下山事件 暗殺者たちの夏

下山事件 暗殺者たちの夏

2,200円 (税込)

11pt

小説だからこそ、書けることがある!著者はフィクションの力で戦後史最大の謎をついに解いた!――昭和24年7月6日、初代国鉄総裁下山定則が轢(れき)死体で発見された。昭和史屈指の謀略事件ともいわれる「下山事件」である。はたして誰がどのように計画し、実行し、真相を闇に葬ったのか? ベストセラーとなった第一級のドキュメント『下山事件 最後の証言』(日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞)から10年、ノンフィクションでは解明しきれなかった“真実”に、小説という方法で到達し、事件の全貌を描き切った空前の傑作長編!熱い期待に応えて発刊と同時電子化!

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下山事件 暗殺者たちの夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年02月14日

    時の国鉄総裁が暗殺された事件とだけ知っていたが、こんな裏事情があるとは知らなかった。多くの関係者があの世に行ってしまったので書けるようになったのだろうな。戦後の混乱期とはいえ、こんな無法がまかり通るというのは恐ろしい。犯人検挙にはいたらなかったものの、件の商会がさっさと解体されたのかどうかが気になる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月15日

    フィクションの形をとっているが加害者の子孫である著者が何年もかけて調べ上げたほぼ真実の経過はこの通りではなかったか.フィクションんあので帰ってわかりやすい.疑問点は本書の下山殺害の主な動機はロマンス社の名簿,これ以外にもいろいろあったと思う.それから静脈血は出血するとすぐ凝固してしまうのでこの方法で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月30日

    現時点で事実を知ることはできないが、エンタメ小説として完成している。下山事件についてwikipedia記事程度の事前知識があれば面白く読める。

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    終戦から四年、生きるか死ぬかの時代、暗躍する男たち、いったい何が本当で、何が嘘なのか。膨大な資料と長い年月をかけた取材をもとに書かれた小説である事がうかがえる。柴田豊が娘の菱子の視線で描かれるとき、信頼おける父親の顔でしかない。更に最後の真実を読んで菱子の視線から伝わる柴田豊の感触に納得した。

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    Posted by ブクログ 2017年05月03日

    どこまでが真実で、どこからがフィクションなのか…
    昭和の未解決事件「下山事件」に焦点を当てた作品。この「下山事件」、最近まで全然知らなかった。同じ作者の「Mの暗号」を読んだ時に触れていたので、もっと深く知りたいと思い、読んでみたが、史実を調べながら読んでも、どこまでが事実なのか、いまいちよく分からず...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月05日

    ノンフィクションではなく小説ということだったが,読んだ感じではノンフィクション.詳しく丁寧に調べられていて,おそらく,真相はこうだったのだろうという感じもする.ただ小説であるなら,もっと人物が生き生きしてほしいし,も力的な人物を書くべきで,その辺が面白くなかった.布施検事は良かったけれどね.

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    Posted by ブクログ 2015年09月07日

    フィクションだけどフィクションじゃないというのがよくわかる。教科書で知ってるくらいだったけど、ほぼ真実であるのがわかるだけでなく、この時代は魑魅魍魎なことが多かったのかなと思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年07月30日

    すごいです。
    話の中にも出てくるけど、何が真実で何が嘘が分からなくなってくる。

    夜道歩くのが、少し怖くなりました。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年10月02日

     人名が多くて覚えられなくて、読むのが大変で1ページ2分くらい掛かった。半分ノンフィクションみたいな小説なので、資料性がある分エンタメ性が低いのではないだろうか。下山総裁が殺される場面が生々しくて怖かった。戦争で人を殺していた人が戦後暗躍している感じも生々しかった。他殺説を封殺するために人事異動をし...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年10月12日

    昭和史最大の謎と言われる事件の断片をフィクションで埋めて生まれたノンフィクション。
    今までもこの事件の謎を追う本を著している著者ならではの密度の濃さ、熱の高さが圧巻。
    真相は闇の中とはいえ、時の権力の怖さに震える。
    「利益」を守るためなら、人は鬼にも悪魔にでもなれるという事か。

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