感情タグBEST3
小説を書きたい人に
読者にも、先が予測できるような書き方をしているのに、最後まで読ませてしまうのは作者の文章が上手いからです。ありそうな話しでも文章次第なのだというお手本なので「自分も書いてみたい」と思っている人にはとてもいい参考書になります。
Posted by ブクログ
UMAシリーズとかのイメージで読むと、
かなりテイストが違う。
タイトル通り、女性の「色んな種類の怖さ」
に焦点を当てた短編集。
ミステリ色の強いもの、サイコホラーっぽいもの、
現実にあった事件にお題を取ったものなど、
一作ごとにテイストが違って、お得感あり(^ ^
ただ惜しむらくは、全体的にテイストが古い(^ ^;
登場人物がみんな「昭和の女性」って感じで(^ ^;
「意外性」や「どんでん返し」も、どこかで見たような
感じのものが多くて...正直、先が読める(^ ^;
もちろん、全部が全部そうではない。
「これかあれだろうな」と思って読んでたら、
イキナリ最後の一行で「そう来たか」という作品も(^ ^
いま読み返すと、文句ばかり書いてるようですが(^ ^;
もちろんつまらないわけではないっす(^ ^;
若い衆向けではないが、おっさんには楽しめました(^ ^
Posted by ブクログ
柴田哲孝 著「怖い女の話」、2019.6発行。あなたがほしい、長い手紙、最後の恋人、さがしもの、婚活の行方、壊れたおもちゃ の6話が収録されています。「最後の恋人」、これは怖かったです。男性にとってここに出てくる女性はたまらなく怖くて、そして決して逃げられない! 「長い手紙」と「さがしもの」もゾクッとします。
Posted by ブクログ
六篇の短編集。
怖い女。この物語に出てくる女達は、普通は、一般的には怖いと思われる存在であろう。狂気じみたキチガイと言っても差し支えない。
が、しかし、この「普通は」「一般的には」ってのが癖もんで。
道を歩けば、電信柱がそこらじゅうに散見されるように、この類のメンヘラはありふれてる。
法の弾劾場に立たぬ限り、一見狂気じみたここで物語れる女性達は日常に溢れている。
メンヘラって言葉が流布されるようになってから、相当イカれてても、ある種の許容というか麻痺が生まれてるな。
いや、これらを普通だと感じてしまう自分が感覚ズレを起こしてるのか...
短編の中での一番ごとに緩急をつける手腕は、さすが柴田氏。ではあるが、タイトル程の恐怖は覚えず。
やはり、個人的には柴田氏は長編の方が好みだな。