柴田哲孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
六篇の短編集。
怖い女。この物語に出てくる女達は、普通は、一般的には怖いと思われる存在であろう。狂気じみたキチガイと言っても差し支えない。
が、しかし、この「普通は」「一般的には」ってのが癖もんで。
道を歩けば、電信柱がそこらじゅうに散見されるように、この類のメンヘラはありふれてる。
法の弾劾場に立たぬ限り、一見狂気じみたここで物語れる女性達は日常に溢れている。
メンヘラって言葉が流布されるようになってから、相当イカれてても、ある種の許容というか麻痺が生まれてるな。
いや、これらを普通だと感じてしまう自分が感覚ズレを起こしてるのか...
短編の中での一番ごとに緩急をつける手腕は、さすが柴 -
Posted by ブクログ
ネタバレ戦後の動乱冷めやらぬ時期、「松川事件」「三鷹事件」と共に国鉄の3大事件と呼ばれる謎多き事件。いつかは読みたいと思い続けていた「下山事件」のノンフィクション。
昭和24年7月、GHQの占領下にあった日本で、国鉄総裁だった下山定則が轢死体で発見された「下山事件」。自殺説、GHQ、CIAの陰謀説、大量馘首に端を発した労働組合による殺人、ソ連による暗殺説など様々な説が取りざたされながら、今も真相は闇の中に沈み、関係者もほとんどが鬼籍に入っている。
筆者は、事件にかかわったかもしれない男の孫として、貴重な親族の証言を得ながら、これまでのジャーナリストとは違った切り口で事件を検証していく。
一人の男が -
Posted by ブクログ
事件関係者が親族にいるというだけで、この手の本を書くのには反則気味ですね。(^^;
何があったか程度に事件を知っている身にしては、隠されていた真相が明らかになってゆくくだりも、「そんなことがあったんだぁ」ぐらいの感想で、内容の貴重さを感じられなかったのが残念です。(^^;
ちょっと、もったいぶったような部分とか、インタビュー時の状況を示した部分など、主題からちょっとだけずれている文章が、事実を系統立って把握するのを妨げている気がするのが、残念です。
まぁ、なんてぇか、「下山事件」(森達也)も持っている身としては、こっちを先に読んでおいて良かったなぁと思った事です。
インタビュアなんて、結構自分