柴田哲孝のレビュー一覧

  • 下山事件 暗殺者たちの夏

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    ネタバレ

    「下山事件」は聞いたことはあるが詳しく知らない。
    そんな状況だったが、新聞書評で気になり、読んでみた。
    事実の積み上げから小説としてまとめられている。
    おそろしいとしか言えない事件だ。
    利権のために人を殺すこともそれを隠すために証拠を用意したり、圧力をかけたり…一体なんなんだろう…。

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    2016年02月02日
  • 下山事件 暗殺者たちの夏

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    ノンフィクションではなく小説ということだったが,読んだ感じではノンフィクション.詳しく丁寧に調べられていて,おそらく,真相はこうだったのだろうという感じもする.ただ小説であるなら,もっと人物が生き生きしてほしいし,も力的な人物を書くべきで,その辺が面白くなかった.布施検事は良かったけれどね.

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    2016年01月05日
  • 下山事件 暗殺者たちの夏

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    フィクションだけどフィクションじゃないというのがよくわかる。教科書で知ってるくらいだったけど、ほぼ真実であるのがわかるだけでなく、この時代は魑魅魍魎なことが多かったのかなと思った。

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    2015年09月07日
  • 下山事件 暗殺者たちの夏

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    ネタバレ

    GHQと日本の闇の国家権力によって事件は迷宮入りとなった。実行犯の下山総裁の誘拐から殺害そして轢死に見せかけた一連の計画はけっこう杜撰であり、証拠も至る所に残している。いまの警察の捜査体制と鑑識能力をもってすれば、簡単に犯人は捕まるであろう。同じようなきな臭い事件が起こり、日本政府が大きな打撃を受けるようなことになれば、それこそ特定秘密保護法の指定によって何もかも闇に葬り去ってしまうのであろうか。

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    2015年08月16日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    佐藤栄作、旧731部隊、キャノン、旅館の女将、伊藤律、アジア産業、、怪しいとされた人や怪しい人など予備知識なくともも読める。著者は全貌がだいたいわかったと言い切る。真実がみんなのものとなる日が来ることを。

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    2015年08月09日
  • チャイナ インベイジョン 中国日本侵蝕

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    この本が中国の日本侵略ではなく侵蝕とされているのには理由がある。


    あくまでフィクションだけど、柴田作品ではお馴染みの事実を基にしたクライシスノベルとなっている。


    まず事実から。


    水資源や森林資源などが中国人や中国資本の会社に次々と安い値段で買収されている。日本の法律的にはなんの問題もない。でもこの問題がないということが、日本にとっては実は大問題。原発に近い広大な土地や、自衛隊の基地に隣接した広大な土地を中国資本の会社が所有することに政府は何の文句も言えない。法廷に持ち込んでも政府が負ける。


    新潟県に中国総領事館がある。太平洋側に住んでるとなんであんな米どころに?と思うが、新潟港

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    2017年08月15日
  • GEQ 大地震

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    阪神大震災、9.11などの陰謀説を説いた小説。

    「信じるか信じないかはあなた次第」
    と言われている様な気もするけど
    もし真実が含まれているなら、かなりの衝撃です。

    火のないところに煙は立たぬと言いますが、本当のところはどうなのでしょう。

    震災では沢山の人たちが辛い思いをしてきました。
    もちろん今も終わった訳ではありません。

    あんな辛い出来事が人の手によって起こされたとは私は思いたくないなぁ。
    悲しすぎる。

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    2015年01月26日
  • 早春の化石 私立探偵 神山健介

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    途中までは面白かったのに、後半で息切れした感じ。
    モノ、しかもブランドにもこだわるくどい表現は、バブルを経験した世代ならではの共感があるな。今の若い子には通じないだろうけど。

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    2014年09月21日
  • 冬蛾 私立探偵 神山健介

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    探偵小説として、乱歩や横溝のおどろおどろしいモノをかもし出しながら、ぶれない構成がいい。〝秋”の早めの文庫本化を願う。

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    2014年05月02日
  • 異聞 太平洋戦記

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    太平洋戦争およびノモンハン事件にまつわる史実から意外な真実をあぶり出そうとする作品。すでに人口に膾炙した感もある異説や荒唐無稽と思える部分もあるが、ドキュメンタリー的記述から浮かび上がるそれぞれのエピソードが興味深い。

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    2013年10月06日
  • 異聞 太平洋戦記

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     太平洋戦争にまつわる謎を独自の切り口で検証したノンフィクション。どこまで信用できるかは個人の判断。ただ想像としては面白かった。一番印象に残るのは、山本五十六がアメリカへ亡命するつもりだったということ。ホントならおもしろい。

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    2013年08月19日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    ネタバレ

     前半の下山事件の詳細は、分かりやすく参考になりました。小説のように読めました。
     これまでも多くのひとが検証しきて、様々な説を唱えており、年数もたっていいることから新説を導き出すのは難しかったのでしょう。だんだん話が広がってきて、最後の方ではユダヤ資本まで登場した時には、少しくらっときました。

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    2013年02月18日
  • 渇いた夏 私立探偵 神山健介

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    柴田哲孝の「早春の化石」を読んで、私立探偵神山健介の生い立ちを知りたくなり本書を読んだ。
    生い立ちはわかったが「早春の化石」程の爽快感ではなく、ちょとドロドロした気持ちになった。

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    2012年10月15日
  • 早春の化石 私立探偵 神山健介

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    9月-5。3.5点。
    東北探偵神山シリーズ。
    双子の姉が行方不明になった、モデルが依頼人。
    ストーカー被害から、殺害された模様。犯人も行方不明。
    曾祖父時代からの、因縁の一族模様が背後に。
    あっという間に読める。ハードボイルド。
    ラストはすっごい偶然の重なり。まあまあ。
    シリーズ次作に期待。

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    2012年09月19日
  • 下山事件 最後の証言 完全版

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    怖い、とても怖い。

    柴田哲孝の筆にかかるとまるでピカレスク小説のようでもあるけれど、これは終戦後の日本で本当に起きた事件。

    幽霊や超自然現象より、生きてるニンゲンのやることのほうが余程怖い。

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    2012年08月20日
  • 渇いた夏 私立探偵 神山健介

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    6月-6。3.0点。
    福島県白河市が、伯父の家。東京の私立探偵が、
    伯父の死をきっかけに、白河へ移住。
    幼馴染が犯罪の容疑者。妹を幼馴染に殺された、姉が最初の依頼人。
    捜査を進めるうちに、襲われたり、幼馴染の妹に出会ったり。
    まあまあ面白い。途中からなんとなく、結末がわかるかな。
    シリーズもの。次作も楽しみだ。

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    2012年06月18日
  • GEQ 大地震

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    9・11同時多発テロは元々が人為的なテロだが、世界各地で起きた天災までも見事なまでに陰謀説としてまとめ上げた作品。しかもかなりしっかりとした策略論が背景にあり、「ひょっとしたらホントにこんなコトが…」と納得させられ、ノンフィクション作品と言われても信じてしまいそうな内容だった。まぁ、こじつけと言えばそれまでかもしれないけど、ここまで信憑性のある内容だと、実際に利益を得たとされる人たちに対してついつい穿った見方をしてしまいそうだ。。。

    若干、突拍子がないとは言えないもののホントに陰謀説が良くできていて、どの事例を見ても実際の社会背景と照らし合わせた整合性が計られている。
    確かに中国四川大地震と

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    2012年05月17日
  • GEQ 大地震

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    部類としては、トンデモ系に入ってしまいそうな内容。
    ダヴィンチ・コードの様なもの。
    冒頭に「主幹となるエピソードは事実に基づいている」とか
    書いてあるとワクワクする(不謹慎だが…)ので、微妙だなと
    思いつつも読んでしまう…。
    「THE WAR 異聞 太平洋戦記」も読んでるし…。

    帯に堂々と今回の確信が書いてあるので、
    「何の為にやったのか」という事に焦点がうつるのだが、
    それがまあ、結局そういう事なのね、という感じなので
    すくみ上がる程の事はない。

    陰謀系が少しでも好きであれば読んで損はないかと。

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    2012年03月17日
  • 渇いた夏 私立探偵 神山健介

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    ネタバレ

    著者の作品で初めて読んだ本。
    最初は読点の多さが気になったけど全体的に文章は読みやすい。
    かといって平易すぎず程良くところが気に入った。
    ストーリーも割り切ればかなり楽しめる。
    ハードボイルド路線の割に主人公がハード過ぎないところも良かった。
    ちょくちょく出てくる上記路線のイタいところをスルーできる人、気にならない人、またはかっこいい!と思える人にはおすすめ。

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    2012年01月20日
  • 渇いた夏 私立探偵 神山健介

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    今回の主人公もハードボイルド。ただ狙い過ぎな感も否めない。
    最後のデスペラードとか。


    神山健介もかっこいいけど、有賀雄二郎の方が好きかなー

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    2011年02月17日