白身魚のレビュー一覧
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本当に、本当に、本当に―
読んでて考えさせられる事もあって好きなシリーズでした。「未来へ」のごっさんと伊織の会話、忘れません!
ラストを飾るにふさわしい短編集に言葉はいらない。ただ最後を締めるなら藤島さんじゃないけどこの台詞で。
「みんなそれぞれ、オンリーワンの幸せを掴んでね」Posted by ブクログ -
ふうぜんかずらとそれに起因するさまざまな出来事を乗り越えた彼らの、何てことはない高校生活の最後の煌きが詰まった一冊でした。
僕は小説を読む時、極端に登場人物に感情移入することはあまりしないし、好きではないのですが、彼らの生き方、感情はとても人間的で、だからこそ作品、ひいては登場人物たちに惹かれてい...続きを読むPosted by ブクログ -
「ココロコネクト」見事完結!
途中だれたところもあるけれど、最後まで読めてよかったという作品です。
特に今作の「新入生よ、大志を抱け」と「未来へ」は個人的にはヒットで、ドタバタや超常現象に頼らなくてもしっかり読ませる力のある作者だなと再確認。
次は単巻でシリアスな青春ものとか書いてくれないかな。
庵...続きを読むPosted by ブクログ -
4つの短編集。そしてココロコネクトシリーズの最後。
ふうせんかずの起こす現象も終わって、
どう過ごしていったのか、どんな道を歩んでいくのかということがわかる話。
最後の「未来へ」では永瀬の想いっていうのが伝わってきてラストにふさわしいものだったと思う。
少し思うところがあるならば5人で締めてほしか...続きを読むPosted by ブクログ -
高二の二学期。
1年に仕掛けた ふうせんかずら のあと、何事も起こらず平和な部室にて。
進路希望を決める用紙で太一だけが未だ白紙状態。
そんな中で出てきた ふうせんかずら 。
彼曰く『これで最後です』と。
学校全体の人の夢を見る事が出来る『ボーナスステージ』と言うが。
姫子と青木は何もしない派。...続きを読むPosted by ブクログ -
二年に進級し、後輩も 一応 紫乃と千尋、二人出来…
だけど、クラス替えで姫子と太一は別れてしまった。
姫子は青木と同クラスだが、他は皆一緒。
文句タラタラな姫子が可愛過ぎ。
体育祭前に事件はあった。
今回の ふうせんかずら は新入生を対象にした。
ペンタゴンをかき乱せと。
次々に標的にされるペン...続きを読むPosted by ブクログ -
短編集です。
途中経過と、時系列がちょっとばらついております。
ちょっとお休み的なカンジで。
4本のお話から成っております。
スクープ写真の正しい使い方
文化祭の出し物として文研部がバラまき作戦を決行する。
山星高校のミスコンに伊織が参加して見事に優勝。
それを合図に屋上から煙花火で注目さ...続きを読むPosted by ブクログ -
冒頭は初詣、唯、伊織、青木の三人同時に時間退行を引き連れて。
太一と姫子で悪戦苦闘から始まる。
ふうせんかずら 2番目 が太一の前に現れる。
そして『時間退行現象』が始まる・・・
12時〜17時の時間限定。
しかし条件があり、太一以外という。
太一が秘密を漏らしたら、ずっとと。もっと大変と。
1...続きを読むPosted by ブクログ -
どんどん成長していく5人。
前回の人格入れ替わりではなく、今回は『欲望解放』。
これって、凄く怖い。
だって、思った事を、願った事を無意識状態で暴走させるのだから。
傷ついて、痛みを知って、皆の共有したい場所を再確認させられて。
稲葉姫子は八重樫太一に恋をした。
誰にも頼らず、我を張って、一人強...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ本編完結。
元々説教臭いところのあるシリーズだが、今回はこれまでに輪をかけて説教臭い。
あと青臭い。
もちろん面白かったので良いのだけど、いつも通りの熱血マッチョ力で解決みたいなテンションには、結局最後まで馴染みきれなかった。
蝿の王的舞台が用意されていて、結構期待したものの、ベースが俺...続きを読むPosted by ブクログ -
これまでと比べると事件の規模が圧倒的に大きく、状況も違い、敵だった人間(?)が味方っぽくなるなど、最終話らしい環境装置が用意されている。
読み応えはあったけど、これまでのシリーズ作品と比べるとちょっと牽引力が弱かったかも。自分のテンションの問題かもしれないけど。Posted by ブクログ -
個人的にはヒト〜ミチランダムで燃え尽きて、それ以降は何となく惰性で読んでしまった感はあるけどココロコは間違いなく心のバイブル、いや人生のバイブル!
次回作は気軽に読める話(短編集はそういう話なのかな?)というのも見たいですね。
いろいろあったけど何はともあれお疲れ様でした!Posted by ブクログ -
ココロコネクト10作目、完結編。
全ての人間に現象が起きている『孤立空間』。
終わらせる条件は「皆が一つになること」
『強制終了』を避け、皆で脱出するため動く文研部。しかし、次第に限界を迎える生徒達。
生徒会長、香取により『強制終了』を脱出の手段として提示され、友人同士で互いに傷つけあう生徒達。...続きを読むPosted by ブクログ -
ココロコネクトシリーズ9作目。最終章上巻。
<ふうせんかずら>が終わりを告げた修学旅行(『ユメランダム』)から4ヶ月。
今回の現象は基本的に文研部以外で起きる。『人格入れ替わり』と『欲望解放』部外者だからこそ、迂闊に手を出せず、もどかしさを抱えながらそれでも助けようともがく文研部メンバー。
また...続きを読むPosted by ブクログ -
最終巻はまさに筆者が表現したかったものをあるがままに書いた、そんな印象を持ちます。
確かに文章だけで言えば至らない部分もありますが、こんなに直球な作品も最近ではあまりないのではないでしょうか。
好みは分かれると思いますが、この作品は細かい部分まで世界への想いに溢れています。最後の太一の独白はまさ...続きを読むPosted by ブクログ -
ペンタゴンコメディ~山星高校文化研究部の一年生五人,自己犠牲が好きな八重樫太一,めまぐるしく代わる父親に本当の自分を見失ってしまった永瀬伊織,他人を信用できない稲葉姫子,男性恐怖症の空手少女である桐山唯,ちゃら男の青木義文は,前触れもなく人格が入れ替わる現象に戸惑う。部室で善後策を話し合うが,顧問の...続きを読むPosted by ブクログ
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今回はすべての「最後」へ向けて後編
最後のエピソードらしく壮大で大掛かりな現象が起きてどういう風に締めくくるか気になっていた前編。
この巻はそのまとめといったところ。
面白かったんですけど、やっぱりちょっと壮大すぎたのと最後はこうなるだろうなと思ったところに着地していい意味での読者を裏切れなかった...続きを読むPosted by ブクログ -
ココロコ最終巻です。
まさに自分が上巻の感想で書いてたことをひしひしと感じる
最終巻で、感無量!は感無量なのですが…
うーん、ひとつ納得いかん!
やっぱり、伊織たんが少し置き去りになってる気がします。
結構物語内で1番ひどい目にあっていた気がする子だと
思うんですが、色々な意味で彼女がちょっと置い...続きを読むPosted by ブクログ