【感想・ネタバレ】渇いた夏 私立探偵 神山健介のレビュー

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Posted by ブクログ 2010年10月30日

<二〇年前の夏、そして再びの惨劇・・・/伯父の死の真相を追う私立探偵・神山健介がたどり着く、「暴いてはならない」過去の亡霊!>

死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女……。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相...続きを読むを探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも二〇年前に端を発した一連の事件へと繋がっていた!? 焦熱の太陽が暴く、人間の愛と狂気!

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Posted by ブクログ 2018年05月26日

コクのあるハードボイルド探偵小説。

伯父の遺産相続を契機に少年時代を過ごした福島の西郷村へ20年ぶりに戻った神山。東京での興信所勤めに限界を感じていた彼は、このまま定住し、残りの人生は田舎でスローライフを満喫しようと考えていたその矢先、伯父の死に不審な点を見いだしその真相を探り始める。
骨太で重厚...続きを読むなストーリー展開に、一気通貫で読み通すことができた。
作中、お酒を飲む描写が多く、読み終わったらウィスキーを飲みたくなった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月14日

評価は4.

内容(BOOKデーターベース)
死の直前、伯父が遺したものは何を語るのか。亡き母の妖艶な写真、殺人事件の調査記録、古い鍵、そして謎の女…。福島県西郷村の家を相続した私立探偵・神山健介は、伯父の死の真相を探る。母とともに少年時代を過ごした懐かしい地。だが、その美しい思い出すらも二〇年前に...続きを読む端を発した一連の事件へと繋がっていた!?焦熱の太陽が暴く、人間の愛と狂気。

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Posted by ブクログ 2013年05月12日

いつものように未確認生物がらみの事件かと思っていたら、正統派の事件ものだった。海野碧氏の作品に似てるかな。
主人公がやけに女性にもてるところがチープな印象を出しているけど、中弛みのない展開で一気に最後まで読めました。

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Posted by ブクログ 2012年08月30日

私立探偵 神山 健介シリーズ第一作。
柴田節炸裂の「今どき」ハードボイルド。

銃をぶっぱなしたり、
大がかりな悪の組織と闘ったりという
「荒唐無稽」な話ではない。

酔っぱらったところを襲われれば骨折もするし、
車で飲みに行った帰りは代行を呼んだりと、
細かいリアリティが感情移入を手助けする。

...続きを読むが、あくまでハードボイルドである。
主人公は女にもて、ボクシングの経験があり
ジムで体を鍛え、車の運転も玄人はだしと、
男の子があこがれる「格好いい男像」は
きっちりと押さえている。

伏線の張り方も巧みだし、ミスリードも自然。
最後のどんでん返しは、若干予定調和っぽいか。

でも何より「平和なシーン」の描き方がうまいので
緊張感のある場面とのコントラストが強くてよい(^ ^
こういうのを「リーダビリティが高い」と言うんだろう。

一気読みしたくなる一冊です(^ ^

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Posted by ブクログ 2010年10月11日

KAPPAで気に入った柴田氏の作品が文庫になって並んでいたので買いました。
すっきりしない結末でしたが、ぐいぐい読まされました。
神山シリーズになって、次作もすでにでているようなので楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年05月01日

タフガイ探偵が自らの出生にも関わる、伯父の死の謎に挑むハードボイルド。多分一般的な語感ではこうした話がいちばんハードボイルドらしいのだと思う。あんまりリアルなお話ではなく、主人公の暴力を警察がスルーしてくれたりする。この方がカタルシスはあるんだけども。筋立ての方はかなり複雑。ハードボイルドは一見複雑...続きを読むそうに見えても、脇筋が幾つも絡んでいるだけで、メインのプロットだけを取り出すとシンプルなことが多いが、本作はホントに複雑。
 

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Posted by ブクログ 2018年02月01日



福島県のとある村。
冒頭から、読ませる凄惨な場面。
幼女への近親相姦。
蝉の音が嵐のように響く山の中。
20年の時を経て、主人公が生れ故郷へ帰る。
叔父の死の真相を掴むべく。

柴田氏にしては、じっくりとどっしりしたミステリ。教科書的な王道。これは良い。
衝撃的な結末。
愛も行き過ぎると狂気にな...続きを読むるという陳腐になりがちなテーマだが、どこか爽やかさすら感じさせるのだから素晴らしい。

柴田氏の探偵ものは必ず、小料理屋の女将が登場するのだが、ありゃ良い具合だね。

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Posted by ブクログ 2012年10月15日

柴田哲孝の「早春の化石」を読んで、私立探偵神山健介の生い立ちを知りたくなり本書を読んだ。
生い立ちはわかったが「早春の化石」程の爽快感ではなく、ちょとドロドロした気持ちになった。

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Posted by ブクログ 2012年06月18日

6月-6。3.0点。
福島県白河市が、伯父の家。東京の私立探偵が、
伯父の死をきっかけに、白河へ移住。
幼馴染が犯罪の容疑者。妹を幼馴染に殺された、姉が最初の依頼人。
捜査を進めるうちに、襲われたり、幼馴染の妹に出会ったり。
まあまあ面白い。途中からなんとなく、結末がわかるかな。
シリーズもの。次作...続きを読むも楽しみだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月20日

著者の作品で初めて読んだ本。
最初は読点の多さが気になったけど全体的に文章は読みやすい。
かといって平易すぎず程良くところが気に入った。
ストーリーも割り切ればかなり楽しめる。
ハードボイルド路線の割に主人公がハード過ぎないところも良かった。
ちょくちょく出てくる上記路線のイタいところをスルーできる...続きを読む人、気にならない人、またはかっこいい!と思える人にはおすすめ。

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Posted by ブクログ 2011年02月17日

今回の主人公もハードボイルド。ただ狙い過ぎな感も否めない。
最後のデスペラードとか。


神山健介もかっこいいけど、有賀雄二郎の方が好きかなー

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