの第5巻のリブート作を2022年秋に刊行するという触れ込みで、『囮捜査官』シリーズの第1巻から4巻までが復刊されたのだが、2025年5月17日現在 -
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柴田哲孝『ブレイクスルー』双葉文庫。
『デッドエンド』シリーズの第5弾。
少々、消化不良の点もあるが、なかなか面白いアクション冒険小説だった。柴田哲孝はシリアスな探偵小説や社会派ノンフィクション風小説の他に、このようなエンタメ小説もしっかり読ませてくれる。
淡路島に本社を構える人材派遣会社キマイラのモデルはパソナであろう。パソナは人材派遣で労働者から搾取に次ぐ搾取を繰り返して巨大化し、政府にべったり貼り付いて利権を貪り続けている悪徳企業である。
逃亡中の元北朝鮮工作員、グミジャこと金久美子は殺し屋として殺人の依頼を受けながら生き延びていた。ネットで淡路島の警備会社社長の殺害依頼を受け -
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スーダンで自衛隊が武力行使して日本人を含む民間人を救出した時に相手を殺した。事件の報道も真実が語られず、特殊部隊(元親族などいない者が当てられていた)の6人のうち、3名が数年後の日本で同じ頃不審な死を遂げる。生き残った3人は別々に暮らしていたが集まり、原因を探る。スーダンで救出した長谷川麻衣子が最近帰国していることを知り彼女とコンタクトを取るのだが…。
最初は日本の上層部が事件抹消のために動いているのかと思いながらもどんどん動いていく展開にハラハラしながら読んだ。うわー、そういうことだったか、と最後はちゃんと納得させられます。こうやって裏で潰されているハードな出来事って、本当はあるのかな。そし -
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1990年代の『中米経済同盟』により、経済実態を無視した人民元の大幅切下げ断行を認めたのは米民主党のクリントン政権。目的は、"日本の経済と輸出企業潰し"そのジャパン・パッシングは、アメリカ経済を脅かすさらに厄介な敵-怪物-を作り出してしまった。可哀想なのは、日本だ。アメリカに散々貢がされ、輸出企業を骨抜きにされ、さらに基地問題では徹底で絞り上げられている。しかも中国には70年以上も前の『南京事件』ーあの事件も人口以上の市民が日本軍に虐殺されたと主張する矛盾と欺瞞の産物だーを種に、ODAが終了した後も、無償援助を威し取られている。
中国がドル国債を売りに転じたら、どこの国がそ