成田龍一のレビュー一覧

  • 近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去

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    個人的に教科書は誰のどういう学説に基づいて書かれてるのかに興味があったのでちょうど読みたかった本でした。12年前ですが!

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    2024年10月13日
  • 増補 「戦争経験」の戦後史 語られた体験/証言/記憶

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    ネタバレ

    小説や映画について多く言及しているので、メディア論あるいはメディア史としても利用できるであろう。それはメディア考古学に通じるし、さらに日本でのメディア考古学に資料にもなる。
     学生がこの本を読むことで、日本が行った戦争がどのようなものであったか、についてよくわかるであろう。
    あるいは、戦争について書かれた書籍を読む前後で、この本を読むことで、その本についての理解がより深まると思われる。
     二度読んでしまった。
     他書での推薦本である。

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    2023年11月30日
  • 世界史の考え方

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    読書会の図書として読んだけど、とんでもなく深い内容だった。
    これを高校生が勉強するのだとしたら、素晴らしいことだと思う。
    シリーズ2冊目も楽しみ。

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    2023年02月04日
  • 歴史像を伝える 「歴史叙述」と「歴史実践」

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    歴史について、歴史叙述というものについて考えさせられる、歴史というものの見方が変わる一冊でした。「むすびにかえて」は個人的に必読。

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    2022年10月23日
  • 世界史の考え方

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    2022年から高校で「歴史総合」という新しい科目の授業は始まることを受けて、歴史家の先生方の議論をまとめたユニークな著書だ.課題図書に相当する本を選択して、それをベースに議論を進めるという形だが、文系の方々には違和感のないものらしいが、専門分野が違う先生方が盛り上がる議論を展開させていることに驚いた.日本史と世界史を分けないで総合的に学んでいく方法は面白いと感じた.包括的な捉え方でなく、個人ベースの事実を基にした歴史の構築を目指しているのだと理解した.気になったキーワードは、複合革命論、鉱物依存型経済、門衛国家、りドレス運動、無限定性、植民地責任、アフラシア.

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    2022年09月12日
  • 歴史像を伝える 「歴史叙述」と「歴史実践」

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    高校で「歴史総合」という科目が登場するということだ。その「歴史総合」なるモノを念頭に、「考える材料」というような内容のシリーズが出ているようで、本書はその一冊であるのだということだ。「高校の科目」というようなことになると、自身で直接に関与していたのは「余りにも昔」で最近の様子は余り判らない。それはそれとして、「歴史総合」という科目は本当に「これから」という代物であるようだ。
    歴史上の様々な事実が示され「それを如何思う?」ということに関しては、そういう問いを投げかけられた人の数だけ回答案が在るように思うのだが、とりあえずそういうことを「科目」にして行くのが「歴史総合」というモノであるらしい。が、

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    2022年07月11日
  • 世界史の考え方

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    2022年4月から高校新科目「歴史総合」が始まる。これを契機に歴史の捉え方を歴史叙述を通して前近代から現代まで深めていくという試み。私が高校性の時は世界史・日本史と区分されていて、しかも古代から現代までを通時的に、個々のイベントを単に暗記していくという授業しかなく、一方そのころ日本or世界では?という俯瞰したものはとか複合的な視点で読み解くなんてものはなかったな。さらにいうと、近代以降ってそんな重点置かれていなかった気がする。

    通俗的に持っている印象とは異なる視点を提供してくれている、多面的な視点で過去から現代、未来を歴史学を通して想像する、そういった力が必要なのだな。
    フランス革命や世界大

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    2022年06月18日
  • 世界史の考え方

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    日本史と世界史を共に学ぶ歴史総合を考える上で重要な一冊。世界史の中の日本というものを考えるうえで概念などが分かりやすく書かれている。世界史をほぼ学ばなかったわたしにも理解ができる内容。ある意味、これをもとに授業を展開することや、副読本として生徒に購入させるというスタイルをとっても良さそうな内容。

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    2022年05月07日
  • 戦後史入門

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    なぜ歴史は歴史と言われるのか、その年代項目は重要とされているのか、そう考えるきっかけになる良書だと思った。

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    2021年07月18日
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー

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    日露戦役後、坂を登りきった日本の25年を内に立憲主義、外に帝国主義のコントラストで描く。世界的には第一次大戦の規模からもわかるようにグローバル化の深化がある時代である。本書では国内的に大衆社会化が進展する様子を様々な切り口で解説する。(ただ、民俗学の常民のくだりだけは本書から浮いているように見える)
    原敬日記「将来、民主主義の勃興は実に恐るべし、是れ余も官僚も同様に心配する所なるが、只官僚は此潮流を遮断せんと欲し、余らは之を激盛せしめずして相当に流通して大害を起こさざらん事を欲するの差あり」とある。1905日比谷事件、1918米騒動、1923関東大震災の虐殺と、もはや逆行することのできない大衆

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    2017年09月12日
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー

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    岩波新書日本近現代史シリーズの第四巻。
    各章ごとの参考文献や略年表もついていて詳しい。
    教科書で知ってる大正デモクラシーだけど、もちろん教科書には載らないことが詳しくて、ずいぶん面白い。

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    2014年06月20日
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー

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    言論の自由がある程度あったにも関わらず、帝国主義を乗り越えるような言は皆無だった。支配者からの側の変革がいかに難しいか。植民地の問題を通して、国家という単位は限定づきながら、重要であることを苦くも受け入れざるを得ない。

    植民地での参政権獲得(同化)と議会設立(自主)のジレンマからも、対等な国家成立が論理的には導かれる。

    普選が導入された後、無産政党が議席を思ったほど伸ばしていないことに、多少の失望とともに、もう少し分析を加えたくなった。

    治安維持法には様々な批判、反対意見が寄せられていたんですね。

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    2014年03月30日
  • 近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去

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    近現代の「日本」をどう捉まえるか、ということは時代や思想的立ち位置などによっても変わるだろうが、戦後の歴史学会の基本的な潮流をおさえた好著だと言える。
    巻末にあげられている参考文献の数々は、とりもなおさず、これから近現代日本史を学ぼうとする人の基礎基本的な書籍のリファレンスとなっている。

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    2012年03月12日
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー

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    ネタバレ

    第二次世界大戦後の、経済的な拡張主義に対して、
    本書の当時は、政治的にも拡張主義だった。

    2つの時代を比較して理解するうえで、
    本シリーズは貴重な情報提供源だ。

    新書という軽い形をとっているので、
    日本史嫌いの自分でも読む気になった。

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    2012年08月22日
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー

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    ネタバレ

     大正デモクラシーといえば吉野作造だが、主に彼に焦点を当てながら大正期の日本の動きを描く本。読んでいく中最も気になるのは、やはり民衆の動きではなかろうか。普段学ぶ(中・高でとでも思っていただければ)歴史というのは、為政者が何をしたのか、それが他「国」にどう影響を与えたのか、それによりある国のどのような政治勢力が動いたのか、というような大きな枠組みから語られる事が多い。しかし、この本は臣民の動きに力が入っているように思え、非常に斬新だった。また読み直したい。。

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    2011年06月01日
  • 世界史の考え方

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    歴史総合を教えるにあたって、教員としての素養を身に付けるための入門書、第一弾。

    対話形式なので、読みやすい。

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    2023年10月06日
  • 世界史の考え方

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    非常に内容の濃い本だと思った。ただ、序盤が少し読みにくいかもしれない。
    歴史総合を教える立場なら、この本を読んでから授業するのと、読まないで授業するのとでは意識や視点の面で大違いだと思われる。
    近年の歴史研究の動向がよく分かった。

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    2023年09月21日
  • ドリトライ 1

    無料版購入済み

    面白かったです!

    #癒やされる #切ない #泣ける

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    2023年09月05日
  • 世界史の考え方

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    面白かった。シリーズらしいので他のも読もうと思う。アジア太平洋戦争を民族ではなく人種の問題だと語ったあたりがこういう考えもあるのかと思った。

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    2023年06月02日
  • イミダス 現代の視点2021

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    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

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    2023年04月29日