あらすじ
「戦後」を学ぶには、まずこの一冊から!占領、55年体制、高度経済成長、バブル、沖縄や在日コリアンから見た戦後、そして今――これだけは知っておきたい重要ポイントがわかる新しい歴史入門。
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Posted by ブクログ
ただ学校で習ってきた”歴史”だったけど、私たちは聖徳太子が居る前提で習った。
だが今聖徳太子はいなかったなど私たちが学んだ事とは違う歴史を現代の子は習っている。
どういう事なのか理解できなかった。
だが、この本を読んで日本史は一つではないことがわかる。
その人その人の視点で歴史が変わる。
聖徳太子が居ないと言われ始めたのもそういう事かと思った。
戦後にはとても興味があったが、時代の渦にいた登場人物もたくさん出てきてその度にその時の作品も紹介していて分かりやすく作品も興味が湧く。
中田敦彦が歴史を語るのは難しいとYouTubeで言っていたが確かに年表での出来事だけが歴史ではないため難しいなと感じた。
あとそれぞれの歴史家で語る内容も目線も違うからそりゃ難しいよなと。
改めて感じ方を見直せる作品だった。
Posted by ブクログ
大学の学部を選ぶ際に読むべしと息子に紹介された本を親が読む。「歴史とは何か」「歴史は記憶をまとめたもの、まとめ方、まとめた時代によって視点が変わる」「歴史の幅」など当たり前だけど分かり易く丁寧に描かれていて日常的な人間関係にも活用できる考え方。冷戦が終わった1989年。湾岸戦争が1991年から。冷戦終わってすかさず中東問題が浮き出てくる歴史の動きを実感して震える
Posted by ブクログ
若い読者に向けて、戦後の日本の歩みを語りかけた本です。とくに歴史のさまざまな見方があることを、ていねいに解説していることが印象的です。
沖縄や女性、在日コリアンなどの視点によって、一枚岩のように見なされている戦後史が、じつは一定の解釈の視点にもとづいて構築されたものであることを読者に気づかせるような工夫がなされています。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』にえがかれた「古き良き時代」の裏で起こっていた事実に目を向けることで相対化を試みるなど、興味深い切り口から歴史について学ぶことの意義を考えさせる入門書だと思います。