あらすじ
国際港湾都市、新潟。外国埠頭で日本人の若い女性が惨殺された。犯人の男は、いまだ逃走を続けている。余命わずかの被害者の父は「真犯人は別にいる…」と。背後に蠢くロシア人の影、不可解な警察の動き、そして謎の美女・マリア…。愛と壮絶な暴力が交錯する、衝撃のミステリー。
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Posted by ブクログ
神山健介シリーズ中、最もハードなボイルド(^ ^;
これまでもかなり危ないことに首を突っ込んでいたが、
今回はもうシャレにならないレベル(^ ^;
「戦闘シーン」は、かなりど派手で
神山氏自身も今作ではある一線を越える。
ネタ自体もかなりヤバイネタではあるし。
惜しむらくは、人物像がやや薄っぺらい印象。
悪人はただ悪人で、善意の協力者はひたすら善で...
ちょっと安いテレビの2時間サスペンスみたい(^ ^;
悪人にも悪人なりの「抱えてる事情」があったりとか、
そんな描写があると深みもリアリティも増すのでは...
あと、薫の息子の彼女が妊娠したというくだり、
果たして必要あったのだろうか...
シリーズものだけに、次作への架け橋かも知れぬが、
今作だけ取り上げるとまったく不要な気が(^ ^;
...ということで、★は4つ止まりでし(^ ^;